世田谷区代田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン1台です。
室内・室温(TA)センサ異常
(訪問日:2020年10月15日)
本日は、世田谷区代田でエアコンクリーニングをしてきました。前回の訪問は9月3日(木)午後2時30分頃。お掃除機能付きエアコン(東芝ルームエアコン|RAS-632EDR(W)|2013年製)1台とスタンダードエアコン1台の予定でしたが、スタンダードエアコンの洗浄は延期となってしまいました。その理由は、エアコンクリーニング後にお掃除機能付きエアコンが故障してしまったからです。
本来の作業終了予定時刻は、午後6時30分頃。エアコンの不良発覚後、エアコンの再分解・不良箇所のチェックを終えた頃は、もう午後7時を過ぎていました。次のスタンダードエアコンにかかる作業時間は約1時間ですが、旦那様はお子様のお風呂のタイミングを気になされています。エアコンが不良になったことで、不信感も抱いているのでしょう。急遽スタンダードエアコンの洗浄はキャンセルし、別日に訪問することとなってしまいました。そして、エアコンクリーニング多忙のため1カ月以上お待たせすることに・・・ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありません。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-GM283-W|2013年製
遅延の言い訳を言わせていただきますと、キッチン隣接のリビングに設置されたエアコンで初めてのエアコンクリーニング。油汚れなどもハードについていたので、内部洗浄にも時間がかかってしまいました。分解したお掃除ユニットにも、油汚れがギッシリと付着。お掃除ユニット自体も分解し、ローラーなども取り外して洗浄しています。エアコンの洗浄が完了し、エアコンを組み立てるまでの作業時間ですら、1時間近く超過していました。
そして・・・残念ながらその日の画像は一枚もありません。そうなんです。写真を撮る余裕すらないような状況だったのです。その作業後からの再分解・故障箇所の確認(約1時間)でした。正直キツかったですね。お客様もハラハラされていたこととは思いますが・・・。
室内PC板不良
当店では「簡易清掃」の依頼ではない限り、常にお掃除ユニットを分解してからエアコンを内部洗浄しています。本体から「お掃除ユニット」を取り外す時には、基盤とつながっているコネクタを一つひとつ取り外していくのですが・・・。ただこの時に、若干の違和感がありました。感覚でいうと「グニャ」という感じでしょうか。基盤側のコネクタの付け根が「グラグラ」していたのです。初めての感覚ではありましたが、分解時にはそれほど気にしていませんでした。
洗浄後のお掃除ユニット組み立て時に、コネクタを差し込んだ時にも同じ違和感が・・・。そして、コンセントを入れると「タイマーランプ」が点滅。これは故障の合図ですね。
▼室内ユニット0C異常|室内PC板不良
エアコン内部の養生には、なんの問題もありませんでした。エラーランプ点滅後は、念のためエアコンを再分解して、基盤まで引っ張り出して再チェック。どこにも濡れたり・ショートした形跡はありません。コネクタのつけ忘れも、何度チェックしても問題なし。ファンモーターへの浸水だってありません。う〜ん、さっぱり原因が分かりませんね。コネクタの抜き差し・組み立ててのエアコン動作確認。この工程を2ターン繰り返しましたが、タイマーランプは点滅したまま。思い当たるここといえば、もうあの「違和感」しかありませんね。
左側の画像はエアコンのリモコンです。リモコンで異常内容をチェックしたら「0C異常」と表示されていました。しかし、コネクタはしっかりと差し込んであります。一部の不安箇所を除いては・・・。そして、右側写真の一番左上のクリーム色のコネクタが「グラグラ」していた部分。上記2枚の写真は、メーカーへの修理依頼のために撮影しておきました。タイマーランプが点滅・エアコンのチェックが終了した頃には、メーカーの電話受付時間は終了していましたからね。こうなるとエアコンの修理依頼は、翌日になってしまいます。
ただ、一つだけラッキーな点もありました。タイマーランプは点滅していますが、エアコンは何とか運転しています。冷房・暖房運転にも問題はありませんでした。これならメーカーが修理に来るまでの間も、エアコンは使用できそうですね。
前置きが長くなってしまいましたが・・・とりあえず修理結果報告です。このエアコンの故障原因ですが、当店の過失ではありませんでした。故障のきっかけはコネクタを外したことにありますが、エアコン出荷時からの製品不良とのこと。メーカーへの修理依頼時には、上記の内容も説明済みです。コネクタの取り外しにもニッパーなどの工具は使用していません。手でコネクタを抜いた程度では、基盤側のコネクタの付け根がグラグラすることはありませんよね。メーカーの見解でも「プリント基盤のハンダ付けが甘かった」ということのうようです。メーカーの過失が故障原因のため「無償」で修理してくれることになりました。ただ、お掃除ユニットを分解しなければ起きなかったことではありますが・・・。とりあえず安堵です。これでお客様の不信感も、少しは払拭できたことでしょう。
▼三菱ルームエアコン|MSZ-GM283-W
それでは、本日のエアコンクリーニングをさらっとご紹介。こちらのエアコンは1階の寝室にありました。ベッドを動かして作業スペースを確保したら、エアコン下と背後にあるベッド上を養生します。
▼カバーなどのパーツ分解後のエアコン
お部屋が汚れないような養生ができたら、エアコンを分解していきます。ここまでの分解なら、どの業者でも行っているでしょう。当店は、もう少しだけ分解を・・・、右側の白いプラスチックパーツと右下にある「リモコン受光部基盤」も取り外します。コネクタを抜きながら・・・。
▼ドレンパン|洗浄前・中
このエアコンは、ルーバーモーターのコネクタが「リモコン受光部基盤」に接続されています。「リモコン受光部基盤」は既に分解済みですよね。もうドレンパンを分解するには、ドレンホースの結束部を抜くだけ。普段なら躊躇なく分解するのですが、結束部の固着が強固で中々抜けません。ここで前回の故障時の記憶がチラついてきました。う〜ん、無理は禁物ですよね。ということで、ご覧のように「簡易分解」でドレンパン洗浄することに、ドレンパンの洗浄には「カビ取り洗剤」・・・必須です。
▼熱交換器|洗浄中・後
本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様。寝室のエアコンでしたが、熱交換器のアルミフィンが若干泡立ってきました。アルミフィンには油分も付着していたのでしょうね。エアコン上部の蓄積臭もしっかりと殺菌洗浄済みです。
▼吹き出し口|洗浄前・後
吹き出し口はそれほど汚れてはいませんね。クロスフローファンもこの程度の汚れ。いつものように「ファン裏」「ドレンパン裏」などの見えないところも、カビ取り洗剤で殺菌洗浄してあります。
▼洗浄後の汚水
7年使用したエアコンですが、汚水はこの程度。このエアコンの臭いの原因は、エアコン上部の熱交換器だったのでしょうね。本日の作業時間は予定通り。撤収を含めて90分以内で終えることができました。
エアコンクリーニングと故障
エアコンクリーニングは、電気・電子機器を水で洗う作業です。作業には細心の注意を払っておりますが、絶対に故障しないと言う保証はできません。ご依頼の際は、故障するリスクがあることも予めご了承ください。故障の際は、当店が責任を持ってメーカーに修理の依頼をいたします。ただ10年以上古いエアコンの場合は話が別。メーカーの部品在庫期間が過ぎているため、故障部品の調達がてきないことがあります。その際は補償の対象外となりますので、予めご了承願います。
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