
足立区鹿浜で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、シャープルームエアコン2台です。
くらしのマーケットでエアコンクリーニング
(訪問日:2020年5月31日)
本日は、足立区鹿浜でエアコンクリーニングをしてきました。実は、前の予定の客?が訪問後に突然のドタキャンを・・・。古いエアコンだったため補償についての注意点を説明すると「それじゃ、やめようかな」と冷たい一言です。足立区から北区へ移動したというのに・・・、何もせずにもう一度足立区へ戻ることになってしまいました。意味のない移動時間が約90分と無駄なガソリン30キロ分。こんな冷たい仕打ちもたまにはあります。時間が空いてしまったため、お客様に電話で訪問時間変更のお願いをし、了承をいただけたので1時間早めの訪問となりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|シャープルームエアコン|AY-D22SD-W|2014年製
一戸建ての1階には、寝室とリビングにシャープのスタンダードエアコンが設置されています。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されて初の週末。急遽の時間変更をお願いしてしまったため、息子さん家族の訪問とバッティングしてしまいました。とりあえず和室のエアコンからとご指示をいただき、敷地内の駐車場に車を駐車。それでは、道具の持ち込みを始めましょう。
和室のエアコン
こちらが和室のエアコンで、洗浄後の乾燥作業中。何故? いきなり洗浄後のエアコンなのか? パッと見では汚れていないエアコンで、これといった特徴はない感じでした。日記の対象として弱かったため、写真の撮影はしていなかったのです。
▼洗浄後の和室のエアコン

しかし、洗浄を進めるうちに疑問が生じてきました。キレイに見えていた黒いクロスフローファンからは、汚れがどんどん浮き上がってきます。寝室でもリビングでもない和室のため、このエアコンの使用頻度は低いはず。
▼洗浄中の汚水(和室)

こちらが洗浄後の汚水です。エアコンは2014年製なので、使用期間は6年弱。部屋が汚れているわけでも、畳の上にもカーペットは敷いてありません。こんな汚れ方はしないよな・・・と感じながら作業を終えました。タイミングよく息子さん家族も帰宅準備をされています。そう言えば、エアコンクリーニング中は誰もこの部屋(和室)には入ってきませんでした。エアコン洗浄はチェックしないのですね。それでは、空いたリビングに移動しましょう。
お客様と話ができる状況になったので、色々と質問を・・・。和室エアコンの汚れ具合が気になっていたので、市販のエアコン洗浄スプレー使用の有無を確認すると、スプレーは使用していないとのこと。ただ、2年前に「くらしのマーケット」経由でエアコンクリーニングをしている言われました。えっ、エアコンクリーニング後の2年使用で、稼働率の低い和室のエアコンがあんな汚れ方を? またまた疑問が生じてきます。
オプションで抗菌コート
お客様と話をしているうちに、疑問は解消されてきました。エアコクリーニング中に、業者より抗菌コートの施工を勧められたそうです。「抗菌コート」は必要ないと考えていたそうですが、プロに勧められため断れなかったとのこと。こんな訪問販売法に抵触しそうな業者も多いので注意が必要。そもそもプロではありませんよね。だって、和室のエアコンはあんなに汚れていました。前回のエアコンクリーニング時もお客様はチェックしていなかったのでしょう。誰も見ていないから・・・適当な洗浄をして「抗菌コート」を汚れの上に「施工(上塗り)」したのだと思います。
これは「口コミサイト」などの登録業者にはよくある話。当然ではありますが、業者はサイトに対して手数料を支払います。しかし当日のオプション料金に関しては、申告しなければサイト運営者にはバレることはありません。少しでも利益をあげたい業者が、知識もないのに「抗菌コート」や「室外機クリーニング」を単価アップだけのために勧めてくるのです。これも「口コミサイト」の弊害ですね。
当店も数年前までは「くらしのマーケット」に登録していました。手前味噌ではありますが、当時は上位の人気店舗です。しかしある日突然、掲載中止店舗扱いになりました。何度mailで連絡をしても数週間も放置されたまま、掲載中止理由の説明はありません。返事は常に同じで、掲載中止理由はお答えできないとのこと・・・。しかも電話連絡は不可です。このままの状態で1カ月以上も放置。埒が明かないのでmailにて少し強めに抗議をすると、退店ということになりました。今となっては不可思議なこと・・・で片付けられますが、当時は「くらしのマーケット」が主戦場。かなりの動揺があったことを思い起こします。
後になって気づいたことですが、自社のホームページで集客している業者を「くらしのマーケット」は好ましく思っていないようです。サイトに登録しているのは、自社の「ホームページ」すら持たない業者ばかり。現在では店舗名まで隠すようになってしまいました。掲載中止の連絡がきたのは、タイミングよく「最低価格保証」というページを追加した頃。このページが気に入らなかったのでしょうね。
▼リビングのエアコン

エアコンカバーなどを分解すると、熱交換器は薄らと変色していました。リビングでキッチンが近いため油汚れも付着していますね。
ただ、和室のエアコンと比較すると、こちらのエアコンは洗浄されています。リビングのエアコン洗浄時は、前回もお客様は近くにいたのでしょう。エアコンクリーニングを依頼するときは、しっかりと近くで洗浄を見ていることも大切。手抜き業者だって多少は頑張ってくれるはずです。今回のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」をチョイスしました。次亜塩素酸ナトリウムも追加配合してあります。
▼洗浄中の吹き出し口

背面パネル・ドレンパン・ドレンパン裏(左画像)・ファン裏(左画像)には、カビ取り洗剤を噴霧してつけ置き。メイン洗剤噴霧後、クロスフローファンには厨房用アルカリ洗剤を追加噴霧(右画像)して、ご覧のように浸け置き洗浄しました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

洗浄力の強い「エアコン洗浄用の洗剤」「次亜塩素酸ナトリウム」「カビ取り洗剤」「厨房用アルカリ洗剤」と各種洗剤を使い分け、ご覧のように吹き出し口は徹底洗浄されています。洗浄力の弱い「エコ洗剤」を使用して「抗菌コート」されたエアコンよりも、徹底洗浄されたエアコンの方がずっとキレイは長持ち。だって殺菌洗浄されているのですから。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器のアルミフィンも、キレイなアルミ色に復活しました。こちらもメイン洗剤で殺菌洗浄済み。アルミフィンに染み込んでいた油汚れも、奥の奥まで洗浄されていますよ。当店で徹底洗浄されたエアコンには、無意味な「抗菌コート」などは全く必要ありません。
▼洗浄後の汚水(リビング)

エアコン内部の汚れを浮かしたら、汚れ・洗剤成分が残らないようにバシャバシャと丸洗い洗浄。大量の洗浄水(お湯)を使用して、エアコン背面・天面・前面・下部と徹底したすすぎをしています。このエアコンに使用した洗浄水は20ℓ。このバケツの汚水は10ℓくらいですので、同量の汚水が室外にも排水されているのですよ。
洗浄力の強い洗剤を使用したら、徹底したすすぎ作業は必須。エアコン内部に洗剤成分が残ってしまえば、エアコンにもダメージが残ります。ただ、徹底したすすぎ作業には経験やスキルも必須。未熟でスキルもない業者の多くが、洗浄不足を補うために「エコ洗剤」を推奨しているのです。エコ洗剤ならすすぎ不足でも、エアコンにダメージは残りませんからね。エコ洗剤はエアコンに優しいだけではなく、未熟でスキルのない「エアコンクリーニング業者」に一番優しいのです。
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