
江戸川区西葛西で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコンと
三菱重工ルームエアコン各1台です。
ダストボックス方式のパナソニックエアコン
(訪問日:2020年9月16日)
本日は、江戸川区西葛西でエアコンクリーニングをしてきました。大規模マンションの一室には、2台のお掃除機能付きエアコンが設置されているとのこと。来客用駐車スペースはないため、マンション前で先に車から道具類を降ろし、最寄りのコインパーキングに車を停めてからお客様宅に訪問です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-GX405C2-W|2015年製/三菱重工ルームエアコン|SRK22RSM-W|2011年製
まずはエアコンのチェック。リビングにはパナソニック、入り口の部屋には三菱重工のお掃除機能付きエアコンが設置されています。本日もレアキャラですね。しかもリビングのエアコンは初めてみるエアコン。パナソニックのお掃除機能付きエアコンにも「ダストボックス付き」があったのですね。私が知らなかっただけなのでしょうが、初めて出会うエアコンはワクワクしますよね。それでは、お初のエアコンを分解していきましょう
▼パナソニックルームエアコン|CS-GX405C2-W

前面パネルを持ち上げたらこんな感じ。あっ、フィルターとダストボックスは勇んで取り外してしまいました。さてさて、ダストボックスがないタイプのエアコンは、無駄に配線が長かったり、コネクタを外す箇所が多かったり、メイン基盤を移動させたりで、お掃除ユニットの分解には手間がかかります。このエアコンはどうでしょうかね。
▼お掃除ユニットの分解

さあ初めてのエアコンです。どこに爪があり、どこにネジがあり、どこのコネクタを外すのか、どうすればお掃除ユニットが分解できるのかは、この段階では判っていません。解っていることは、お掃除ユニットを分解しないと、エアコンの徹底洗浄はできないということ。
当店では「簡易清掃依頼時」や特異なケース(エアコン設置位置の関係でお掃除ユニットが抜けない)場合以外は、常にお掃除ユニットを分解してからエアコンクリーニングしています。
※お掃除ユニットが抜けない場合でも、メイン基盤・端子台などを全て取り外してから、お掃除ユニット動かしながら「徹底洗浄」することもあります。
結論からいうと、このエアコンは簡単にお掃除ユニットが分解できました。こんなに簡単に分解できるエアコンなら、もっと早くから製造してくれれば・・・なんて思っちゃいます。これなら不慣れな業者だってチャレンジできそうですね。
このお掃除ユニットには、濡らしてはいけない基板などはついていません。お掃除ユニット自体の分解は必要ないので、作業時間の短縮も可能。取り外した「お掃除ユニット」は、そのままの状態で丸洗い洗浄できます。他のパーツ同様に、洗浄は女性スタッフにお任せ。それでは内部洗浄に注力しましょう。
▼吹き出し口の洗浄

上記画像は、このエアコンの吹き出し口です。左右風向ルーバーの位置が微妙だったので、クロスフローファンの洗浄には手間がかかりましたね。こんなことなら「ドレンパンを分解すれば良かった」とも思いましたが、カビ取り洗剤・厨房用アルカリ洗剤を駆使して事なきをえました。このエアコンは「ドレンパン」を分解した方が作業効率が良いのかも知れませんね。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器のアルミフィンもこんなにキレイになりました。お客様の話では「取扱説明書」がないためエアコンの掃除の仕方がわからなかったとのこと。お掃除機能付きエアコンでも「ダストボックス」の掃除はしましょうね。キッチン隣接のエアコンは油汚れも吸い込みます。フィルターも定期的に、キッチン用の中性洗剤で洗っておきましょうね。
▼洗浄後の汚水(1台目)

ドレンパンを分解していないのに、室内のバケツには14ℓ位の汚水が残りました。このエアコンに使用した洗浄水(お湯)の量は40ℓ以上です。使用期間の割には汚れていましたね。これでエアコンの悪臭からも解消されるでしょう。
それでは次のお部屋に移動しましょう。
▼三菱重工ルームエアコン|SRK22RSM-W

上記の画像は、三菱重工のお掃除機能付きエアコン。フロントパネルを開けてみると「フィルター」が引っかかって変な形状になっていました(右画像)。お客様に説明すると、操作やセットの仕方がわからないとのこと。どうやら、ご自分で購入されたエアコンではないようですね。フィルターやダストボックスのセットの方法を簡単に説明し、変形してしまった「フィルター」は故障の原因になることもありますので、新たに購入することをお勧めしておきました。
それではエアコンを分解していきましょう。このメーカーのエアコンは、いつものようにドレンパンも分解洗浄。三菱重工のエアコンは、端子台の位置が絶妙? なんですよね。このエアコンが汚れているときは、洗浄中の端子台への浸水は防ぐことができません。このエアコンを故障させないで「徹底洗浄」するためには、ドレンパンの分解も必須なのです。あっ安心してくださいね。ドレンパンを分解しても「追加料金」は発生していませんので・・・。
▼エアコン全景|洗浄前・後

ご覧のように、熱交換器のアルミフィンもキレイなアルミ色に復活。画像では確認できませんが、背面パネル・熱交換器背面・天面だって、キレイに殺菌洗浄済みです。
▼洗浄後のクロスフローファン

このメーカーの特徴でもある「スケルトンブルー」のクロスフローファンもご覧の通り。ファンの軸・羽の裏までもキレイに殺菌洗浄できています。
▼洗浄後のキレイなエアコン

エアコンがキレイに洗浄できたら、組み立ての下準備。熱交換器アルミフィンの繋ぎ目のパーツや リモコン受光部基板などを取り付けておきます。この後は、本体カバーと一体型になっている「お掃除ユニット」を取り付けたら作業は終了。後は乾燥作業と乾燥運転だけです。
▼洗浄後の汚水(2台目)

このエアコンの汚水はこんな感じ。ドレンパンを分解しているので、洗剤・洗浄水(お湯)とも削減できました。ドレンパンをつけたままの洗浄の場合は、エアコン上部の汚れとエアコン下部である「クロスフローファン」の汚れがドレンパン内に溜まってしまいます。この汚れを除去・洗い流すために、何度も何度も洗浄を繰り返す必要が・・・。ドレンパンを分解してしまえば、遮るもの(ドレンパン)はありません。汚れがどこかに溜まることなく、直接汚れがバケツに残るため作業効率は格段にアップ。その結果、使用する洗剤や洗浄水の削減ができ作業時間の短縮にも繋がるのです。
記事一覧