
世田谷区梅丘で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン2台です。
マルチエアコンのクリーニング
(訪問日:2020年10月04日)
本日は、世田谷区梅丘でエアコンクリーニングをしてきました。この夏にダスキンでエアコンクリーニングしているそうですが、既にエアコンは臭くなってしまったとのこと。広めのリビングには、そんなマルチエアコンが2台設置されていました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|P25NTV-W|2012年製
8月31日に、下記のmailをいただきました。
〇〇と申します。
エアコンのクリーニングをお願いします。
少し前にダスキンにお願いしたのですがもうカビ臭いのです。
平日の最短日でお願い致します。HPを見ると9月9日17時でしょうか?まだ空いていたらそこでお願いしたいです。
出来れば二台お願いします。場所は世田谷区梅丘です。
ご連絡お待ちしております。
ただ日程があわず、何度かのmailのやり取りの後に訪問できたのは10月4日。1カ月以上もお待たせしてしまいました。そしてまたまた・・・訪問時にはmailの内容を全く忘れてしまっています。本当に申し訳ありません。訪問時には、ご要望など再度お教えいただければ有難いのですが・・・。
車をコインパーキングに停めてからお客様宅に訪問すると、ブレーカーを落としましょうか? と手慣れた様子。設置されているエアコンはマルチタイプのためコンセントはありません。エアコンクリーニング中は電源を落とす必要があるため、ブレーカーで直接電源を落とすことになります。「あっ、このお客様はエアコンクリーニング経験者なんだな・・・」と、この時点では、まだmailの内容を思い出してもいません。
▼洗剤の飛び散った形跡

上記の画像は基盤カバーです。当店では「リモコン受光部基盤」を分解して取り外すため、メイン基盤をこのように移動させることもあります。基盤カバーの内側には、このような洗剤が飛び散った付着跡が・・・。ここに洗剤跡があるということは、エアコンクリーニングされたことがあるということ。且つ、簡素な養生だったということですね。基盤がしっかりと養生(カバー)されていない状態でのエアコンクリーニングでも、エアコンは故障しなかった・・・ということを想定すると、前の業者のエアコンクリーニングは「簡易清掃」だったのも知れませんね。
洗剤を噴霧した程度で基盤カバーが汚れてしまうなら、高圧洗浄機での高圧噴射であれば基盤カバーは確実にビショビショになるでしょう。しっかりと養生していませんので、カバー内部の基盤内にも浸水・・・基盤が水に浸かってしまえばエアコンは故障してしまいます。しかし当店のエアコンクリーニングなら、基盤カバーに洗剤跡が残るなんてことはありません。しっかりと「徹底養生」していますからね。簡素な養生では、エアコン内部の「徹底洗浄」はできないのです。
▼洗浄前のエアコン

ご覧ください。分解後のエアコンです。まだ洗浄前ですが、数ヶ月前にエアコンクリーニングしているので熱交換器の前面はキレイですよね。これが掃除屋さんの仕事。エアコンの臭いは取れなくても、表面の見た目はキレイに仕上げるのです。しかし、エアコンの臭いの原因は見えるとことだけではありません。見えるところをキレイにすればキレイにするほど、エアコンが臭くなることもあるのです。
▼エアコンの背面をチェック

そして、これもまた掃除屋さんの仕事。エアコンの背面はノータッチです。見えない箇所ですからね。見えないところを掃除しても意味がない・・・誰も評価してくれないから・・・そんな習慣が身体に染み込んでいるのでしょう。
エアコンの臭いの原因は見えないところにもあります。また、見えるところばかり掃除していると、その汚れたちは見えないところに付着。落としたと思っていた汚れたちが、見えないところに溜まってしまうのです。これがよくある「エアコンの臭い戻り」の原因。ダスキンのエアコンクリーニングがエアコン内部にゴミを溜めて、逆にエアコンを臭くさせてしまったのでしょうね。
▼ドレンパンもチェック

ドレンパンもこんな感じ。まだまだ汚れが残ったままですね。吹き出し口のクロスフローファンを洗浄すると、そのゴミや洗剤たちはドレンパン内部にも吹き飛んで溜まります。私の中では常識ですが、こんなことすら理解せずにエアコンクリーニングしている業者も多いのですよね。
この辺りで確信しましたので、お客様に質問。「エアコンクリーニング初めてではありませんよね?」。お客様は困惑しながらも「他の業者で定期的にやっている」とのお返事。申し訳ありません。話が噛み合っていないのですよね。「こいつ何にも覚えていないな・・・」と、思われたことでしょう。少し話ずらい雰囲気でしたので、淡々と作業することに・・・。会社に戻ってからmailをチェック。そこでやっと理解できました。本当に申し訳ありません。ただ仕事はバッチリとこなしておりますのでご安心を。
▼洗浄後の乾燥作業

このエアコンは「ストリーマユニット付き」。ストリーマーを分解した形跡はありましたが、ストリーマユニットの裏側は汚れたまま。やはり見えるところしか洗浄しないのですね。さすが掃除屋さん、徹底しています。ストリーマすら分解しない業者がいることを考えれば、まだマシな方なのでしょうか?。そうそうストリーマユニットは、他のパーツと同様に女性スタッフが丁寧に洗浄しています。
エアコンの洗浄が終わったら、ブレーカーをあげて乾燥作業。mailの内容は忘れていましたが、エアコンは徹底洗浄済みです。もう悪臭なんて残ってはいません。
▼洗浄後の汚水

ダスキンさんが、数ヶ月前に洗浄していますので汚水はこんな感じです。それでも汚れは取れましたね。エアコン上部の洗浄がメインですので、室内に残る汚水量は少なめの2〜4ℓ程度。エアコン上部の汚れを乗せて、室外には16〜18ℓ位の大量の汚水が排水されています。
当店であれば、高圧洗浄機でエアコン上部をバシャバシャと丸洗い洗浄しても大丈夫。徹底してエアコン内部を養生していますので、エアコンを故障させることはありません。だからこそ、壁掛け状態のエアコンクリーニングでも、エアコン内部の悪臭を解消させることが可能となるのです。
▼洗浄後のエアコン背面

ダスキンさんがノータッチだったエアコン背面も、ご覧のようにキレイに洗浄しておきました。ただこの箇所の洗浄は、見えている汚れを想定している訳ではありません。直視することはできない箇所である「ドレンパン背面や熱交換器の裏側」に、クロスフローファンから飛び散った汚れや洗剤が付着していると意識しながら、何度も何度も繰り返し洗浄しているのです。見えないからこそ丁寧に・・・見えないからこそ時間をかけて・・・。一見無駄に見えるこの作業こそが、エアコンの悪臭を一掃させる胆なのです。ダスキンさん。見えないところも掃除しましょうね。
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