
葛飾区細田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン2台です。
不満の残ったエアコンクリーニング
(訪問日:2020年11月23日)
本日は、葛飾区細田でエアコンクリーニングをしてきました。9月下旬に、下記のようなmailをいただいています。
今年、7月中旬に別のハウスクリーニング会社に依頼しましたが、作業後その日の内に①リビングエアコンは洗浄中の流れ出た洗浄液が風向板に残りシミになっていた。②寝室エアコンはからはエアコン内部の隙間から水漏れがあり。要因として、「洗浄後のエアコン内部の乾かしがあまかった」、「ドレンパン・ドレンホースの詰まり有無確認」を怠っていた事が水漏れの要因でした。
また「防カビ抗菌コートPLUS」という弱アルカリ性の洗浄液を噴霧器で塗布して頂いたのですが、コート剤を乾かす為に送風や暖房運転で乾燥はしてなかったように思うので、コート剤は剥がれ落ちたり、溶け落ちたりして無意味だったかもしれませんね。
このように前回の仕上がりに納得出来なかった為、ホームページなどを見て、丁寧な作業をやって頂けそうな貴社に今回はご依頼したいです。
今年はこのような依頼が多いですね。適当に作業するエアコンクリーニング業者が乱雑しているのでしょう。ネームバリューや金額・スケジュールのみで業者選択すると、このようなミスも起こりがちです。エアコンクリーニングを依頼する際は、事前に作業内容もチェックしておきましょうね。
しかし、訪問時にはmailの内容など覚えてもいません。流れ作業でバタバタとしていて、本当に申し訳ありません。でも安心してくださいね。どこのお宅に訪問しても、依頼内容通りに徹底洗浄していますので。気になっていることなどは、訪問時にもう一度お教えいただけると有り難いです。日記のネタになりますので・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-XJ40G2・RAS-WM22GE5(W)|2017年製
お客様のお話では、今回でエアコンクリーニングは3回目。業者を呼ぶのにも慣れているのでしょう。速やかに来客用駐車スペースも確保していただきました。感謝です。道具類をまとめたら、台車に乗せてお客様宅へ・・・。それでは3カ月前に洗浄されたエアコンを見てみましょう。
3カ月前に洗浄されたエアコン
本日のエアコンは、日立のお掃除機能付きエアコン2台。お客様に作業の順番を決めていただき、リビングに設置されているエアコンから始めることにしました。ここでお客様にお話を伺います。「何か気になる点はありますか?」・・・お客様からmailの内容を聞いて、やっと思い出しました。そうそう。思いっきり日記のネタになる内容だったんだと・・・
▼リビングのエアコン

本日のお客様は、とてもしっかりされています。訪問業者の洗浄中写真や動画までも撮影済み。色々と見せていただきました。大切ですよね。直近でチェックされていれば、手を抜く業者も少ないはず。ただ緊張するでしょうね。私は大丈夫ですが、不慣れな業者だったらハラハラ・ドキドキすることでしょう。いいんですよ。たまにはそんなプレッシャーを与えたほうが・・・。業者のためにだってなるはずです。きっと・・・。
上記の画像は、前面パネル・エアコンカバー・ルーバーを外したところです。ここでお客様が驚かれました。今回で3回目のエアコンクリーニングですが、ルーバーを取り外したのは初めて見たそうです。前回の業者も前々回の業者も、「風向板は取らないのですか?」と質問すると「これは外せません」と断言していたとのこと。そんなことを言われると、こっちがビックリしてしまいます。外せないものなら、取り付けることだってできません。誰かが取り付けたものなら絶対に外せますよね。メーカーのサービスマンが聞いたら笑ってしまうでしょう。そんなこともできない業者でエアコンクリーニングなんて・・・恐ろしいですよね。
そうそう7月に訪問した業者ですが、早めに晒しておきますね。風向板にシミを残したり、エアコンの隙間から水漏れがあったり、意味のない抗菌コートを施工したのは、家事代行・ハウスクリーニングの「ベアーズ」さんです。それでは、エアコン内の汚れ残りをチェックしちゃいましょう。
▼エアコンの汚れ残りをチェック

