
大田区中央で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン4台です。
一年おきに洗浄しているエアコン
(訪問日:2020年5月21日)
本日は、大田区中央でエアコンクリーニングをしてきました。2階リビングのお掃除機能付きエアコンは、一年おきにエアコンクリーニングをしているそうです。今回は一軒家に設置されているエアコン4台全ての徹底洗浄を依頼されました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-AS22B(W)|2013年製/RAS-S56B2(W)|2012年製
ご自宅の駐車場を空けていただいたので、移動がスムーズにでき有難いですね。道具を運び入れる前にエアコンのチェック。エアコンクリーニング作業順の希望をお客様に尋ねしましたが、お任せとのこと。3階のエアコンから下に降りながら洗浄していくことにしました。
3階に設置されているエアコン2台
本日のエアコンは4台。複数台のエアコンクリーニングの際は、高圧洗浄機を水場に固定してから作業をしてます。本日は1階浴室前の洗面台下にスペースを確保。ここからホースを伸ばして、3階・2階・1階とエアコンを徹底洗浄していきましょう
▼3階のエアコン

左は1台目のエアコンの乾燥運転で、右は2台目のエアコン洗浄後。今回のメインテーマは2階に設置されているお掃除機能付きエアコンのため、作業内容の詳細などは割愛いたします。作業時間は2台で2時間弱。それなりに汚れたエアコンでした。
それでは2階のエアコンに移動しましょう。
お掃除ユニットの分解はしていない
▼2階リビングのエアコン

エアコンを見た第一印象は、どうやってこのエアコンを分解洗浄したのだろう? という疑問からでした。ただ、他業者で分解洗浄できたのであれば、当店でできない理由はありません。と勇んで分解作業をしていると、所々ネジは嵌っていません。完全なる着け忘れ・・・外側で見えるところなのですが・・・。嫌な予感しかしませんね。
▼掃除されていない形跡

エアコンカバーを分解すると、お掃除ユニットが剥き出しになります。やはりというか、そうだろうなというか、お掃除ユニットにはホコリが付着しています。これは取り外していませんね。このお掃除ユニットには分解した・分解された形跡がありません。
▼エアコンと壁との隙間がない

お掃除ユニットを分解しなかったのには、原因があるのかもしれませんね。このエアコンですが、右側のメイン基板と壁との隙間が2センチ位しかありませんでした。普通に考えれば、ユニットを分解できない・取り外せないお掃除機能付きエアコンです。だとしても、それなら分解しないで洗浄するとお客様には説明するべき。真摯ではありませんね。当店なら事情を説明して、洗浄を中止するか、簡易清掃に変更するかをお客様に委ねます。
「他の業者でお掃除機能付きエアコンを洗浄していました」というお掃除機能付きエアコンを分解してみると、今回のように分解した形跡すらないエアコンによく出会います。某大手「清掃会社D」や某大手「フランチャイズO」、家電量販店系から生協系まで、業者の大小にかかわらず分解していない業者の多いこと。エアコンクリーニング業者の質の低下は著しいですね。
皆さま、注意してください。お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金が高いのは、お掃除ユニットの分解・組み立てをする手間がかかるからです。お掃除ユニットを分解しないのであれば、手間はスタンダードタイプと変わりません。料金に変更はないはずです。また、エアコン上部の洗浄をしないのであれば、より手間は減りますよね。スタンダードタイプのエアコンよりも、料金は安価に・低くなるはず。割高なお掃除機能付きエアコンとして料金を請求されているのであれば、これは立派な詐欺行為です。よく確認しておきましょうね。
それでは話を元に戻しましょう。このエアコンは、右側(メイン基盤側面)の隙間さえあれば簡単にお掃除ユニットの分解はできるタイプです。ただこの設置状況では、メイン基盤からコネクタを抜くのは不可能。今日も思案のしどころですね。
※端子台下に伸びている赤い配線のところに、半透明なテープがついていますよね。これはエアコン出荷時からメイン基盤ケースを固定させているもの。一度でも分解していれば、このようにキレイに接着はされていません。当店なら外したままにするか、養生テープで代用しています。これもお掃除ユニットを分解していない形跡ですね。
▼リモコン受光部基盤の養生

