
豊島区南大塚で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコンと
三菱ルームエアコン各1台です。
訪問時間の遅延
(訪問日:2020年7月1日)
本日は、豊島区南大塚でエアコンクリーニングをしてきました。当初の訪問予定時間は午後2時。しかし、お客様宅に到着したのは午後3時10分頃。1時間以上の遅刻です。申し訳ありませんが、こんなことも良くある話。当店のエアコンクリーニングは、時間で区切ることができないのです。エアコンの汚れが落ちるまで徹底洗浄していますので・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-A253H|2013年製/三菱ルームエアコン|MSZ-HW223-W|2013年製
前のお客様宅でお詫びの電話報告。作業が押していますので、1時間くらい遅れることを連絡しました。エアコンクリーニングのご依頼は、お掃除機能付きエアコンが2台。午後2時からの作業でも、終了予定時刻は午後7時です。汚れ具合や機種によっては、前の現場同様に時間の超過も考えられます。正直お客様もお困りのようでした。申し訳ありません。
マンション前の駐車スペースに車を停めて、足早にお客様宅へ。お詫びをしてからエアコンのチェックをします。幸か不幸か? ここで朗報?が・・・。お客様の勘違いで1台のエアコンはスタンダードタイプ。ふ〜っ、これで時間の短縮ができますね。もう一台のお掃除機能付きエアコンを確認すると三菱のエアコンです。この2台なら暗くなる前に作業を終えることもできるかもしれませんね。
上下風向ルーバーの不良
まずはエアコンの動作確認。リモコンでエアコンを運転させますが、上下風向ルーバーが動いていません。お客様に確認すると、動いていたはずとのこと。何度か運転・停止をしてチェックしますが、やはりルーバーは動きません。お客様の勘違いだったのですが、しばらく問答が続いてしまいました。正直この段階では、遅れてきた当店への不信感もあったのでしょうね。
▼富士通のスタンダードエアコン|AS-A253H

こちらが富士通のスタンダードエアコン。内部クリーンがついているので「お掃除機能付きエアコン」と勘違いされたようですね。お掃除機能付きエアコンとは、「自動フィルター清掃機能」のついたエアコンの総称。フィルターを片手で上に持ち上げたら「ぽろっ」と落ちれくるようなエアコンは、全てスタンダードエアコンです。お掃除機能付きエアコンのフィルターは、「カチカチッ」と嵌め込んだり、パーツを開けて差し込んだり、パーツで留めたりする仕組み。簡単にはフィルターが落ちてこないように・外れないような構造になっています。
▼吹き出し口|洗浄中・後

上記は、吹き出し口の洗浄風景。クロスフローファンは汚れていましたので、メイン洗剤噴霧後に追加で「厨房用アルカリ洗剤」を噴霧。左画像のように、繭玉のような状態で浸け置き洗浄しています。前段階では「背面パネル」「ファン裏」「ドレンパン裏」にもカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き洗浄済み。
先ほどのお客様宅と同じで、こちらのお客様宅にも1歳未満の可愛い赤ちゃんがいました。赤ちゃんの生活環境改善のために「エアコンクリーニング」を考える方も多いですよね。そのようなお客様の需要を見込んで「赤ちゃんにも優しい洗剤を使用しています」というフレーズで「エコ洗剤」でエコ洗浄を推奨する業者も星の数ほどいます。
ただ当店のスタンスとは全く異なります。よりよいエアコン環境を作り上げることと、「エコ洗剤」は全く比例していません。今後のエアコン環境をよりよいものにするためには、エアコンの汚れを一掃させることが一番大切。赤ちゃんのためにエアコンをキレイしたいから「エアコンクリーニング」を依頼しているのに、赤ちゃんでも触れる「エコ洗剤」で、エアコン内部の汚れを残したままなんて・・・本末転倒。それなら「やらない」のと一緒ですよね。
エアコンクリーニングで一番大切なのは、汚れを取り切ること。そして洗浄したエアコンに不具合が起きないように、しっかりと洗剤成分を洗い流すことの二つだけ。言葉にすれば簡単ですが、この二つを実際に行うのは簡単なことでありません。
それを補うために、取り繕うように「エコ洗剤」が存在していたりもします。汚れは落ちは悪いですが「エコ洗剤」を使用していれば、エアコンの不具合だけは防ぐことができますので・・・。
▼洗浄後の乾燥作業(1台目)

