
板橋区赤塚で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、シャープルームエアコンと
東芝ルームエアコン各1台です。
黒いゴミが飛ぶエアコン
(訪問日:2020年12月1日)
本日は、板橋区赤塚でエアコンクリーニングをしてきました。昨年引越してきた戸建て住宅にはエアコンが2台設置されてあり、リビングに設置されていたエアコンからは黒いゴミが飛んでくるようになったとのこと。比較的予約の取りやすい「男性スタッフ一人対応日」を指定いただきました。
ご自宅の駐車場に車を停めてから、まずは防水シートを片手にエアコンのチェック。本日のお相手は、2階のリビングと寝室に設置されているエアコン2台です。パーツ洗浄でお借りする浴室は1階にありました。
本日のエアコンクリーニグ想定作業時間は、男性スタッフ一人対応のため4時間位。当店では、複数台のエアコンクリーニング時は高圧洗浄機を水場近くで固定しています。同じ階のキッチン下が有り難いかな・・・と漠然と考えてはいましたが、ご家族の夕飯の準備もあることでしょう。パーツ洗浄中に洗浄水を補充すれば良いだけのこと・・・と考え直し、1階浴室横の洗面下に高圧洗浄機と給水タンクを置いてホースを伸ばすことにしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|シャープルームエアコン|AY-D28DX-W|2014年製/東芝ルームエアコン|RAS-251G(W)|2014年製
まずは問題のリビングに設置されたエアコンから。エアコン下のスペースを確保したら、防水シートを敷いてから幅木にマスカーテープを付けていきます。これで床が濡れることはありませんね。それでは道具類を運び入れましょう。このタイミングでエアコンの動作確認。リモコンをお借りして運転ボタンをポチッと・・・。
エアコンが動き出したら何やら降ってきました・・・。ここで慌てて停止ボタンを・・・。エアコン下のマスカーテープ・防水シートの上には、黒いカスが降り積もっています。いやいや・・・これはヤバイ感じですね。この一瞬でこのゴミの量。どうやら本日のお相手は強敵のようです。
ドレンパンを分解することに
さてさてこのエアコン君、どうやって洗浄していきましょうか?。カバーなどのパーツを外していくと、熱交換器のアルミフィンも真っ黒な状態。う〜ん、キッチン横のエアコンは汚れがつきやすいのでしょうね。それだけが原因ではない雰囲気もありますが・・・。
ここでお客様に「汚れが酷いので、作業時間がかかります」とご報告。意を決して「ドレンパン」を分解することにしました。今日は一人作業日ですが、もうやるしかありませんよね。
▼シャープルームエアコン|AY-D28DX-W

上記の画像が分解途中のエアコン。実はこのエアコン、右側の壁との隙間が2センチもありません。ドレンパンを分解するには基盤からコネクタを外す必要があるため、このように基盤を引っ張り出すことになりました。ふ〜っ、これは洗浄後に元に戻すのにも時間がかかりそうですね。
ただ・・・、こんなに汚れているエアコンです。ドレンパンがついた状態では、洗浄にも時間がかかるはず。きっとこの選択は正しいんだ・・・と、自分に言い聞かせながらも分解を続けていきました。しかし、まだまだ問題が・・・ドレンホースの長さに余裕がなく、カバーも外せないタイプだったので、ドレンパン付け根のネジが外せません。準備不足ではあるのですが、薄型のラチェットドライバーを持ちあわせていないのですよね・・・申し訳ありません。試行錯誤の結果、半ば強引に引き抜くことに成功。ただ組み立て時のネジの取り付けは不可能っぽいです。う〜ん、対策は後で考えることにしましょう。まずは洗浄・洗浄。
▼分解後のエアコン

やっと、黒いゴミやカスを吹き飛ばしていた「クロスフローファン」が剥き出しになりました。あとはエアコンを養生するだけですね。基盤を「徹底養生」してから元の場所にセットし、マスカーテープ・エアコン洗浄カバーを付けたら準備完了。それでは、エアコンを徹底洗浄していきましょう。
▼吹き出し口の洗浄

①は、ファン裏にカビ取り洗剤噴霧中。このタイミングで背面パネルにもカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き洗浄しています。
②は、厨房用アルカリ洗剤噴霧中(1回目)。洗剤噴霧する前に、熱交換器・クロスフローファンは高圧洗浄機で1段階洗浄済みです。表層の降り積もった汚れたちを、洗剤噴霧前に吹き飛ばしておきました。そして、メイン洗剤噴霧前のこの段階で、敢えて「厨房用アルカリ洗剤」の噴霧です。このエアコン君・・・かなり汚れが強烈でしたからね。
③は、厨房用アルカリ洗剤噴霧中(2回目)。本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。その洗剤をたっぷりと何度も重ね噴きした後に、もう一度「厨房用アルカリ洗剤」で浸け置き洗浄。見てください。まだ汚れが浮き出てきました。やっぱりヤバイ汚れですよね。
④は、洗浄後のクロスフローファン。何度も何度も洗浄を繰り返し行っています。ここまで徹底洗浄すれば、ファンを分解した洗浄とも大差ありませんよね。ファンの羽の裏・軸までも、しっかりと殺菌洗浄されています。
▼ドレンパン|洗浄前・中

