
江戸川区篠崎町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝ルームエアコン1台です。
お掃除機能付きエアコンの依頼でしたが・・・
(訪問日:2020年10月10日)
本日は、江戸川区篠崎町でエアコンクリーニングをしてきました。男性スタッフ一人対応日で、お掃除機能付きエアコン1台です。想定作業時間は約4時間。一人作業では「準備・撤収・パーツ洗浄」などの分担ができないため、二人訪問よりも作業時間は超過してしまいますね。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-221NV(W)|2012年製
午前10時前にお客様宅に到着。少し迷ってしまいましたが、電話口でお客様に誘導いただき、無事に家の前の私道に車を停めることができました。それでは道具を持ち入れてから、エアコンを確認しましょう。
ユニット付きのスタンダードエアコン
エアコンが設置されたいたのは、2階の子供部屋。防水シートを敷いて作業スペースを確保したら、高圧洗浄機などの道具類を順次運び入れます。パーツ洗浄の洗い場は1階の浴室をお借りしました。2階には水場がないので、洗浄水(お湯)もタンク(20ℓ)入れて持ち運ぶことになりますね。頑張って階段の上り下りをしましょう。
まだこの時点ではエアコンのチェックはしていません。フォルム(外観)を確認したのみ。ただ見た目だけでも安堵感はあります。このタイプの東芝エアコンはお掃除ユニットの分解が簡単。キッチン隣接ではないので、油汚れもついていませんよね。取り外した「お掃除ユニット」の分解も簡素で済ませられるでしょう。まずはリモコンをお借りしてエアコンの動作確認です。
▼東芝ルームエアコン|RAS-221NV(W)

う〜ん。臭いがキツイです。大学生のお子様のようですが、お部屋の換気の気遣いなどしませんよね。熱交換器のアルミフィンには「生活臭」が染み込んでいるのでしょう。これは徹底洗浄が必要ですね。リモコンをチェックすると「お掃除」ボタンは見当たりません。予め設定されているタイプなのかな? と、この時は簡単に考えていましたが、前面パネルを開けるとご覧の通り。ノーマルのフィルターが2枚、ダストボックスも見当たりません。
マジか。このフォルムでスタンダードエアコンなのか・・・。こんな気分です。お客様はどこでこのエアコンを「お掃除機能付き」と判断したのでしょうか?。フォルムは確かに「お掃除機能付きエアコン」です。ただそう感じるのは、同じ形状の「お掃除機能付きエアコン」を私は知っているから。お客様の判断基準とは違いますよね。ただ、このような行き違いはよく起こること。ご予約の際に「お掃除機能の有無」が判断できない場合は、型式をお教えください。こちらでお調べして回答いたします。
▼ユニット付きのスタンダードエアコン

お掃除機能付きエアコンとフォルムが同じということは、カバーを取り外したらユニットがあるということ。分解手順は「お掃除ユニット」とほぼ一緒です。違うことといえば、ユニットを取り外す時のコネクタが2箇所ないだけ。コネクタ2箇所を抜くのには1分もかかりません。ここまでの作業時間は「お掃除機能付きエアコン」と大差ないのです。
▼ユニットの分解

ご覧のように、ユニットを分解しました。確かに簡単に分解ができるタイプではあります。しかし。ただのスタンダードエアコンよりは手間が・・・これは「グレーゾーン」のエアコンですね。取り外した右側のユニットをご覧ください。全く同じものが「お掃除ユニット」として、お掃除機能付きエアコンにもついています。違うことといえば、ローラー2本とそれを動かすモーター類がないだけ。
だから、このユニットの洗浄には「ローラーとモーター」を分解する必要はありません。空気清浄部の洗えない箇所を分解すれば、このまま丸洗い洗浄可能。ダストボックスもついていないのでの、お掃除機能付きと比べれば洗う手間は軽減。ただその作業にだって30分はかかりません。
▼保護テープ?

