
板橋区中台で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン1台です。
知り合いから貰ったエアコン
(訪問日:2020年6月13日)
本日は、板橋区中台でエアコンクリーニングをしてきました。玄関横のお部屋には、知人から貰ったエアコンが設置されています。マンションの来客用駐車スペースに車を停めてからお客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-J22A-W|2011年製
道具類一式を台車に乗せてから、エレベーターに乗ってお客様宅まで移動します。玄関に入ると、奥のリビングにはお掃除機能付きエアコンが設置されていました。あれっ、スタンダードエアコンと聞いていたのに・・・と一瞬動揺しましたが、今回のエアコンクリーニングは入口の部屋だそうです。勝手に勘違いしてしまいましたが、これで一安心。この後のスケジュールもありますからね。それではエアコンを確認してみましょう。
ヤニが付着しているエアコン
入口のお部屋には、富士通ゼネラルのスタンダードエアコンが設置されていました。キレイな白い壁紙のお部屋には不釣り合いな色合いのエアコン。なんだか汚れていますよね。
▼富士通ゼネラルのスタンダードエアコン|AS-J22A-W

床はフローリング。お部屋はキレイに整頓されてあり、ホコリが舞うような雰囲気もありません。しかしこのエアコン、リビングにでも設置されていたような汚れ方をしています。このパターンはエアコンの移設ですね。引越し前の家で使用していたエアコンを、この部屋に持ってきたのだと思います。それではエアコンを分解して汚れ具合もチェックしてみましょう。
▼エアコンカバーなどのパーツ分解後

カバーなどのパーツ類を分解したら、こんな感じに汚れています。熱交換器のアルミフィンも変色していますよね。これはタバコのヤニ汚れでしょう。そういえば、動作確認時もヤニ臭がありました。お客様は喫煙者なのかもしれませんね。引っ越されてからは禁煙されたのか、お部屋での喫煙をやめたのか・・・、そんなところでしょう。
ただお客様はリビングでお寛ぎ中なので確認はしていません。エアコンクリーニングには、それほど興味がないようですね。ただ安心してください。当店はお客様が見ていても、見ていなくてもエアコンを徹底洗浄しています。ただ気をつけてくださいね。こんな無関心な放置状態だと、適当な洗浄をする業者もいますので・・・。
▼熱交換器のアルミフィン洗浄中

背面パネル・ドレンパン・ドレンパン裏・ファン裏には、カビ取り洗剤を噴霧して浸け置き洗浄。その後はメイン洗剤を噴霧していきます。このヤニ汚れですから、本日のメイン洗剤はMAX仕様。「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム追加配合です。
熱交換器にメイン洗剤を噴霧すると、ご覧のように泡立ってきました。洗剤成分が汚れに浸透・作用していますね。この画像は3回目位の噴霧作業中です。当店ではメイン洗剤を何度も、時間をかけて重ね噴き。この後もメイン洗剤の噴霧は、泡立ちがなくなるまで続きます。この段階でも、ヤニ汚れが落ちているのは確認できますよね。
このように、エアコンの汚れは洗剤の噴霧中に落としておく必要があります。高圧洗浄機でのすすぎ作業は、洗浄の補助でしかありません。高圧洗浄機の噴射は、汚れを吹き飛ばすのではなく、浮いている汚れを全て落とすのが目的なのです。これを勘違いをしている業者も多いですよね。
▼エアコン全景|洗浄前・後

何度も時間をかけて、メイン洗剤を重ね噴き。洗浄力の強い「洗剤の洗浄力」で汚れを落ちしていますので、熱交換器のアルミフィンもこんなにキレイになりました。時間をかけてたっぷりの洗剤を噴霧していますので、表面の見た目だけではなく、見えていない奥の汚れも除去されています。もうこのエアコンからはヤニ臭がすることはありませんね。
正直こんなエアコン「エコ洗剤」なんかでは、絶対に臭いは取れません。「エコ洗浄」専門業者はどうしているのでしょうか? 洗浄力の強い「エコ洗剤」使用・・・なんて謳っている業者もいますが、本当に不可思議です。そんな「エコ洗浄」専門業者が、このようなヤニまみれのエアコンを洗浄しているところを見てみたいものですね。だいたいの予想はつきますが・・・当店も以前は、洗浄力の強い「エコ洗剤」で「エコ洗浄」していましたので・・・。
▼吹き出し口の洗浄

上記は吹き出し口の洗浄風景です。左側はカビ取り洗剤での浸け置き中。右側は厨房用アルカリ洗剤で「クロスフローファン」を繭玉のような状態で浸け置き中です。メイン洗剤を何度も重ね噴きした後なのに、まだまだ汚れが浮き出てきますね。熱交換器の洗浄と同じように、この段階でしっかりと汚れを落としておくことが大切なのです。
吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口もご覧の通り。すっかりキレイになりました。しかも殺菌洗浄済み。見た目以上にキレイに奥の奥、細部までキレイに洗浄されていますよ。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の汚水です。バケツに収まっているのは4ℓ位でしょうか。16ℓ位の洗浄水は、エアコン上部の汚れとともに、ドレンパン・ドレンホースを通って室外にも排水されています。大量の洗浄水ですすぎをしていますので、「洗浄力の強い洗剤」を使用していてもエアコンにダメージが残ることはありません。しっかりと汚れを落としたら、徹底したすすぎ作業。これが基本です。
▼エアコンクリーニング風景

お客様が見ていても、見ていなくてもお部屋が汚れないように、このように徹底養生。当店ではエアコンの背面も徹底洗浄していますので、エアコンの壁面からは洗浄水が漏れることもよく起こります。それを防ぐために、このように壁面を養生することも・・・。床材が濡れないように、巾木も常にマスカーテープで養生しています。
「しっかりと養生していますので、壁が濡れることはありあせん」こんなことを謳っている業者も見かけますが、そんなことは絶対に不可能。エアコン内部には、結露を防ぐための小さな穴が所々にあります。またエアコン設置業者の作業内容によっては、エアコンと壁と間に隙間があることも・・・。しっかりとエアコンを洗浄していれば、壁面への水漏れを防ぐことはできません。ただひとつだけ防ぐ方法もあります。それは洗浄をしないこと。見えるところの洗浄だけなら、エアコンの背面から水が漏れることはありません。そうなんです。壁が濡れないと断言している業者は、実は表面の洗浄しかしていないのです。これは言葉の魔術ですね。しっかりと養生しているから、丁寧に養生しているから、壁が濡れないのではありません。洗浄していないから濡れないのです。
▼洗浄後のパーツ類

エアコン内部徹底洗浄している間に、女性スタッフがお風呂場をお借りして、エアコンカバーなどのパーツ洗浄しています。洗浄が終わったら、エアコンカバーには「高圧洗浄済み」シールも貼付。このように分担作業ができるので、エアコン内部も徹底洗浄できるのです。当店は二人作業でもスタンダードタイプの作業時間は90分。一人作業で60分以内なんて業者もいますが、正直理解ができません。確かに一人で60分で作業をしろと言われれ可能ですが、それでは簡易清掃が限界点。しっかりとエアコンの汚れを落とすことはできません。
作業が終わってからお客様に確認をすると、タバコは吸われていないとのこと。どうやらこのエアコンは知人から貰ったそうです。ただお客様、臭いにはあまり敏感ではないようですね。ヤニ臭には気づいていなかったうようです。
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