ドレンパンの汚れも強烈でしたね。カビ取り洗剤で2段階に分けて浸け置き洗浄しておきました。エアコン本体の洗浄に時間がかかってしまったので、お陰様で? という感じではありますが・・・。
▼洗浄後のドレンパン

1段階目の浸け置きでは落ちていなかった発泡スチロールの「黒カビ」も、ここまでキレイに落とせました。ただ汚れやすいドレンパンです。冷房や除湿運転で結露水が溜まり出したら、すぐに汚れてしまうことでしょう。
▼洗浄後のエアコン全景

あんなに汚れていたエアコンも、ここまでキレイになりました。熱交換器のアルミフィンもしっかりと殺菌洗浄されています。ただここまでの道のりは簡単ではありません。とてもとても長い、洗浄作業(すすぎ)だったのです。
▼洗浄後の汚水(Vol.1)

ドレンパンを分解しているので、ドレンホースに流した以外の洗剤・洗浄水(お湯)は、汚水となって室内のバケツに残ります。このエアコンの洗浄には、メイン洗剤を3ℓも使用しました。上記の汚水は1回目の洗浄(20ℓタンク1杯)です。まぁ・・・あの汚れなら致し方ありませんね。タンクを補充するために、もう一度1階浴室に移動しましょう。ただ、エアコンからの汚れの落ち方が微妙な感じです・・・。
▼洗浄後の汚水(Vol.2)

洗浄(すすぎ作業)は、「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」の順で行っています。1回目の洗浄・1杯目のバケツの段階で、「ファン裏」や「クロスフローファン」の汚れは落ちているので、その後の洗浄は「熱交換器のアルミフィン」がメイン。ファンから吹き飛んでしまった汚れを落とす作業となります。
この作業がしっかりとできない「簡易清掃業者」が多いのですよね。当店では「汚れ残しや忘れ物」をしないために、徹底したすすぎを汚れが落ちてこなくなるまで繰り返し行います。この作業を徹底すれば「エアコンの臭い戻り」は絶対に起こりません。ただ通常の汚れ程度なら1回目の洗浄(20ℓタンク1杯)で終わるはず・・・。汚れがキツかったとしても、ここまで洗浄水を補充・追加することは稀ですよね。
▼洗浄後の汚水(Vol.3)

それでは何故、こんなにも洗浄水を追加する羽目になったのでしょうか? それは、このエアコンを誰かが洗浄しているからです。そしてその業者が「簡易清掃業者」だったということ。見える「吹き出し口」ばかり洗浄して、熱交換器の背面・天面の裏側やドレンパンに汚れをビッシリと付けて帰ったのでしょう。何度・何度洗浄しても、あとから・あとから、キリがないくらいカスが落ちてきます。その結果、カスが落ちてこなくなるまで大量の洗浄水(お湯)を補充することになり、結果これだけの汚水がバケツに残りました。
正直心が折れそうでした。誰も洗浄していないエアコンなら、あの汚れでも30ℓの洗浄水(お湯)で対応可能だったでしょうね。結局、倍以上の洗浄水を使用することに・・・。何度も何度も1階の浴室に移動。もう大丈夫だろう・・・などと、お湯の量を加減していたので余計に何度も往復することに・・・。やはりキッチン下に高圧洗浄機をおけば良かった・・・と、後悔先に立たず。まぁ、エアコンは完璧にキレイに洗浄できましたから良しとしましょうか。
そうそうドレンパンの取り付けですが、やはり準備不足でネジの取り付けは不可能。ドレンホースを引っ張って半ば強引に再セットしました。う〜ん、下で誰かがドレンホース引っ張らない限り問題はないでしょう。初めからついてないことありますからね。水漏れが起こることはないはずです。ドレンパン・ドレンホースの位置や角度などの勾配には問題ありませんでしたらから・・・。
▼東芝ルームエアコン|RAS-251G(W)

時は既に作業終了時刻を過ぎています。お客様は、途中でお子様のお迎えに行かれました。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。2台目のエアコンはチャチャッと終わらせますね・・・。あっ、しっかりと洗浄はしますが・・・。
こちらのエアコン通常レベルの汚れ。作業自体は1時間位で終わりました。今の時間は午後7時過ぎ。旦那様も帰宅されて、お子様たちはお食事中・・・。ふ〜、大変でしたが1階に高圧洗浄機をセットしたのは正解だったのでしょう。食事の準備のだけは邪魔することがなかったようです。いやいや時間が掛かってしまいましたね。急いで撤収作業にかかりましょう。
このように、エアコンの設置状況や汚れ具合により作業時間は超過します。当店では作業時間ありきでエアコンクリーニグしていません。あくまでも、エアコンの徹底洗浄が大前提です。このように作業時間が超過することも頻繁な日常。ご予約の際は予めご了承くださいませ。
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