
世田谷区鎌田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコンと
ダイキンルームエアコン各1台です。
くらしのマーケットからのリピーター
(訪問日:2020年11月18日)
本日は、世田谷区鎌田でエアコンクリーニングをしてきました。くらしのマーケット登録時からのお客様で、今回で5回目のリピーター様。前回訪問は2年前で、引越し先のアパートに備え付けてあったエアコンを洗浄しています。今回は自分で購入されたエアコンと合わせて2台のエアコンクリーニング。それでは、2シーズン使用されたエアコンの汚れ具合をチェックしてみましょう。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-C22G-W|2017年製/ダイキンルームエアコン|F28TTES-W|2016年製
前回同様、1台だけある駐車スペースに車を停めてからお客様宅へ訪問。1階の玄関から2階のお部屋へ道具類を運び入れます。
まずは、入り口のお部屋の新たに購入したエアコンから洗浄しました。こちらの話は、特段変わった点はありませんので割愛。2年前に洗浄しているリビングのエアコンに移動しましょう。
2年ぶりのエアコンクリーニング
小さなお子様がいたり、お仕事でも忙しそうなお客様。お部屋の掃除まで完璧にこなすのは大変ですよね。2年前に徹底洗浄してはいますが、きっとエアコンは汚れていることでしょう。
▼ダイキンルームエアコン|F28TTES-W

こちらが本日のエアコンです。フィルターは掃除されているようですね。ただルーバーにはカビが見えています。何やら臭いもしている感じ。それではエアコンを分解していきましょう。
フロントパネル・フィルター・ルーバーの順に取り外したら、エアコンカバーのネジを2箇所外していきます。本体の上部に引っかかっている3箇所の爪を外し、エアコンカバーを持ち上げると・・・、何やら小さな黒いカスが落ちてきました。これは一体なんだと思いますか?
▼ゴキブリの糞

その正体は「ゴキブリの糞」。上記の画像をご覧ください。少し解りづらいかもしれませんが、奥の方に見えている小さな黒い点はカビ汚れではありません。これがゴキブリの糞。黒か茶バネかは判断できませんが、間違いないなくゴキブリの糞です。まだ新しい建物(3年目)ですが、既に入居されていたのですね。
エアコンの中はゴキブリの格好の隠れ場所。適度に湿度があり、ゴミやホコリなどの食べ物も豊富。しかも薄暗く、人目に触れることもありません。ゴキブリにとってはパラダイスですね。しかしこの「ゴキブリちゃん」どこから侵入していると思いますか?
まだ新しいアパートです。家の隙間や配管から入ってきたとは考えにくいですよね。エアコン付近でゴキブリを見かけるので「エアコンのドレンホースから上がってきているのでは?」と考えるお客様も多いことでしょう。当店でも、逆流防止弁をオプションで設置していますが、主な目的は「ポコポコ音の防止」。「虫の侵入防止にもなる」というフレーズは後付けでしかありません。ごく稀に侵入を試みるチャレンジャーな「ゴキブリくん」もいるのかもしれませんが、そんなのはレアケースでしょう。
それでは、どこから侵入しているの? と思われるかも知れませんが、ゴキブリの侵入経路は、ほとんどが窓や玄関が開いているときです。普段から気をつけていたとしても、一瞬のタイミングでゴキブリが侵入してしまうことも・・・。薄暗くなったらゴキブリも見えにくいですよね。玄関や窓を開けた時に「タイミング悪く」ゴキブリが張り付いていたりすると、一瞬で侵入されてしまいます。
そのタイミングよく、お部屋内に入ることができた「ゴキブリさん」は、お部屋で人目に触れない場所を探し回りますよね。そして見つけてしまうのです。格好の隠れ家である「エアコン」を・・・。私見ではありますが、こんなところだと思います。
▼エアコンの分解風景

それでは、いつも通りエアコンの分解を続けましょう。当店では「リモコン受光部基盤」も分解しています。ご覧のようにメイン基盤も移動させてからの分解。ついでに周囲のホコリ払いも・・・。この機種の場合は、ファンモーターのコネクタも外して「ファンモーター付近」も養生しています。
エアコンが故障しないように、エアコン内部の「徹底養生」ができたら、あとは内部を「徹底洗浄」するだけ。これもいつも通りの作業です。
▼吹き出し口の洗浄

①は、洗浄前の吹き出し口。2年の割には汚れていますね。クロスフローファンの羽の奥まで汚れているようです。
②は、カビ取り洗剤で浸け置き洗浄中。手前のフェルト部だって殺菌洗浄済みです。
③は、メイン洗剤噴霧後。既にこの段階で「ドレンパン裏」「ファン裏」に付着していた汚れたちは落ちています。吹き出し口に見えているゴミはファンから落ちてきたもの。
④は、厨房用アルカリ洗剤で浸け置き洗浄中です。クロスフローファンの汚れがキツかったので、追加噴霧しておきました。
▼洗浄後の吹き出し口

徹底洗浄された吹き出し口はご覧の通り。クロスフローファンの軸、羽の裏までもスッキリと殺菌洗浄済みです。キレイになりましたね。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器のアルミフィンもキレイに殺菌洗浄されました。本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様。2年前にエアコンクリーニングしていますからね。一応標準仕様で洗浄しておきました。ファンには洗剤を追加噴霧することになりましたが・・・。
▼洗浄後の汚水|2台目

さてさて、2年前に洗浄しているのに・・・汚れていますね。ホコリも大量に落ちてきました。こんなにエアコンが汚れていたら「ゴキブリたち」も大喜びでしょう。フィルターが汚れはいなかったのは、定期的に掃除しているのではなく、私たちを呼ぶ前の準備だったのかも知れません・・・。
▼1台目のエアコン

上記の画像は、1台目のエアコンです。洗浄後は「高圧洗浄済みシール」を貼付しておきました。さてさてこの様子では、2年後に呼ばれたとしてもエアコン内部は汚れているのでしょうね。
エアコンを汚さないためには、日々のメンテナンスが一番大事。定期的なフィルター掃除に、ホコリが舞わないように室内の掃除。雑菌を増殖させないようにお部屋の換気も大切です。2年後に呼ばれる時は、もう少しエアコンがキレイだと嬉しいですね。あっ、エアコンがキレイだったら呼ばれないですね・・・。
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