
江東区新木場で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝パッケージエアコン2台です。
バーベキュー施設のエアコン
(訪問日:2020年9月10日)
本日は、江東区新木場でエアコンクリーニングをしてきました。新木場公園のバーベキュー施設の売店には、東芝のパッケージエアコンが2台設置されています。敷地内の駐車スペースに車を停めさせていただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝パッケージエアコン
本日は、男性スタッフ一人対応日。下準備やパーツ洗浄などの作業分担ができないので、エアコンクリーニングの作業時間も普段(ペア訪問)よりもかかります。しかもエアコンは業務用の大型タイプ。エアコンクリーニングも初めてとのことでした。そして200Vのパッケージエアコン・・・いわゆるマルチタイプのエアコンです。
※マルチエアコンとは、1台の室外機で複数の室内機を運転できるエアコンをいいます。コンセントがついていないので、分電盤のブレーカーを落としてからの作業が必須。必然的に、エアコンクリーニング中は、他のエアコンは使用できません。
作業時間は約6時間30分
予約時は、お掃除機能付きエアコン2台と聞いていました。しかし、確認すると業務用のエアコン。作業前は「時間が短縮できるかな? よし、早く帰ろう!」と簡単に考えていましたが、10時からの作業でエアコンクリーニングが終了したのは午後4時30分頃。結構時間がかかってしまいました。だってエアコンは、凄い汚れていましたから・・・。
1台目のエアコン洗浄が終了したのは12時過ぎ。まだ1台目のエアコンは順調でしたね。それでも洗浄水の使用量は60ℓ。20ℓタンクで3杯分です。売店内の水道は使用できませんでしたので、室外の水洗い場で水を汲むことになりました。当然お湯も使用できません。通常は高圧洗浄機・タンクを固定して作業しているのですが、室外の水洗い場にはコンセントがありませんからね。タンクが空になるたびに水を汲みにいかなければなりません。一人なので、こんな単純作業にも手間がかかってしまいますね。2台目のエアコン洗浄に入ったのは午後12時30分頃。この段階で、休憩を入れる時間・気持ち的余裕もなくなってしまいました。どうせ一人ですからね。通しで頑張りましょう。
▼東芝のパッケージエアコン

ある意味、開き直った(早く帰ることは不可)ので、写真を撮影することに。こちらのエアコンは2台目です。2台目のエアコンの方が汚れていましたね。砂・ホコリ・塵・油など、ヤニ汚れ以外は全て付着しているようです。
▼パーツ類の洗浄

分解したパーツ類の洗浄は、ご覧のように水洗い場で。奥の広場では、大学生たちがバーベキューを楽しんでいます。お邪魔をしないように・・・と思いながらも、こんなにお店を広げてしまいました。洗剤を噴霧したら、しばらく放置。エアコン内部の洗剤噴霧が終了したら、パーツ類のすすぎ・拭き上げをします。
▼洗浄前のエアコン

こちらが洗浄前のエアコン内部。熱交換器も吹き出し口も凄いことになっていました。クロスフローファンなんて、羽と羽の隙間もありません。このような状態では、エアコンからは勢いよく風が吹くことはないでしょう。熱交換率も悪そうです。
▼吹き出し口にカビ取り洗剤噴霧

まずは、カビ取り洗剤を噴霧。背面パネル・ドレンパン・吹き出し口には、たっぷりのカビ取り洗剤を噴霧・浸け置きしておきます。通常のエアコンクリーニングなら、このあとにメイン洗剤を噴霧していきますが今回は違います。だって「クロスフローファン」は、凄い目詰まりをしていますからね。この状態で洗剤を噴霧したところで、汚れの奥まで洗剤が浸透することは絶対にありません。そこで一段階汚れを吹き飛ばすことに。
▼洗剤噴霧前の汚水

どうですか? この汚水は? まだ洗剤は使用していません。ただ水を高圧で噴射しただけ。それでも汚れは落ちるのです。まだまだエアコン内部には汚れが残っているのですが・・・。ここからが当店の本領発揮。大量の洗剤をエアコン内部に投入していきます。
▼クロスフローファンの洗浄

エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」、エアコン下部の「ファン裏」「ドレンパン裏」クロスフローファンの順に、何度も何度もメイン洗剤を噴霧。クロスフローファンには「厨房用アルカリ洗剤」と「カビ取り洗剤」を追加噴霧して、ご覧のように繭玉のような状態で浸け置き。本当に頑固な汚れです。
▼洗剤噴霧後の汚水

洗剤噴霧前にも真っ黒な汚水がバケツ1杯とれたのに、洗剤噴霧後もこのような汚水が残りました。まだ高圧での洗浄(すすぎ)作業は始まってもいません。噴霧器で洗剤を大量に噴霧しただけ。このエアコンの洗浄には、メイン洗剤だけでも6ℓ使用しています。当然メイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。本当に強烈な汚れですよね。
▼洗浄後の汚水

そして、汚れが落ちてこなくなるまで洗浄を続けていると、こんなに大量な汚水が残りました。使用した洗浄水は、トータルで80ℓ位ですかね。ふ〜、何度も何度も水を汲みにいきました。
▼洗浄後のエアコン

洗浄後のエアコンはこんなにキレイになりました。見違えるように生まれ変わりましたよね。後は乾燥作業だけ。道具類の片付けをしながら、エアコンを27度で冷房運転させていると、エアコンの左側から水漏れが起きていました。確認すると、ドレンパンから水が溢れているようです。ここで室外のドレンホースをチェック。「ドレンつまり取りポンプ」でドレンホースを吸引してみますが、あまり手応えはありません。う〜ん、どうしたものか・・・。
ドレンパンを分解することに
使用した洗浄水とバケツに残った汚水量を考えれば、全くドレンホースから水が流れなかった訳ではなかったですよね。ただこのままでは水漏れを改善する術がありません。こうなったら、直接ドレンホースに水を流すしかありませんね。ということで・・・今更ながらエアコンを再分解。ただ高圧洗浄機はしまってしまいました。
▼ドレンパンの分解

そこで、噴霧器に水を入れドレンホースに直接噴霧。う〜ん。これは無意味な作業だったようです。ただの時間の無駄遣い。完全な判断ミスですね。手間を省くための行動が、結局手間を増やしてしまいました。面倒がらずに初めからこうすれば良かったな・・・と思いながら、高圧洗浄機を再セット。20ℓの洗浄水をドレンホースに直接高圧噴射してやりました。この作業でドレンホース内の詰まりは解消。エアコンの勾配にも若干の問題がありそうでしたので、室内機本体を右側に傾けておきました。ここまでの作業時間は約6時間30分。う〜ん、頑張りましたね。
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