
板橋区稲荷台で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ナショナルルームエアコン1台です。
古いお掃除機能付きエアコン
(訪問日:2020年8月24日)
本日は、板橋区稲荷台でエアコンクリーニングをしてきました。戸建て住宅の1階には、ナショナルの古いお掃除能付きエアコンが設置されています。駐車スペースは、近隣の私道とのこと。場所を確認して問題なさそうでしたので、車を停めることにしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ナショナルルームエアコン|CS-28RGX-N|2007年製
エアコンクリーニングで使用する道具類をお客様宅前に降ろしてから車の移動。スリッパと防水シートを持ってお部屋に入ります。まずはエアコンのチェック。目前あるのはナショナルの古いエアコンでした。お掃除機能付きエアコンとは聞いていましたが、ナショナルの古いエアコンとは聞いていません。ここで古いエアコンの注意点をお客様にご説明。
古いエアコンの注意点
「10年以上前のエアコンは、メーカーが修理部品を持ち合わせていません。」、「万が一故障した際のエアコンの補償は、修理対応のみ。」、「10年以上前のエアコンは商品価値がなくなっているため、保険会社も代替エアコンなどの補償はしてくれません。」とご説明。お客様からは「でも、エアコンが壊れる確率は低いでしょ?」と質問されました。
当店からは「故障する確率は低いですが、ゼロではありません」、「家電製品はいつか必ず壊れます。そのタイミングがエアコンクリーニングと重なる可能性だってあります。」、「コンセントを抜いて差し直すだけでも、電圧が一時的に上がることで基盤などが弱っているエアコンなら故障する可能性すらあります。」、「お掃除機能付きエアコンは、コネクタなどを抜いていきますが、配線などが劣化していればコード内で断線することも考えられます。」、「そのような経年劣化による故障は防ぐ術がありません。」「他のお客様の例でも、コンセントコード内の断線により一時不良を起こしたこともあります」などなど、少し大袈裟にご説明しました。
「ただ、当店はエアコンを徹底養生しています。基板やファンモーターなどに洗剤や水をかけることはありません。」、「業者の洗浄ミスである、浸水が原因のエアコン故障の心配はありませんので、その点はご安心ください。」と追加でご説明。お客様は暫く悩まれていましたが、ご了承をいただいのでエアコンクリーニングを始めました。
▼ナショナルルームエアコン|CS-28RGX-N

いつも通りの作業ではありますが、慎重に丁寧にエアコンクリーニングをしましょう。本日のエアコンはこんな感じ。数年前までは、お部屋でタバコを吸われていたそうです。エアコン内部にはヤニ臭も残っていますね。この段階で、本日のメイン洗剤は決定。ヤニ汚れには「ゴールド(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムのMAX仕様ですよね。
▼分解したパーツ類

カバーやフィルターなども、裏側にまでビッシリとヤニが付着していますね。パーツ洗浄は女性スタッフにお任せ。お陰で内部洗浄に注力できます。この汚れ具合なら「厨房用アルカリ洗剤」も追加噴霧するのでしょうね。
▼剥き出しになったお掃除ユニット

業者によっては、この段階で洗浄を始めてしまうのかも知れませんね。故障のリスクを考えたら、吹き出し口のみの洗浄を選ぶ業者もいるのでしょう。ただ当店は違います。徹底洗浄の依頼を受けた限り、エアコン内部はバシャバシャと丸洗い洗浄。まだまだ分解していきますよ。
▼リモコンや基盤などの洗浄しないパーツ

上記の画像は、洗わないパーツたち。このような小さな基盤だって、もう部品の在庫はありません。故障させないためには、しっかりと分解。この一手間で故障リスク大幅に削減できます。
▼エアコン全景|洗浄前・後

エアコン本体には、メイン基板やファンモーター、端子台などはついたまま。しっかりと内部養生をしなければ、まだまだ故障のリスクはあります。当店は、たっぷりの洗剤をエアコンの隅々までに噴霧し、大量の洗浄水(お湯)でバシャバシャと丸洗い洗浄していますからね。他の業者から見たら考えられないような作業風景に見えるのかも知れません。何処ぞかの研修センターなどでは、絶対にお勧めしない洗浄方法でしょう。ただ安心してください。どんなに古いエアコンだって、エアコンの構造を理解して浸水箇所を徹底的に潰してしまえば、洗浄によってエアコンが壊れることなど絶対にありません。
蓄積汚れが溜まっていた「熱交換器のアルミフィン」や「ドレンパン内部」も最適な洗剤の選択・追加噴霧により徹底洗浄済み。ヤニ汚れ・ヤニ臭だって、キレイに一掃されています。
▼吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口もこんな感じに洗浄できました。腐食する心配のない吹き出し口には「カビ取り洗剤」や「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧することで、塩素・苛性ソーダも大量に投入。ご覧のようにクロスフローファンもスッキリですね。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が室内に残ったバケツの汚水。このエアコンの洗浄には30ℓの洗浄水を使用しました。この汚水と同量位の洗浄水が、エアコン上部の汚れを乗せて室外にも排水されています。古いエアコンだろうが、汚れが落ちるまで徹底洗浄。当店なら、こんなに大量の洗浄水をエアコン上部にも高圧で噴射できるのです。だからこそ、洗浄力の強い洗剤をガンガン使用可能。結果「古いエアコンの蓄積汚れ・蓄積臭」だって、スッキリと洗浄できるのです。
▼洗浄後のキレイなエアコン

カバーなども女性スタッフが丁寧に洗浄していますので、見違えるようにキレイになりましたね。数時間前の悪臭は何処へやら。エアコンからは爽やかな風が吹くようになりました。ご覧のように、エアコンは故障せずに、勢いよく作動しています。お客様も安心・喜ばれていました。
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