
大田区北千束で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン2台です。
態度の悪いエアコンクリーニング業者
(訪問日:2020年10月01日)
本日は、大田区北千束でエアコンクリーニングをしてきました。昨年の7月頃に、「くらしのマーケット」経由でエアコン内部の洗浄は経験済み。ただ、訪問した業者の態度が悪くて気に入らなかったそうです。私も気をつけなければ・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-225CF-W|2015年製
8時45位にはお客様宅に到着。マンションには駐車スペースはないので、道具類を降ろしてから最寄りのコインパーキング探します。近場の駐車場が空いていましたが、車高の問題(車高1.8mまで)で停められません。住宅街の近隣の駐車場は全て満車状態。一方通行・高架下などに阻まれながらも、やっとの思いで遠方に駐車場を発見することができました。ただ・・・お客様宅までは結構な距離・・・道に迷ってしまいそうですね。記憶を辿りながらも、お客様宅に戻れた頃には予定時間を10分近く過ぎていました。ちょっと遅刻ですね。こんなこともよく起こりますので、ご容赦ください。
▼パナソニックルームエアコン|CS-225CF-W

上記の画像が本日のエアコン。昨年の7月頃にエアコンクリーニングしているので、2シーズン使用しているということ。「くらしのマーケット」登録業者なら「エコ洗剤」を使用した「エコ洗浄」がメイン。長年の蓄積汚れなら、エアコン内部は汚れたままでしょうね。ただ、このエアコンは2015年製です。使用期間は3年もないので、「エコ洗浄」でも問題なかったのかも知れません・・・。
それでは、お客様曰く「態度が悪かった業者」の洗浄内容をチェックしちゃいましょう。そうそう、その態度の悪い業者ですが「口コミ」の評価は高かったそうです。ただ・・・口コミサイト内には評価の低い業者はいませんよね・。あてにならない「口コミ」が増産されていますので・・・。
▼ドレンパン|洗浄前・中

は〜い。上記の画像はドレンパンです。ご覧のように簡易分解して洗浄しました。2シーズン・・・こんな感じでしょうか?「エコ洗剤」では、ドレンパン内部の汚れは落とせません。ただ、この程度の汚れでエアコンが臭うことはないので、とりあえずOKとしておきましょう。いつものように「カビ取り洗剤」を噴霧・浸け置きして、殺菌洗浄しておきました。
▼熱交換器背面|洗浄前・後

は〜い。こちらは完全にノータッチです。他業者のエアコンクリーニングを確認すると、このようにエアコン背面は汚れたままの状態が多いですね。こんなにホコリが詰まっていても、見えないところはそのままに・・・。掃除屋さんの基本・資質ですかね? ただ、この汚れ残りは臭い戻りの原因にも・・・。
熱交換器の背面が汚れたままということは、吹き出し口の洗浄で飛び散ったゴミや洗剤が熱交換器の裏側などに貼りついている可能性があります。飛び散りを気にしながら洗浄する業者なら、熱交換器背面だって丁寧に洗浄していますからね。しかも使用している洗剤は「エコ洗剤」です。洗浄力の弱い洗剤では、簡単に汚れは浮いてくれません。クロスフローファンにこびり付いていた表層・中層の汚れを、高圧洗浄機で気持ちよく吹き飛ばしていることでしょう。やはり・・・ファンについていたゴミや洗剤たちは、高確率でエアコン内部の裏側に貼りついたままですね。
▼吹き出し口の洗浄例

ということで、吹き出し口の正しい洗浄方法を御伝授。
①洗浄前の吹き出し口。高圧洗浄機で、いきなり洗剤を噴射する業者もいますが、そんなのは絶対にNG。画像をご覧ください。ファンの羽にはゴミが付着していますよね。いきなり高圧で洗剤を噴射したら、ゴミの半分以上はエアコン上部に吹き飛んでしまいます。熱交換器の裏側やドレンパン内部、ファン裏は大変なことになってしまいますよ。
②カビ取り洗剤噴霧中。見えているところは手でも拭けますが、見えないところはそうはいきません。また、落ちない汚れをタオルなどで拭き上げているということは、洗剤の力では汚れが落ちなかったということ。当然ではありますが、見えない部分の汚れは残ったままですよね。当店ではこのように、手の届かない「ファン裏」「ドレンパン裏」には、カビ取り洗剤を噴霧・浸け置きして殺菌洗浄しています。
③厨房用アルカリ洗剤を追加噴霧。メイン洗剤(ホワイトクリーナーに次亜塩素酸ナトリウム配合)をたっぷり大量に何度も重ね噴きしましたが、ファンの汚れ落ちはとまりません。根深い汚れだったのでしょうね。ご覧のように、苛性ソーダの洗浄力で下層の汚れを強制剥離しました。アルミを使用していない箇所ですので、苛性ソーダを使用しても全く問題はありません。当然ではありますが、洗剤がエアコン上部に吹き飛ばない配慮もしています。
④洗浄後の吹き出し口。こんなにキレイに洗浄できました。パッと見は「エコ洗浄」と比較しても大差ないでしょうね。黒いファンですから・・・。ただ、よぉ〜く覗いてみれば一目瞭然。クロスフローファンの細部までも殺菌洗浄済みです。
▼洗剤噴霧後の汚水

上位の画像は、洗剤噴霧後に室内に残った汚水です。この段階でのバケツ内の汚水は、吹き出し口で使用した洗剤と落ちてきた汚れのみ。エアコン上部の汚れ・洗剤たちは、全て室外に排水されています。たっぷりのメイン洗剤をエアコン内部に何度も重ね噴き。時間をかけて丁寧に隅々までに噴霧しています。
洗剤成分が浸透・作用してきたら、高圧洗浄機ですすぎ作業。汚れが落ちてこなくなるまで、「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、何度もすすぎ作業を繰り返します。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコン内部の洗浄が完了したら、リモコン受光部基盤・アースなどを再設置してから乾燥作業です。コンセントを差して、リモコン操作で「冷房」「強風」を設定。吹き出し口の水滴がなくなるまで、「運転・停止」を繰り返しながら、タオルで拭き上げ作業していきます。安心してください。吹き出し口に汚れは残っていないので、拭き上げで使用するタオルが汚れることはありません。
エアコン内部の隅々まで洗浄していますので、エアコンからは爽やかな風が吹くようになりました。当店で「徹底洗浄」していれば、数日や数週間でエアコンが臭くなることはありません。ご安心くださいね。
▼洗浄後の汚水

上記の画像は、本日の汚水たち。使用環境や設置状況にもよりますが、2シーズンの割には汚れていましたよね。まぁ、汚れ残りもいっぱいありましたので・・・・。1台目のエアコンには、洗浄水(お湯)を30ℓ近く使用しました。バケツ内の汚水は10ℓくらいですかね。室内のバケツに残った汚水よりも、室外には大量の汚水が流れ出ているのです。エアコンクリーニングでは、室内に残る汚水よりも「室外に流れ出た汚水」が肝。エアコン上部の洗浄を怠ると「臭い戻り」の原因になるのです。
▼エアコンクリーニング作業風景

こちらは、2台目のエアコンの洗浄後の風景。ベッドや棚などがあったため若干の手狭感はありましたが、ご覧のように養生してから作業しています。養生したベッド上は、荷物置き場に使用することもありますので予めご了承ください。
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