
世田谷区梅丘で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン1台です。
エアコンから水漏れ
(訪問日:2020年9月5日)
本日は、世田谷区梅丘でエアコンクリーニングをしてきました。エアコンから水漏れがしているので、エアコンのドレンパンを洗浄して欲しいとのこと。8月初旬に予約をいただき、9月18日に訪問する予定だったのですが・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN40TEP-W|2016年製
9月5日の朝にお客様より電話が入りました。18日の予定ですが「エアコンからの水漏れ」で、年配のお客様は困り果てているそうです。できれば、もう少し早く来て欲しいとのこと。前の現場の作業終了時に伝言を聞いたのですが、タイミングよくエアコンクリーニングは早めに終わりました。移動や休憩の時間を詰めていけば、エアコン1台位の時間は作れそうです。まだまだ残暑の中、エアコンを使用できないのでは大変でしょう。熱中症の心配もありますからね。「今からであれば訪問可能」とお客様にご連絡をして、ご了承をいただいたので急遽予定を変更することにしました。
ドレンパンをキレイにして欲しい
午後1時頃お客様宅に到着。駐車場に車を停めてからエアコンのチェックです。ただ当初の私の勝手な予想からはかけ離れたお家・お屋敷。戸建ての広めなリビングには、エアコンが2台設置されていました。「これなら熱中症の心配はなかったな・・・」と、少し後悔? もっとお困りのお客様もいるだろうな・・・というのが本音です。
私の頭の中では、「メインで使用しているエアコンの水漏れに困りながらも、エアコンは1台しかないため、バケツで水漏れ対策をしながら使用している。」「水漏れの量が多くなり、誰にも相談できず困り果てた老夫婦が意を決して早めに来て欲しいと連絡してきた」こんなことを勝手に想像していましたが全然違っていましたね。
どちらかと言うと、裕福な老夫婦が「遠慮しないで日時の短縮を迫ってきた」こんなところでしょうか。このエアコンは使用していませんでした。水漏れ予防のバケツだって見当たりません。自分の想像力の乏しさには辟易しますね。
▼東芝ルームエアコン|RAS-2257V(W)

こちらのエアコンは、2年前に「ダスキン」でエアコンクリーニングをしているそうです。2016年製のエアコンですので、使用期間2年程度でエアコン洗浄をしているということ。余裕があるため、定期的にエアコンクリーニングをするという習慣もあるのでしょうね。しかも、ハウスクリーニング大手の「ダスキン」専門。富裕層独特の業者の選択方法ですよね。内容ではなくネームバリュー。そして、ネームバリューがあれば安心に繋がるという発想。ただ今回は、いつもお願いしている担当者が独立のため「ダスキン」を辞めてしまったとのこと。「ダスキン」に相談しても、ドレンパンの洗浄はできないと言われてしまったそうです。
エアコン購入店に相談しても、ドレンパンにスライムがあるためでドレンパンを洗浄した方がいいと言われたとのこと。簡易的にドレンホースを吸引して対処してもらったそうですが、水漏れは解消されなかったため当店のホームページに辿り着いたそうです。
▼ドレンパンにカビ取り洗剤を噴霧

上記画像は、このエアコンのドレンパン。分解難易度が高いため「ダイキンエアコン」のドレンパンを分解することは殆どありません。急遽の訪問のため、時間的にも余裕はありませんよね。ただ見た目では、スライムが体積しているようにも見えませんでした。念のためエアコン分解後、最初にカビ取り洗剤を噴霧・浸け置きしておきます。
そして、「次亜塩素酸ソーダ」を直接ドレンパンに流し入れました。ただドレンパンから洗浄剤たちが溢れ出ることはありません。室外のドレンホースを確認するとしっかりと排水されているようです。う〜ん。これでは原因が分かりませんね。ドレンパンやドレンホースの詰まりが「水漏れ」の原因ではなさそうです。お客様にはその旨を説明してから、エアコンクリーニングをすることにしました。さてさて、それでは2年前の「ダスキンのエアコンクリーニング」のチェックでもしますか。
▼洗浄前のエアコン背面

エアコンの背面はこんな感じでした。使用期間は4年なので、それほど汚れてはいませんね。だだ2年前にエアコンクリーニング済み。う〜ん。洗浄はしているのでしょうか?
新品のエアコンを2年目でエアコンクリーニング。そのような状態のエアコンを「ダスキン」さんは、どのように洗浄するのでしょうね。しかもその2年後には、エアコンから水漏れがするようになった。おそらくエアコン上部の洗浄はしていないのでしょう。お客様曰く「ちゃんと黒い水が出た」とのお話でしたが、簡易清掃だって「黒い汚水」は残るのですよ。
エアコン下部の吹き出し口やクロスフローファンの洗浄だけでは、ドレンパン由来の水漏れは解消できません。否、汚れやゴミをドレンパン内に吹き飛ばして、水漏れの要因になっていることも・・・。何も考えずに「クロスフローファン」をクルクル回しながら洗浄してしまうと、ファンに付着していたゴミはエアコン内部の方々に吹き飛んでしまいます。そのゴミは「ドレンパン」内にも溜まってしまうのですよ。
▼洗浄後の汚水

お客様から絶大の信頼を得ていた「ダスキン」さんのエアコンクリーニングから2年後の汚水です。これは汚れていますよね。エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」をメインに洗浄しています。たっぷりのメイン洗剤を噴霧・浸け置きしたら、大量の洗浄水(お湯)でバシャバシャ丸洗い洗浄。このエアコンは、上部に噴射した洗浄水も大量のバケツ内に残りましたね。メイン洗剤や洗浄水の9割位は、エアコン上部に使用していますので、同量位の汚水が室外にも排水されています。
洗浄後には、室外のドレンホース周りも再チェック。室外には、エアコンから排水されたホコリやゴミの跡が目立っていました。エアコン上部の熱交換器やドレンパンには、目視できなかったホコリやゴミも詰まっていたのでしょうね。ただスライムのような汚れまでは確認できませんでした。次亜塩素酸ナトリウムで浸け置きしているので、スライムなどの固形物は融解しているのかも知れませんね。
▼洗浄後のエアコン背面

エアコンの背面もこんなにスッキリ。キレイに洗浄できましたね。室外のドレンホースからも大量の洗浄水が流れ出ていました。洗浄中にドレンパンが詰まって、洗浄水が溢れるということもありませんでした。とりあえず、汚れが原因の水漏れは解消されたでしょう。
▼洗浄後の乾燥作業

お客様には「エアコン内部には。水漏れ原因になるような汚れは残っていません」「これでも水漏れが起きるようなら機器に問題がありますので、メーカーに修理を依頼してください」とお伝えし、本日のエアコンクリーニングは終了しました。
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