杉並区上高井戸で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝ルームエアコン1台です。
男性スタッフ一人訪問
(訪問日:2020年5月29日)
本日は、杉並区上高井戸でエアコンクリーニングをしてきました。火曜日や金曜日に女性スタッフの休日があるため、1週間に一度位は男性スタッフ一人訪問日が発生します。スケジュールを確認されたお客様に、空いていた男性スタッフ一人訪問日を指定いただきました。感謝です。一人訪問でも作業内容は全く一緒。ただ作業時間は30分位超過します。駐車スペースがない場合は、駐車料金も作業超過分加算されてしまいますので、予めご了承ください。ちなみに・・・本日のお客様は駐車スペースありでした。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-2217D(W)|2007年製
お客様のお話では10年位使用している古いエアコンで、今回が初めてのエアコンクリーニングとのこと。エアコンがキレイになるのを確認したいので、写真を撮影したいそうです。当然ではありますが全く問題ありません。洗浄後のエアコンだって、フラッシュ撮影でも耐えられるクオリティーで徹底洗浄していますので・・・。私自身もこのように撮影していますしね。
東芝の古いエアコン
こちらが本日のエアコン。12年前の東芝の古いエアコンですが、まだまだ現役でこのエアコンが活躍しているご家庭も多いことでしょう。お客様には古いエアコンの注意点は説明済みです。
ここで少し小言を言わせてください。翌日の30日、別宅訪問の際にこんなことがありました。駐車スペースがあると聞いていましたが、到着するとそのようなスペースはなく、マンション前の公道に停められるとの指示。近くでは駐車監視員がうろうろしています。ここに車を停めることはできないと説明をし、エレベーターのない6階に道具を運び上げお部屋に入ると、そこにはナショナルの古いエアコンが設置されていました。
mailでの受付でしたが、古いエアコンとの記載も型番の記載もありません。事前に説明はできませんでしたので、古いエアコンの注意点を、念のためご説明すると「それじゃ、やめようかな」と言われました。駐車スペースや古いエアコンに関しては、ホームページ内に何度も何度も記載してあります。そして、「ご予約に関してのご案内」にも(訪問の際は、ご了承済との認識の上でサービスを実施いたします。)と注意喚起しているのですが・・・。
当店では、このようなお客様の確認ミスであっても、キャンセル料をいただくことはありません。ただ一般的な常識のある判断をお願いします。こちらもスケジュールを空けて、他のお客様の予約を断って、時間を割いて、ガソリンを使って、人間が動いて、今回は駐車料金まで負担済み。それを何の躊躇もなく、当たり前のように「それじゃ、やめようかな」・・・これでは正直腹も立ちます。せめて「申し訳ありません。こちらの確認不足ではありましたが、故障の際の保証がないのは困るので、エアコンクリーニングは中止させてください」これくらいの言葉を言えないのでしょうか・・・人として・・・。書いていると、その時の不快感がどんどん蘇ってしまいますので、そろそろ話を元に戻しましょう。
▼東芝の古いエアコン|RAS-2217D(W)
撮影するのにはバッチリなくらい、エアコンの外観も汚れていますね。フィルター掃除をされたことはあるのでしょうが、フロントパネルの内側にもホコリは付着。内部も汚れていそうですね。エアコンカバーなどのパーツ類も分解していきましょう。
▼エアコンカバー・フィルターなどを分解後
エアコンカバーを分解すると、熱交換器のアルミフィンは目詰まりを起こしていました。基盤部周辺にもホコリは付着。周囲のホコリは刷毛を使って取り除きます。
▼洗浄前の吹き出し口
そして吹き出し口はこんな状態。クロスフローファンもホコリが堆積して重そうですね。これではエアコンの風力も弱くなってしまいます。このままの状態ではファンの奥までは洗剤が届かないので、2段階に分けて洗浄していきましょう。
本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム追加配合のMAX仕様。「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き。その後、メイン洗剤を、エアコン全体に一通り噴霧しておきます。
20ℓタンクにお湯を補充して、高圧洗浄機をセット。エアコン上部・下部の表層・中層に付着しているゴミを吹き飛ばします。
▼洗浄中の汚水(1回目)
エアコン全体のゴミを一通り落としたら、室内のバケツにはこんな汚水が残りました。汚水量が少ないと濃度も濃いですね。真っ黒です。それでは本格的にエアコンを洗浄していきましょう。
▼吹き出し口|洗浄中・後
今度はゆっくりと時間をかけて、メイン洗剤をエアコンの隅々までに噴霧していきます。「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、何度もメイン洗剤を重ね噴き。下層の残存汚れに洗剤成分をじっくりと浸透・作用させていきます。クロスフローファンには、追加で厨房用アルカリ洗剤も噴霧・浸け置き洗浄しました。
2段階に分けて洗浄することで、下層で固着している汚れもスッキリと洗浄することができました。1回目の洗浄では落ちなかった汚れも、もう一度洗剤を噴霧することで浮き出てきます。すすぎ作業の洗浄水に汚れがなくなったとしても、エアコンに汚れがないわけではありません。洗剤成分が行き届かないことで、汚れが落ちていないだけ・・・こんなことも良くあります。
当店のように、しっかりと汚れを落とせる「洗浄力の強い洗剤」を使用していたとしても、このような汚れの場合は複数回に分けての洗浄が必須。「エコ洗剤」を使用したエコ洗浄であれば、何度やっても取れない汚れです。洗浄水の汚れがなくなったとしても、それはただの錯覚でしかありません。頑固な汚れは、エアコン内部に残ったままなのです。
▼洗浄後の乾燥作業
見違えるようにキレイなエアコンに生まれ変わりましたね。熱交換器アルミフィンの詰まりや、クロスフローファンの詰まりも解消されています。作業前のエアコンよりも、格段にエアコンの風力はアップしました。悪臭の原因も除去されていますので、エアコン自体が臭うことはなく、お部屋の空気だけを循環させています。
▼洗浄後の汚水
こちらが室内に残った汚水。1回目の洗浄後と比較すると薄くなっていますが、10年来の汚れがしっかりと取れていますね。室外にはこの3倍以上の汚水が、ドレンパン・ドレンホースを通って排水されています。
この汚水を通路の排水溝に流してたら、本日の作業は終了です。エアコンのビフォーアフターを撮影されていたお客様も、様変わりしたエアコンや汚水をみて喜ばれていました。
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