
品川区東大井で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン1台です。
日立のお掃除機能付きエアコン
(訪問日:2020年5月26日)
本日は、品川区東大井でエアコンクリーニングをしてきました。マンションのリビングには、日立のお掃除機能付きエアコンが設置されています。猫ちゃんも一緒に住まわれているようなのですが、姿を見つけることはできず・・・どこかに隠れているのでしょうね。マンションには駐車スペースはないので、最寄りのコインパーキングに車を停めてからお客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-S40C2(W)|2013年製
この日立のお掃除機能付きエアコンは、先週も他のお宅で洗浄しています。女性スタッフがお休みの日でしたので、男性スタッフ一人対応日。2年前に「おそうじ本舗」にてエアコンクリーニングをしたとのことでした。ただ分解作業をしていると腑に落ちないことが多々発生。詳細は後ほど・・・。
お掃除ユニットは分解しましょうね
こちらが本日のエアコン。日立のお掃除機能付きエアコンです。このエアコンの特徴は、このフィルター設置部分。フィルターは動くことなく固定されていて、お掃除ユニットが左右に動いてホコリを左側のダストボックスに集めています。
▼日立のお掃除エアコン|RAS-S40C2(W)

先週お伺いしたお宅は一人訪問だったため、エアコンクリーニングの作業時間は3時間強かかりました。今回は二人訪問なので作業が分担できます。パーツ洗浄や洗浄水の補充・準備・撤収作業など軽減できますので、30分以上は時間短縮できるでしょうね。それでは、エアコンを分解の分解をはじめましょう。
▼エアコンカバー・フィルターなどを分解後

エアコンカバーを分解すると、こんな状態になります。お掃除ユニットの形状は、ご覧のように平面なフラット。奥行きもないので「このまま洗浄できそうだな・・・」と考えてしまう「簡易清掃業者」が多いのです。
お掃除ユニットの分解難易度が高いことも一因かもしれませんが、本当に分解しない業者の多いこと多いこと。そうそう先週訪問したお宅のエアコンも、お掃除ユニットを分解した形跡がありませんでした。
▼お掃除ユニットを分解しました

このエアコンの内部洗浄前の正しい分解図がこちら。このように熱交換器を剥き出しにしてから、エアコンの内部は洗浄しないといけません。先週お伺いしたお客様から、エアコンクリーニング作業後に「エアコンをどんどん分解しいくので、心配していました・・・」と言われてしまいました。前回のエアコンクリーニング業者「おそうじ本舗」とは、分解範囲が違ったからなのでしょうね。作業時間も早かったとのこと。
当店からの回答は「これが本当のエアコンクリーニングです。」「お掃除機能付きエアコンの料金が高いのは、お掃除ユニットの分解に時間がかかるから、お掃除ユニットを分解しないのであれば、オプション料金は発生しません。」「お掃除ユニットを分解しないのに、お掃除機能付きエアコン料金を請求するのは詐欺行為です。」とお伝えしておきました。
名のある「おそうじ本舗」のエアコンクリーニングを信じて疑わなかったのでしょう。そして、個人店である当店のエアコン分解には、一抹の不安を感じたのかもしれません。しかしこのフランチャイズには、お掃除ユニットを分解しない店舗が多いですね。CMやネット広告は本部が頑張っていますが、所詮は出入りの激しいお掃除軍団。知識や経験も乏しい、程度の低い素人店舗も多く加盟しているのでしょう。
▼メイン基盤・エアコンを養生

メイン基盤は分解ずに、エアコン側面に移動。故障しないようにしっかりと徹底養生。お部屋が汚れないようにエアコンの周囲をグルリとマスカーテープで囲んだら、エアコン洗浄カバーをとりけてエアコン内部洗浄の準備は完了。完璧にエアコン内部を養生できるからこそ、エアコンを徹底洗浄できるのです。
▼洗浄前の吹き出し口

こちらが今回の吹き出し口です。それほど汚れてはいませんね。このクロスフローファンはグレー色なので、汚れ残りは目立ちそうです。完璧に洗浄しましょう。
背面パネル・ドレンパン・ドレンパン裏・ファン裏には、カビ取り洗剤を噴霧・浸け置き。その後は、エアコン上部・下部の順に、噴霧器を使用して、メイン洗剤を何度も重ね噴き。洗剤成分をゆっくりと浸透・作用させていきます。本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」をチョイス。この程度の汚れなら、この洗剤で十分でしょう。そうそう、殺菌力アップのために「次亜塩素酸ナトリウム」も追加配合しています。
▼洗浄後の吹き出し口

メイン洗剤の洗浄力のみでも、こんなにキレイなグーレー色になりました。本日は厨房用アルカリ洗剤は噴霧していませんが、ご覧ください。汚れ残りはありませんよね。小さな黒点すらありません。当店の洗浄例は、常に濡れたままの画像を使用しています。これは汚れを拭き取っていない自信の表れ。汚れや臭いを落とせる「洗浄力の強い洗剤」を使用していますので、すすぎ作業をするだけで汚れは一掃できるのです。
以前「エコ洗剤」でエコ洗浄していたときは、汚れ残りをタオルで拭き取っていました。使用したタオルは、真っ黒になることも・・・。洗浄した後・すすいだ後の拭き取り作業なのに、タオルが真っ黒になるのですよ。ということは・・・拭けない手のどどかない箇所は汚れたままということ。耳あたりのよい「エコ洗浄」は、汚れにもとっても優しいのです。
▼洗浄後の汚水

こちらが室内に残った汚水です。バケツの汚水量は4ℓ位ですが、洗浄水(お湯)は20ℓ使用しています。エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄していますので、洗剤成分がエアコン内部に残ることはありません。このエアコンは、吹き出し口はそれほど汚れていませんでした。洗浄中のドレンパンからの洗浄水溢れも少なく、ドレンの流れも良いタイプのエアコン。その結果、室内に残る汚水は少なくなったのでしょう。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコン内部の徹底洗浄が終わったら、エアコンの組み立てをして乾燥作業です。洗浄前のエアコンと1箇所違っている箇所がありますが分かりますでしょうか? メイン基盤の下にある「アイボリー色の基盤カバー」に、緑の養生テープが目立っていますよね。この箇所は出荷時には、白い半透明なテープがついています。
一度でも分解したことのあるエアコンなら、そのテープがキレイについていることはありません。剥がれかけの状態で貼ってあったり、薄汚れていたり・・・。当店は、このように全て剥がしてから、養生テープで貼り直しています。
このテープの状態が、このエアコンはお掃除ユニットを分解したことがあるのか?、分解したことがないか? をチェックする項目の一つでもあります。このテープがキレイなままの状態であれば、お掃除ユニットを分解していないということ。他にも数点チョエック項目はありますが・・・。
エアコンクリーニング業者は、日々増殖しています。「口コミサイト」などでは、昨日今日始めた素人も多数存在。フランチャイズでさえ、この有様です。お掃除機能付きエアコンの洗浄を依頼する際は、お掃除ユニットの分解有無をしっかりと事前に確認しておきましょう。
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