そしてこのテープです。出荷時の東芝エアコンには、このような保護テープ? がついたままなの状態が多いですね。背面パネル上部と吹き出し口の下部には、テープがついたままの状態で隠れています。通常使用や簡易清掃なら問題ないのでしょう。ただ当店のようにエアコンを徹底洗浄してしまうと、剥がれかけたテープの隙間に洗剤やゴミが溜まってしまいます。見えない箇所だからといって、そのまま蓋をするわけにはいきませんよね。
そこで当店では、テープを剥がしてらかエアコンを洗浄しています。こんなことも、エアコンクリーニングでは大切な一手間。見えないところ、隠れているところにも気配りするよう、常に心掛けています。だらしなくテープが貼り付いたままでは、水漏れの起因にもなりかねません。
▼熱交換器|洗浄前・後

左側の画像は、メイン洗剤噴霧前。「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」にはカビ取り洗剤を噴霧、ご覧のように浸け置き洗浄しています。
本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様にしました。熱交換器には強烈な生活臭が染み込んでいますからね。たっぷりのメイン洗剤を、噴霧器で時間をかけて何度も重ね噴き。目視できる表層に付着した汚れだけではなく、中層・下層の汚れもしっかりと除去することで、頑固な蓄積臭だってスッキリと解消できるのです。
洗浄力の弱い「エコ洗剤」などで、パッと洗浄しただけではこのような臭いの解消は不可能。表面の汚れがなくなったからといっても、エアコンの臭いが取れるわけではないのです。エアコンの臭いの原因は、見えないところにも隠れていますからね。
▼クロスフローファン|洗浄中・後

クロスフローファンも汚れていましたね。ファンにホコリが巻きついて固着していたのでしょう。メイン洗剤だけでは汚れ落ちが止まらなかったので、追加で「厨房用アルカリ洗剤」を噴霧しておきました。
洗浄後の吹き出し口も、ご覧の通りスッキリと洗浄済み。もうこのファンが悪臭を放つことはありません。熱交換器が温度調節したキレイな空気を、汚すことなく吐き出すことでしょう。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の汚水です。室内に残った汚水量は4ℓもありませんが、この4倍程度の洗浄水が「エアコン上部」の汚れを乗せて室外に排水されています。熱交換器に染み込んだ生活臭を解消させるためには、エアコン上部の洗浄が一番大切。必然的に室内の汚水量は少なくなります。
洗浄後にお客様にご報告。「このエアコンは、スタンダードタイプでしたので料金は10,000円になります。」、するとお客様は「そう、良かった」とのことでした。作業時間は3時間弱。スタンダードタイプの想定時間を1時間近く超過しています・・・。当店では、内容の変更があったとしても、正当な作業料金しかいただいておりません。ただ、他の業者に依頼した場合は厳しいでしょうね。
どの業者でもエアコンのタイプ(お掃除機能の有無)によって、1日のスケジュールを設定しています。スタンダードタイプとは作業時間も料金も違いますからね。作業内容を当日に変更されてしまうと、スケジュールが空いてしまいます。当店であれば「早く帰れるかも・・・」などと気軽に考えてしまいますが、従業員を抱えているような会社であればそうはいきません。売り上げが減ってしまいますらかね。そのためキャンセル扱いとなり、当初の予定通りの金額を請求されることもあり得るでしょう。
また口コミサイトなども同様ですね。サイトによってはクレジット決済のみなので、サービス終了後の変更はできないことも。現金決済であったとしても、訪問してきた業者にはサイトへの手数料が発生しています。業者とサイトとの交渉が上手くできない場合には、登録業者には割高な手数料(お掃除機能付きエアコン価格)が加算されてしまうことも・・・。結果、サービス内容に変更があったとしても、料金の変更は難しくなるのです。ご予約の際は「お掃除機能の有無」の確認はしっかりとしておきましょうね。
そうそう、この後のお客様はスタンダードエアコン2台でのご予約でした。ただ確認すると「お掃除機能付きエアコン」2台。お客様に説明して、料金・作業時間のご了承をいただいたので、サービス内容を変更することになりました。無事に作業を終えた頃は、夜の10時近くになってしまいましたが・・・。こんな日もありますよね。
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