①背面パネルと・熱交換器背面。エアコンクリーニング業者が一番忘れがちなポイントです。あれっ、汚れていないですね。「ただ単に汚れていなかったのか? しっかりと洗浄しているのか?」は、この段階では判断つきませんでした。
②こちらはドレンパン。エアコン内部で一番汚れがつきやすい箇所でもあります。数ヶ月も結露水に浸されていれば、これくらいは汚れてしまうかもしれませんね。オプションで抗菌コートは施工されているのですが・・・。
③熱交換器のアルミフィンは汚れていませんね。見えているところは・・・。そうそう、前回のベアーズさんは面白い養生の仕方をしていました。お掃除ユニットは分解しているのに、ドレンパン前の右側にある基盤や左側のビタミンカセットは取り付けたまま。何故だか養生テープで養生処理しているようです。不可思議ですね・・・。ここまで分解しておいて、最後まで分解しないなんて・・・。わざわざ養生テープをつける方が面倒だと思うのですが・・・。しかもそのような状態では、エアコンをバシャバシャ丸洗いすることはできません。何もかもが中途半端・・・チグハグ・・・家事代行の掃除屋なので表面掃除がメインなのかも知れませんね。
④こちらは吹き出し口です。「防カビ抗菌コートPLUS」の培養器内での防カビ試験の抵抗性は1年相当。この情報を勘違い?して、当店の抗菌コートなら1年間は大丈夫・・・なんて語っている悲しいエアコンクリーニング業者を良く耳にするようになりました。ふ〜っ、恥ずかしくないのでしょうか? 本当に耳苦しいです。リアルな現実はご覧の通り。業者の施工方法に問題はありましたが、3カ月でもこれくらいの汚れは「クロスフローファン」に付着してしまいます。しっかりと施工していたとしても、大差ないでしょうね。1年なんて・・・そんなのは実験室内だけのお話です。
本日のお客様は、失礼な表現で申し訳ありませんが「神経質なくらい」キレイ好き。お部屋内はもちろん、浴室などの水回りだってピッカピカです。旦那様には「掃除させない・触らせない」という徹底ぶりで、奥様は日々お部屋内をキレイにしています。このように、お部屋環境が最高に良い状態でも上記程度の汚れはありました。これが一般的なお部屋なら・・・もっともっとエアコンは汚れていたことでしょうね。少し残念です・・・日記のネタとしては・・。
▼ドレンパンの洗浄

それではエアコンを洗浄していきましょう。ドレンパンには、エアコンを養生する前に「カビ取り洗剤」を噴霧・浸け置き。毎年エアコンクリーニングしていますので、メイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様にしました。エアコンの使用期間も3年ですからね。
▼洗浄後の汚水

洗浄後の汚水はこんな感じ。これでも3カ月前より汚れているそうです。3カ月前には落とすことができなかった「黒いカス」汚れが浮いていますよね。
これはおそらく・・・前々回の業者がエアコン内部に残した・移動させた忘れ物。熱交換器背面の裏側にこびりついていたのでしょう。ベアーズさんの代わりに、当店が洗浄しておきました。この汚れは室内だけではなく、室外にも排水されています。ベランダのドレンホースを確認すると、付属品の逆流防止弁にもゴミが溜まっていましたので、取り外して分解してから洗浄・再セットしておきました。
そうそう、洗浄前に熱交換器背面の汚れ具合をチェックしましたよね。洗浄前は判断できませんでしたが、これで答えは出たようです。熱交換器の背面が汚れていなかったのは、前回の業者が「洗浄した」からではありません。「ただ単に汚れていなかった」というのが正解でしたね。
▼エアコンの組み立て

エアコンの洗浄が完了したら、エアコンを元通りに組み立てます。否、「出荷時の状態に近づけて組み立てます。」でした。こちらのエアコンですが、分解時に色々と疑問点がありました。ネジの大きさが違ったり、配線の通る箇所や位置などがめちゃくちゃだったり・・・。基板内の配線がぐちゃぐちゃだったり・・・。
ただ犯人はどちら(前回の業者・前々回の業者)なのかは判りません。前回の業者は原状回復しただけなのかも知れませんからね。ただ一つだけ解っていることもあります。それは、ネジや配線の位置が可笑しいと「ベアーズ」さんは気づかなかったということ。
▼配線の位置

上記の画像は、お掃除ユニット側面図。このようにキレイに配線をまとめて、ドレンパンの下を通すのが出荷時のイメージです。これが・・・かなり適当になっていましたね。配線も適当なところを通っていました。配線をまとめることや配線を通す位置も、エアコンを故障させないためには大切なのですよ。変なところで配線が噛んでしまうと、断線してエアコンが故障してしまうことも・・・注意しましょうね。
そういえば、基板カバー下の留部も順番が違っていました。お掃除ユニットを分解時に取り外す箇所なのですが、組み立て時に慌てて取り付けてしまったのでしょうか? お客様は直近でチェックしているので、変に緊張してしまったのかも知れませんね。ただ運が良かった・・・故障に繋がる前に、当店が元に戻しておきました。もう安心ですよ。
▼寝室のエアコン

こちらは寝室のエアコンです。こちらも見える箇所は汚れていませんでした。室内に残るバケツの汚水はこの程度。熱交換器背面の裏から落ちてきたカス(忘れ物)があるくらいです。ただ、室外にはもっと汚れた汚水が排水されていることでしょう。
と、当店の画像はここまで。お客様はもっと沢山の画像や動画をお持ちでした。前回の業者の作業風景と今回の作業風景を並べて見ると、面白い日記が作れるのにな・・・と後ろ髪を引かれますが、当店の日記はこれで終了です。
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