エアコンクリーニング中は、終始仲良く家族3人でご観覧いただきました。流れ落ちる黒い汚水を見ながら楽しまれていたようです。ご覧のように、エアコンはスッキリとキレイに洗浄できました。メイン洗剤には「次亜塩素酸ナトリウム」も追加配合してありますので、殺菌洗浄済み。見た目以上にキレイな仕上がりになっていますよ。当店への不信感も、汚れ臭いと一緒に一掃されたようですね。ただ・・・汚水の撮影は忘れてしまいました。
▼上下風向ルーバーの補修

ルーバー不良の原因は、軸の欠損でした。エアコンが汚れているから・・・と不用意にルーバーを動かすとこのように欠損してしまうことがあります。不慣れなエアコンクリーニング業者だと、分解時に欠損させることも・・・。そんな業者の作業も近くで見たことがあります。
運良く欠損部がエアコン内部に残っていましたので、このように「瞬間接着剤」で復活させることができました。欠損から時間が経っているため、少し接着部が微妙ではありましたが問題なくルーバーは動くように・・・お客様も安堵・喜ばれています。
それでは、お掃除機能付きエアコンの洗浄をしましょう。
簡単に分解できるお掃除機能付きエアコン
▼三菱のお掃除機能付きエアコン|MSZ-HW223-W

このお掃除機能付きエアコンの分解は簡単です。エアコンクリーニング初心者向きですね。分解したお掃除湯ユニットも、基板などがついていないためそのまま洗浄可能。しかもこのエアコンは、それほど汚れていませんでした。使用頻度は低いそうです。
▼吹き出し口にカビ取り洗剤噴霧

いつものように、背面パネル・ドレンパン・ファン裏・ドレンパン裏は「カビ取り洗剤」で浸け置き洗浄。しっかりとカビを殺菌洗浄しておけば、カビ菌の再付着を遅らせることができます。
▼洗浄後のエアコン全景

正直な話、見た目だけなら洗浄前とそれほどの違いはありません。見た目だけなら・・・。ただしっかりと殺菌洗浄してあります。見えない奥の奥までも、熱交換器のアルミフィンも殺菌洗浄済み。見えるところしか洗浄しない業者とは全く違う仕上がりですのでご安心を。
▼洗浄後の汚水

このエアコンの汚水はこの程度。やはり汚れていないですよね。これでも洗浄水(お湯)は20リットル使用しています。バケツには残っていない16リットル位の洗浄水は、エアコン上部の汚れと洗剤成分を落としながら室外に排水済み。洗剤成分がエアコン内部に残ることはありませんのでご安心ください。
▼洗浄後の乾燥作業(2台目)

エアコンの洗浄が終わったら乾燥作業です。エアコンの運転・停止を繰り返しながら、水分を拭き取っていきます。
さあ問題です。ここまでの作業にどれくらいの時間がかかったと思いますか? 元々はお掃除機能付きエアコン2台だったので作業時間は5時間の予定。1台のエアコンはスタンダードに変更されたので、1時間は短縮できますよね。しかし、今の時間は17時30分。なんと作業時間は2時間強です。この後に撤収作業がありますが、スタンダードエアコン2台の作業時間とも大差ありませんね。こんなこともあります。
分解難易度の高いお掃除機能付きエアコン
▼東芝のお掃除機能付きエアコン

そしてこちらが、遅延の原因となったお掃除機能付きエアコン。依頼内容は全く同じで「お掃除機能付きエアコン」と「スタンダードエアコン」の各1台。写真のエアコンは、全ての基盤を取りはずして分解する必要があります。しかも2台ともかなり汚れており、スタンダードエアコンにも無意味なユニットが付属されていました。今回の三菱のエアコンと同程度の手間がかかるスタンダードエアコンです。そしてエアコンクリーニングの作業時間は5時間強。このお客様の倍の時間がかかってしまいました。しかし、料金は同額の28,000円です。こんな日もありますよね。
若干の不公平感もありますが、これが当店の均一サービスです。当店の均一サービスは、全てのお客様に対して同じ内容でエアコンクリーニングをすることではありません。「全てのお客様のエアコンが、洗浄後は同程度にキレイになっている」ということが、当店の均一サービスなのです。だからこそ、エアコンクリーニングを時間で完全に区切ることはできません。汚れ具合や機種によっては、作業時間が超過することも起こります。ご予約の際は、予めご了承ください。
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