
品川区八潮で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン2台です。
お友達からの紹介
(訪問日:2020年6月18日)
本日は、品川区八潮でエアコンクリーニングをしてきました。1年前に同じマンションに訪問したお客様からのご紹介なので、お友達紹介キャンペーンで500円割引となります。マンション下に到着したらお客様にご連絡、下まで降りていただき駐車場への誘導もしていただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-224CF-W|2014年製/CS-409TB2-W|2009年製
お客様には先にお部屋に上がっていただき、道具類一式を台車に乗せてから、エレベーターに乗ってお客様宅まで移動します。本日のエアコンはパナソニックのスタンダードエアコン2台。2年前にも、他の業者でエアコンクリーニングをしているそうです。
オプション誘導業者の罠
エアコンクリーニング終了時にお話を伺ったのですが、このエアコンたちは定期的にエアコンクリーニングをしているとのこと。前回の業者も当店と同じくらいの料金設定だったそうです。ただ訪問時に様々なオプションを勧められてしまい、断りきれずにいると総額は4万円位になったとのこと。そんなエアコンクリーニング業者も多くて困りますよね。訪問時の単価を上げたいのでしょうが、これは訪問販売法にも触れるような犯罪行為です。「しっかり」と訪問前に支払う料金を確認し、作業当日に追加料金への誘導をされた際には、「はっきり」とお断りしましょう。
▼エアコン洗浄例|1台目

上記の画像は1台目のエアコン洗浄例。①分解前のエアコン、②エアコンカバーなどのパーツ分解後、③ドレンパンの洗浄、④吹き出し口の洗浄、⑤洗浄後のエアコン全景、⑥洗浄後の吹き出し口となります。
このエアコンは使用頻度も低いとのこと。年式も2014年前ですから使用期間もまだ6年。定期的に洗浄しているので、吹き出し口はそれほど汚れていませんでした。お客様が一番気になるのは吹き出し口やクロスフローファン。簡易清掃業者だって、それなりには洗浄できますよね。しかも黒いクロスフローファンのため、汚れが残っていたとしても気づくことは難しいでしょう。汚水の撮影を忘れてしまったのですが・・・イメージでいうと2年分の汚れ程度だと思っていました。しかし「使用頻度」を考慮すれば、汚れていたのかも知れませんね。
それでは2台目の古いエアコンに移動しましょう。
▼パナソニックのスタンダードエアコン|CS-409TB2-W

洗浄前のエアコンはこんな感じ。定期的に2年前にも洗浄されていますので、パッと見はそれほど汚れてはいません。
ただこの時はまだ、定期的にエアコンを洗浄しているという情報はありません。エアコン下に伸びている邪魔な「化粧カバー」のことを日記に記載する予定でした。この「化粧カバー」は、冷媒配管やドレン排水管の見栄えを良くするためのもの。配管たちがエアコン下に伸びている場合は、エアコン洗浄カバーから洗浄水が漏れることも多々。このままの状態でエアコンを洗浄してしまうと「化粧カバー」内に汚水が溜まってしまうこともあります。溜まってしまった汚水は水漏れの原因にも・・・。それを防ぐために、当店では「化粧カバー」も分解しています。こんな話をメインで記載する予定だったのですが・・・。
▼エアコン分解後

ご覧のように、エアコンカバーなどのパーツ類分解と一緒に化粧カバーも分解しました。徹底洗浄するために、リモコン受光部基盤やアースなども分解・取り外してあります。
ここで注視すべきは熱交換器の汚れ方。エアコン下部(吹き出し口)と比較するとエアコン上部(熱交換器・ドレンパン)が汚れていました。背面パネルには、ホコリもついたままでしたね。黒い塊(?)もいましたが・・・こちらは後程。
▼ドレンパンの洗浄

背面パネル・ファン裏・ドレンパン・ドレンパン裏にはカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き。ドレンパンは、このように簡易分解して洗浄しました。やはり・・・エアコン上部は汚れていますね。
こちらのエアコンは、動作確認時に悪臭がしていました。しかし「エアコン下部」はそれほど汚れてはいません。このようなパターンの時は「エアコン上部」に臭いの原因があります。今までは見える箇所の掃除しかできない「簡易清掃業者」が、定期的にエアコンクリーニングをしていたのでしょう。このエアコンは、2009年製の古いエアコン。この様子では、しっかりと洗浄されたことは一度もないでしょうね。メイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様に変更しました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

上記画像は吹き出し口の洗浄前後です。2年前にエアコンクリーニングしているので、見える箇所はそれほど汚れてはいませんね。エアコンからは悪臭がしているのですが・・・。
エアコンで一番汚れやすいのは「吹き出し口」周辺。エアコン上部の汚れと下部の汚れを比較すると、前の業者が行ったエアコンクリーニングが良く理解できます。汚れやすい「エアコン下部」が汚れていないのに、汚れにくい「エアコン上部」が汚れているということは・・・「簡易清掃」したことがあるという証拠。こんな簡易清掃では、このエアコンの悪臭は解消できませんね。
洗浄後の汚水

そして、エアコン下部の汚れとは不釣り合いな「汚れた汚水」が室内には残りました。2年前に洗浄しているのに、こんなにエアコン内部は汚れていたのです。簡易清掃業者は「エアコン上部」の洗浄は得意ではありません。だからこそ、お客様が注視しがちなエアコン下部(吹き出し口)ばかりを洗浄してしまいます。しかも、オプション誘導までしていたとのこと・・・。「抗菌コート」や「室外機クリーニング」、「なんちゃら殺菌」から「防虫キャップ」まで施工しているそうです。
▼洗浄後の乾燥作業

こちらが、洗浄後のエアコンです。熱交換器のアルミフィンもスッキリとキレイなアルミ色に復活。見えていない箇所である「背面パネル」「熱交換器背面・天面」もしっかりと洗浄してあります。
分解してあるアース類やリモコン受光部基盤を組み立てたら、電源を入れて乾燥作業。もう悪臭はしませんね。10年来の汚れ(簡易清掃業者の汚れ残し)を徹底洗浄しておきました。洗浄力の強い洗剤を使用して、エアコン内部をしっかりと殺菌洗浄してあれば、抗菌コートなど必要ありません。エアコン内部の汚れを残したまま「抗菌コート」を施工するなんて・・・まるで臭いものに蓋をしているような状態・・・最悪です。
▼ゴキブリの死骸

そしてこちらが「黒い塊」の正体。エアコンカバーを外したら、背面パネルに挟まっていたゴキブリの死骸です。ゴキブリが心配なので「防虫キャップ」をつけたのに・・・と、お客様は憤っておりました。
当店でもオプションで「逆流防止弁」の設置は行っています。ドレンホースからの虫の侵入を防ぐことはできますが、ゴキブリはどこからでも入ってきますからね。ゴキブリの侵入経路は未知数。防虫キャップをつけたところで、お部屋への侵入を完全に防御することは不可能です。防虫キャップなら、ドレンホースの出口を薄いガーゼやストッキングなどで塞ぐのと大差ありません。ドレンホースにつけるのであれば、「ポコポコ音」を防ぐ効果のある「逆流防止弁」の方が好ましいでしょう。
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