
品川区大井で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコンと
ダイキンルームエアコンの各1台です。
エアコンクリーニング仕事納め
(訪問日:2020年12月26日)
本日は、品川区大井でエアコンクリーニングしてきました。お掃除機能付きエアコン・スタンダードエアコン各1台の他に、レンジフードクリーニングも一緒に依頼いただいたので、今日はお昼休憩を挟んだ1日仕事。「昨年に別業者に掃除を依頼しましたが、カビの臭いがとれず貴社にご依頼させていただくものです」とのメッセージもいただいています。了解いたしました。今日で2020年は仕事納め。今年の汚れは今年のうちに・・・昨年他の業者で取れなかったエアコン臭だって、当店の徹底洗浄で解消させてみせましょう。
レンジフードもあるため、今日は道具類がとっても多いですね。車から道具類を降ろしたら台車にセット。最寄りのコインパーキングに車を停めてから、お客様宅に訪問です。隣の商業施設の駐車場が空いていたので、移動が楽で助かりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-R28H-W|2018年製他
まずはエアコンのチェックです。寝室設置のお掃除機能付きエアコンが、特に臭いが気になるとのこと。エアコン2台・レンジフードの順でクリーニングして、お昼休憩のタイミングは作業の捗り具合で考えましょう。
▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS-R28H-W

まずは寝室のエアコンから。2018年製のエアコンなので使用期間は約2〜3年ですよね。まだまだ新しいエアコンです。臭いの原因は「昨年の洗浄不足」だけなのでしょうか? 何となく違和感を感じたため、室外機周りもチェックしてみました。
エアコン悪臭の原因は、室内機にないことも考えられます。お部屋内と室外の気圧差によっては、ドレンホースから室外の臭いを吸い込むことも。ドレンホース周りが汚れていると、その臭いが原因でエアコンが悪臭を放つこともあるのです。
▼分解した逆流防止弁

ただ室外は全く問題なし。ご覧のように簡易的な逆流防止弁まで設置されていました。エアコン洗浄中の詰まり防止のため、逆流防止弁は分解したままで洗浄することに・・・。エアコン上部に汚れが溜まっていると、詰まりが原因でドレンパンからの洗浄水の流れが悪くなりますからね。それではエアコンを分解していきましょう。
▼エアコンクリーニングの形跡

エアコンカバーを外すと、左画像のように内側のシールは剥がれかけていました。これはカバーを外して洗浄した証ですね。私も一人作業のときはやってしまいます。洗剤の浸け置き時間が長いと、紙のシールはすぐこんな感じになってしまうのですよね。昨年の業者は一人訪問だったのでしょう。
そして右側の画像をご覧ください。基板カバーのネジが外されたままでした。う〜ん、ありがちなミスですよね。しかし基盤カバーを外したということは、お掃除ユニットは分解しているはず。きっとエアコン上部も洗浄しているのでしょう。「室外には臭いの原因はなかった」し、エアコンの臭いが取れなかった原因は何だろうか・・・と考えていると・・・。
▼お掃除ユニットの分解

こちらが今日の最難関テーマです。天井とエアコンとの隙間が狭いため、お掃除ユニットがなかなか抜けませんでした。何度も何度も角度を変えながらアプローチ。右端から、左端から、上から、中から、大小様々なケレンを活用しながら、10分以上かけて何とか分解は完了。作業途中では、何度も諦めの気持ちが湧いてきました。昨年の業者はきっと「お掃除ユニットの分解を諦めた」のではないでしょうか。簡易清掃では取れない臭いもありますからね。
分解したお掃除ユニットは汚れていませんでしたので、ホコリ払いのみ。昨年の業者である「おそうじ本舗」大井近隣店さんは、潔くエアコン上部を洗浄していないのでしょう。逆に助かりました。中途半端に隙間から洗浄などされてしまうと、お掃除ユニットの裏側はカビだらけになったりしますので・・・。
▼洗剤噴霧|カビ取り洗剤・メイン洗剤

本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様。エアコンの使用期間や汚れ具合を考慮すれば、この配合でも十分に対応可能です。昨年のエアコンクリーニングで臭いが残ってしまったのは、単純に「おそうじ本舗」がエアコン上部は洗浄していないから。寝室のエアコンは生活臭(体臭など)を吸い込みがちなため、吹き出し口だけの洗浄では意味がありません。熱交換器のアルミフィンもしっかりと洗浄しないと取れない臭いもあるのです。
▼洗剤噴霧後の汚水

洗剤噴霧後の汚れはこの程度。吹き出し口や「クロスフローファン」はキレイでしたので、ほとんど洗剤の色ですかね。
▼;エアコン全景|洗浄前・後

上記の画像をご覧ください。熱交換器アルミフィンの色の違いが判りますかね? 若干茶褐色が取れているのですが・・・。たっぷりのメイン洗剤をエアコン内部の隅々まで噴霧、丁寧に時間をかけて何度も何度も重ね噴き、洗剤成分が浸透・作用してきたら、高圧洗浄機で大量の洗浄水(お湯)をエアコン内部に噴射して、バシャバシャと丸洗い洗浄。昨年「おそうじ本舗」大井近隣店さんが残した臭いも、しっかりと解消済みですよ。
▼吹き出し口|洗浄前・後

洗浄前後の吹き出し口の違いは、ほとんどありませんね。ただ1点問題はあります。右側の画像(洗浄後)をご覧ください。吹き出し口上部のフェルト部の色が変色してしまいました。申し訳ありませんが、これはよく起こりがちな現象でもあります。当店では、エアコンを徹底洗浄するために「カビ取り洗剤」も大量に使用。メイン洗剤にだって「次亜塩素酸ナトリウム」が配合されています。黒や濃い色のフェルト部は、このように漂白・脱色されてしまうこともありますので予めご了承ください。
▼洗浄後の汚水(1台目)

洗浄後の室内に残った汚水はこんな感じ。これだけ見たら汚れていない・臭いも取れていないような気がしますよね。でも安心してください。エアコン上部をメインに洗浄していますので、室外にはこの5倍以上の洗浄水が排水されています。もうこのエアコンには臭いは残っていませんよ。
▼基板カバー

上記の画像は「基板カバー」です。白くなっているのはシール跡。これも洗ったということですね。丁寧?といえばいいのでしょうか? こんな箇所、洗浄したってエアコンの臭いは取れないのですが・・・。そんな暇があるのなら、お客様に一言「お掃除ユニットが分解できなかった」と報告するべきですよね。
▼洗浄後の汚水(2台目)

上記の画像は、2台目のリビングエアコンの汚水です。使用頻度が高いため、寝室のエアコンと比較すれば汚れていましたね。ただこちらのエアコンの方が臭いは気にならなかったそうです。このように、エアコン洗浄後の汚水の色や量とエアコンの臭いの除去率が比例することはありません。目に見えない箇所や室内に残らない汚水が、エアコンの洗浄には大切だったりします。目に見えるものばかりに惑わされないように注意しましょうね。
この後にお昼休憩(1時間)してから、レンジフードの洗浄。全ての作業を終えたのは、午後5時を過ぎていました。初めての「レンジフードクリーニング」は、とってもハードな汚れでしたので・・・。それでは、これで年末年始のお休みに。来年もよろしくお願いいたします。
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