そしてこちらが本日の答え。お掃除ユニット側のコネクタ数カ所とモーターを分解。フロントカバーについる「リモコン受光部基盤」は、基盤側からのコネクタ脱着は不可だったため、このようにメイン基盤前に置いて養生しました。苦肉の策ではありますが、これならエアコンを徹底洗浄できそうですね。
▼エアコン全景|洗浄前・後

本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを配合したMAX仕様。使用頻度の高いリビング設置で、今まで一度もエアコン上部を洗浄していないことを考慮して、最適・最強な洗剤を選択しました。初めて洗浄されることになったエアコン上部の熱交換器は、スッキリとキレイに殺菌洗浄されています。当店の徹底洗浄でアルミフィンもキレイな色になりました。
▼厨房用アルカリ洗剤で浸け置き洗浄

こちらは、吹き出し口の洗浄風景。メイン洗剤を何度も重ね噴きしても汚れ落ちが止まらないので、このようにクロスフローファンには「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧。繭玉のような状態で浸け置きしておきます。この洗浄方法なら、奥の方で固着している汚れも除去可能。
※カビ取り洗剤も活用。「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」などは、カビ取り洗剤を使用して、浸け置き洗浄しています。
▼吹き出し口|洗浄前・後

洗剤の持つ洗浄力でしっかりと汚れを落としていますので、吹き出し口も蘇りましたね。こんなにキレイになりました。ファンの羽一片一片・裏・軸の方までも殺菌洗浄されています。
▼洗浄後のお掃除ユニット

こちらは、洗浄後のお掃除ユニット。他のパーツと一緒に、女性スタッフがお風呂場で洗浄しています。このユニットの特徴は、基盤がついていないこと。モーター部に注意すれば、このままの状態でもバシャバシャと洗うことができます。このお掃除ユニットの裏側にはカビ汚れが目立っていました。前の業者が、フレームの隙間からエアコン上部を洗浄したのかもしれませんね。
▼組み立て作業

エアコンを分解したら、当たり前ではありますが元に戻す・組み立てる必要があります。まずは、リモコン受光部基盤をフロントカバーに取り付け。この後にお掃除ユニットも取り付けます。
▼洗浄後の乾燥作業

お掃除ユニットを取り付け、コネクタを全て繋いだらエアコンの試運転。そうそう、お掃除ニットを分解しない場合は、この状態でエアコンクリーニングをしているということ。この状態のエアコンに洗浄用のエアコンカバーを取り付けているのです。
お掃除ユニットの分解・組み立てに手間はかかりましたが、作業時間は3時間弱。それほど作業時間の超過はありせんでした。そうそう、抜けていたネジは補充しておきましたよ。この後に、1階のエアコンを洗浄して本日の作業は終了です。
▼洗浄後の汚水

上記の画像は、本日のエアコンの汚水たちです。もれなく汚れていましたね。室内のバケツに残る汚水の量や色は、エアコンが持つ汚れによって違ってきます。しかし、使用している洗剤・洗浄水の量は同じ位。あっ、お掃除機能付きエアコンはサイズも大きいため、洗剤の量は多かったですね。エアコン内部は、20ℓ位の洗浄水(お湯)を使用してバシャバシャと丸洗い洗浄していますので、この数倍の洗浄水が汚水として室外にも排水されています。ここでお詫びが・・・当店では室内に残る汚水の処理はしていますが、室外に排水された汚水はそのままで、完全なるノータッチ。室外ドレンホース周辺の汚れが気になる方は、お手数ですがご自分でのお掃除をお願いいたします。
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