江東区豊洲で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン1台です。
オーバーホールされたエアコン?
(訪問日:2020年6月3日)
本日は、江東区豊洲でエアコンクリーニングをしてきました。リビングには富士通ゼネラルのお掃除機能付きエアコンが設置されていますが、2年前の引越し時にオーバーホールされているとのこと。う〜ん興味津々ですね。エアコンの分解が楽しみです。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-R40B-W|2012年製
予約時は駐車スペースがないと言われましたが、後日お電話で駐車スペースを確保できたとのこと。道具の移動などが楽になるので助かりますね。それではお客様宅に訪問して、エアコンクリーニングをしましょう。
お掃除ユニットの分解
エアコンの動作確認を終えたら、コンセントを抜いてエアコンの分解。前面パネル・フィルター・ダストボックス・ルーバー・エアコンカバー・お掃除ユニットの順に、エアコンを分解していきます。
▼お掃除ユニットの取り外し
左画像は、お掃除ユニット分解後のエアコンです。奥の大きなルーバーはついたままですよね。以前は分解していたのですが、手慣れていないのが原因か? 軸を破損するケースが何度か起こりました。ルーバーに不具合が起きることはないのですが、あまり気持ちの良いものではありません。この大きなルーバーは中が空洞になっているため、洗浄中の汚水が入ってしまうというネックもありますが、今は分解しないで洗浄しています。また分解をはじめる可能性もありますが・・・。ただ今回は、分解しないことで問題が起こりました。その話は後程。
オーバーホール洗浄の形跡
オーバーホール洗浄をされているエアコンを見るのは初めて。すごくワクワクしています。他の業者が洗浄したことのあるエアコンには、様々な形跡が残っています。それを読み解きながら、他業者の洗浄を確認するのはとっても楽しみ・・・ただの粗探しだったりもしますが・・・。
このエアコンは、引越し屋さんがエアコンクリーニングしたとのこと。引っ越しのオマケであるエアコンクリーニングがどの程度などのかも楽しみですよね。ただ所詮はオマケ。彼らはプロではありません。メーカーに依頼して、高額なエアコン洗浄することもないでしょうね。
分解していない証拠
▼お掃除ユニットの基盤を分解
左側の画像には結束バンドがついていますよね。このままの状態では、お掃除ユニットから基盤を取り外すことができません。右画像のように切り離す必要があります。しかし、結束バンドにはホコリやカビが付着したままで配線も同様です。このお掃除ユニットを洗浄するためには、基盤を分解しない方法はありません。このまま洗浄してしまえば、確実にお掃除ユニットは故障してしまいます。エアコンクリーニング業者が、出荷時のように結束バンドを元通りに止めることもないでしょう。これはお掃除ユニットは洗っていないですね。
▼熱交換器繋ぎ目のパーツ分解
上記の画像は、熱交換器の繋ぎ目にあるプラスチックのパーツです。外側の汚れは2年使用しているから・・・ということにしておきましょう。ただ右側の画像をご覧ください。パーツの裏側だったアルミフィンは薄らと変色していますよね。ホコリも付着していました。他のアルミフィンと比較すると汚れ方に違いが・・・このパーツも分解していませんね。
さてさて、引っ越し屋さんのオマケのエアコンクリーニングは、どんな洗浄方法だったのでしょう。オーバーホールの良さは全てのパーツを洗浄できること。そして一番大切なのは熱交換器の洗浄です。専用のプールなどで1日位浸け置き洗浄されていれば完璧。高圧洗浄機で洗浄しているのなら、熱交換器の洗浄率は当店と大差ありません。使用している洗剤によっては、当店の徹底洗浄の方がより洗浄率が高いことも考えられます。
とりあえず、細部まで分解する「オーバーホール」でばないことがわかりました。使用期間2年分の洗浄だと思っていましたが、8年分の残存汚れもあるのでしょうね。
▼クロスフローファンの洗浄
引越屋のエアコンクリーニングなどに期待をしてはいけませんね。クロスフローファンの洗浄には、追加で厨房用アルカリ洗剤も使用しました。
▼吹き出し口|洗浄前・後
ドレンパン裏・ファン裏にはカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き。その後メイン洗剤を何度も重ね噴きしています。大量の洗浄水(お湯)ですすぎをすれば、吹き出し口はこんなにキレイになりました。恐らく引越時よりもキレイになっていますよ。否、確実にキレイになっています。
▼熱交換器|洗浄中・後
本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。2年前にエアコンクリーニングをしているのに何故?と思われる方もいるかも知れませんね。ただ分解している過程で、引越屋さんのエアコンクリーニングが想像できました。完全なる簡易清掃です。となれば、8年洗浄していないエアコン想定。リビング設置のエアコンですから、当然MAX使用になります。
引っ越してから2年使用のエアコンですが、メイン洗剤を噴霧していると熱交換器のアルミフィンは泡立ってきました。これは洗剤成分が汚れに作用しているから。油汚れや蓄積汚れが多いと起こる現象です。これはやはり、適当な洗浄しかしていなかったのでしょう。クロスフローファンも着色汚れが浮き出てきましたからね。
▼洗浄後の汚水
こちらが本日の汚水です。2年前に洗浄されているので、ホコリなどのゴミ汚れは少ないですね。見える箇所は掃除している証拠です。ただ当店の「洗浄力の強い洗剤」を使用すると、蓄積されていた汚れは浮き出てきました。エアコンクリーニングには使用する洗剤の力が大切。「エコ洗剤」などでキレイになったと思ったエアコンも、当店の徹底洗浄ならまだまだ汚れが浮き出てきます。
エアコン上部の洗浄がメインだったので、室内のバケツに残った汚水は少ないですね。今回は吹き出し口の汚れは軽度でしたから・・・。エアコン下部の汚れが多い時は、バケツの汚水は多くなります。と、エアコンがキレイになったらある問題が・・・。
ルーバーの不具合
前述していた通り、奥のルーバーは分解しないで洗浄しています。エアコン下部の洗浄中は、角度を変えるため動かすこともしばしば。そう言えば、鈍い音がしたような・・・。あまり気にしていませんでした。お掃除ユニットを組み立ててエアコンに取り付けたら動作確認。するとルーバーから擬音がします。
ルーバーを手で動かしてみますが微妙な感じ。リモコン操作でもしっかりとは動いてくれません。たまに動きだしたり止まったり。モーターの軸をグルグル動かしてもみましたが、反応がいい時と悪い時が・・・これはモーター不良ですね。
▼スイングモーター
エアコンクリーニング時のスイングモーター不良はよく起こること。全て取り外して洗浄することはありませんので、モーター部が浸水することでも起こります。しかし今回の原因は、手で回したことでしょうね。もともと弱っていたモーターに、トドメをさしてしまったのでしょう。
スイングモーターを取り外し、何度かチャレンジしましたが改善はしません。お客様に故障の説明をして修理をすることにしました。ただ今回はメーカーには修理の依頼はせず。保険対応で修理ができるので、普段はメーカーに修理を依頼しています。修理代は、出張費・技術代で2万弱位。故障箇所の説明をしてあっても、部品の用意はなく何故だか2回目の訪問で修理をするスタイル。この時期だと日数がかかるかもしれません。近所の豊洲ということもありますが、今回は部品を取り寄せてから再訪問することにしました。
3日後には部品が入荷されたので翌日にお客様宅に訪問。無事にルーバーは正常に動きだしました。作業時間は10分位。メーカーはこれでも2万弱も請求してきます。いい仕事ですね。
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