
文京区千駄木で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン2台です。
リピーター様のエアコン洗浄
(訪問日:2020年7月26日)
本日は、文京区千駄木でエアコンクリーニングをしてきました。2年前に訪問したリピーター様で、前回はエアコンから「ゴキブリ」が出たための急遽の依頼だった記憶があります。ただゴキブリは見つかりませんでしたが・・・。今回は、前回とは別のエアコンを2台洗浄してきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-KJL56C2|2013年製
駐車場は前回と同様に、近隣にお住まいの奥様の実家。この界隈は道路が狭いですね。お客宅前には車を乗り入れるスペースはありません。住宅脇の隣接道路で道具類を降ろすのですが、他の車がこないかとヒヤヒヤ状態。狭い道路なのに交通量があったりするんですよね。住宅地なので・・・。
前回とは違うエアコンの洗浄
無事に車の移動は完了。それではエアコンをチェックしましょう。今回のテーマは「ゴキブリ」ではなく、単純にエアコンが臭いとのこと。試運転させると「むぅ〜」と悪臭がしています。了解いたしました。エアコンを分解して徹底洗浄していきましょう。
▼日立のお掃除機能付きエアコン|RAS-KJL56C2

上記のエアコンは2階リビングに設置されている、日立のお掃除機能付きエアコンです。分解難易度は平均値位ですかね? エアコンの臭いの原因は、エアコン上部とエアコン下部に分けられます。エアコン下部の臭いは「カビ臭」や「ホコリっぽい臭い」などがメイン。生活臭や酸っぱい臭いがするのは、エアコン上部の熱交換器やドレンパンが原因のことが多いですね。
▼エアコンカバーを外した後

前面パネル・フィルター・ダストボックス・エアコンカバーを分解したらこんな感じになります。お掃除ユニットが剥き出しになりましたね。ただこれで分解が完了ではありません。エアコンを徹底洗浄するためには、まだまだエアコンを分解していく必要があります。「お掃除ユニット」を分解しないでエアコンクリーニングをする業者も多発していますので注意しましょうね。
お掃除機能付きエアコンの料金設定が、スタンダードエアコンよりも割高なのは分解の手間がかかるからです。お掃除ユニットの分解をしていないのに「割増料金」を請求されているならば、これはもう詐欺行為以外の何者でもありません。このような「詐欺業者」を見かけたら、躊躇することなく訴えて根絶させましょう。大手の業者だって安心はできませんよ。
▼リモコン受光部基盤の分解

当店の分解範囲は、お掃除ユニットだけではありません。大量の洗剤と大量の洗浄水(お湯)を、高圧でエアコン内部の隅々までに噴射。エアコンをバシャバシャと丸洗い洗浄していると、ドレンパンからも大量の洗浄水が溢れ漏れます。ドレンパンから溢れる大量の洗浄水は、基盤下にある「リモコン受光部基盤」に襲いかかることに・・・。この大量の洗浄水の浸水を「養生」だけでカバーするのは困難です。そこで当店は、このように「リモコン受光部基盤」も分解することが多いですね。
こんな一手間が、エアコン悪臭解消の一助になるのですよ。エアコンを徹底分解できていれば、エアコン内部の徹底養生ができるようになります。エアコンが徹底養生されているからこそ、エアコンの徹底洗浄もできるのですよ。エアコンの分解・養生・洗浄は常にセット。一つとして欠かすことはできません。
▼洗浄中の熱交換器

上記の画像は、洗浄後の熱交換器ではありません。メイン洗剤噴霧後・浸け置き中の熱交換器のアルミフィンです。この状態でもキレイですよね。そうなんです。高圧洗浄機ですすぎ作業をする前に、この状態まで持っていくことが大切なのです。
※本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。
エアコン洗浄用の高圧洗浄機は、汚れを吹き飛ばすことが主な目的ではありません。浮いた汚れや洗剤成分を洗い流すことこそが重要なのです。無意味にゴミや汚れを吹き飛ばしてしまうことは絶対にNG。そのような無知な行為が、余計にエアコンを汚すこともあるのです。やたらと高圧洗浄機の圧力自慢をしている業者も見かけますが、思わず笑ってしまいますよね。「あなたが飛ばしたその汚れ、しっかりと落とし切っていますか?」「エアコンの奥深くに隠して帰ってはいませんか?」
▼厨房用アルカリ洗剤を追加噴霧

吹き出し口の洗浄も同じことが言えます。エアコンの汚れは、すすぎ前にしっかりと浮かせて落としておくことが必須。高圧洗浄機の噴射でゴミや汚れを無意味に吹き飛ばさないことが大切なのです。ご覧のように「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧。「クロスフローファン」を眉玉のような状態で浸け置き洗浄しました。苛性ソーダの強力な洗浄力で、汚れをグイグイ落としていきます。
この汚れや洗剤成分を無意味に吹き飛ばすことなく、エアコン上部から洗浄をしていきます。熱交換器背面・天面・前面・ドレンパンから溢れ・漏れた洗浄水で、ファンについている余分な洗剤成分を洗い流し、その後にエアコン下部の「ファン裏」「ドレンパン裏」「クロスフローファン」を直接洗浄していきます。ただこれだけでは完全とは言えません。
もう一度「エアコン上部」の洗浄をして、吹き飛ばしてしまった汚れやゴミ・洗剤成分を洗い流します。そしてまたエアコン下部の洗浄。この作業を何度でも、ゴミや汚れ・洗剤成分が落ちてこなくなるまで、何回でも繰り返して行っています。これが当店の徹底洗浄。汚れが落ちてこなくなるまで洗浄しているからこそ、エアコンの悪臭は解消されるのですよ。
▼洗浄後の汚水

どんなに強い洗剤を使用したとしても、「洗剤成分がエアコン内部に残らないように」大量のお湯で徹底的にすすいでしまえば何の問題もありません。洗浄後のエアコンにダメージが残ったり、洗浄後のエアコンを使用することで健康被害が起きることなどは絶対にないのです。ただ、この徹底したすすぎ作業は全てのエアコンクリーニング業者ができる訳ではありません。そのようなスキルの低いエアコンクリーニング業者が「洗浄力の強い洗剤」を否定しながら、汚れの落ちない「エコ洗剤」を推奨しているんですよね。
上記のバケツの汚水量は4ℓ位。この4倍位の洗浄水が、エアコン上部の熱交換器・ドレンパンの汚れを乗せて室外に排水されています。室内に残っているバケツの汚水は、ほとんどがエアコン下部である吹き出し口の汚れ。いわゆる見えるところの汚れですね。だだエアコンの臭いの原因は見えるところだけではありません。真っ黒な汚水が室内のバケツに残ったとしても、大量の汚水が出たとしても、エアコンの臭いが一掃できているとは限らないのです。目に見えるものだけが真実ではありません。お部屋には残っていない「室外に排水されている洗浄水(16ℓ位)」こそが、このエアコンの悪臭を解消させたのです。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコン内部がキレイになったら、エアコンを組み立てて乾燥作業。数時間前の悪臭は何処へやら。全く別物の風がエアコンからは吹いています。我ながら完璧な作業・・・すいません、自画自賛です。次は3階寝室のスタンダードエアコンを洗浄しましょう。
▼スタンドードエアコンの洗浄

このエアコンも臭っていましたね。こちらも同様に徹底洗浄しておきました。リビングのエアコンで話が膨らんでしまいましたので、こちらの詳細は割愛いたします。汚水の写真も撮り忘れてしまいましたので・・・。
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