
豊島区池袋本町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン1台です。
ダイキンのお掃除機能付きエアコンでした。
(訪問日:2020年5月16日)
本日は、豊島区池袋本町でエアコンクリーニングをしてきました。スタンダードエアコンのクリーニングを予約されましたが、エアコンを見てみるとお掃除機能付きです。お客様に料金が変更することをご説明し、ご了承をいただいたので急遽お掃除機能付きエアコンを徹底洗浄することになりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|F25KTSXS-W|2009年製
こちらのマンションに数回訪問したことがあります。いつものように管理室で駐車許可書をいただき、敷地内の駐車スペースに車を停めてからお客様宅に訪問しました。
お掃除ユニットの分解が簡単なエアコン
お部屋に入りエアコンをチェックすると、リビングにはダイキンのお掃除機能付きエアコンが設置されていました。お客様に確認すると「スタンダードエアコン」だと思い込んでいたそうです。一度他の業者でエアコンクリーニングをしたことがあり、簡易清掃で早く終わったため勘違いしていたとのこと。もう一部屋にあるエアコンは、お掃除機能付きエアコンとのこと。こちらのエアコンを掃除した業者は、お掃除ユニットの分解はしていたそうです。毎回違う業者を呼ばれているのですね。
▼ダイキンのお掃除機能付きエアコン|F25KTSXS-W

この後の訪問予定もあるため、お掃除機能付きエアコンの作業時間を考慮するとお断りするという選択肢もありましたが、目の前にあるのはダイキンのお掃除機能付きエアコン。この機種はフロントの中央部に基盤があることはネックですが、お掃除ユニットの分解は比較的簡単。ストリーマユニットの分解と同程度です。30分位の超過で対応できそうなので、お断りせずにエアコンクリーニングをすることにしました。
▼お掃除ユニットの分解

このお掃除ユニットは、ネジ1箇所・コネクタ1箇所を外すだけ。コネクタ位置もフロントにメイン基盤があるので、とってもわかりやすいですね。この機種であれば、左右の壁との隙間がなくても、お掃除ユニットの分解が可能。ただ、フロント中央部のメイン基盤の扱いが厄介ですね。
▼分解したパーツ類

こちらが取り外したパーツ類。ここまでの作業時間は「スタンダードタイプ」と違いはありません。このエアコンよりも分解難易度が高い「多機能なスタンダード」エアコンもたくさんあります。ただ、ここからが思案のしどころ。メイン基板を分解するか・・・養生するか・・・。作業時間と相談ですね。
▼メイン基盤の養生

こちらが本日の答えです。熱交換器が汚れていたので、ドレンパンの洗浄は必須。溜まったゴミでドレンパンが溢れることも想定されます。そのままの位置でメイン基板を養生するだけでは、故障のリスクが・・・当店のように、バシャバシャとエアコンを丸洗い洗浄する業者には不向きですね。
ただ作業時間を考慮すると、メイン基板を全て取り外すのにも無理があります。そこで、このようにメイン基板を徹底養生。養生テープとマスカーテープで何層にもカバーしてあります。ここまで徹底養生していれば、水の入ったバケツの中に入れたって大丈夫。これで普段通りエアコンを丸洗い洗浄できますね。
▼カビ取り洗剤で浸け置き中

何時ものように「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」は、カビ取り洗剤で浸け置き洗浄。メイン基板を移動させているので、ご覧のように「ドレンパン内部」にも、直接カビ取り洗剤を噴霧することができます。
▼エアコン全景|洗浄前・後

本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを配合したMAX仕様。2年前に他の業者がしたエアコンクリーニングは簡易清掃。そしてこのエアコンは2009年製。ということは、エアコン上部は10年洗浄していないということですよね。リビング設置のエアコンですので、洗浄力の強い洗剤は必須でしょう。
このエアコンの熱交換器のアルミフィンは、ご覧のようにコーティングされています。洗浄力の強い洗剤を使用してはいますが、コーティングは剥がれてはいませんよね。このように熱交換器に過度なダメージを与えることなく、汚れ・臭いを徹底洗浄しています。
▼吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口もご覧の通りキレイになりました。クロスフローファンの詰まりも解消。吹き出し口の下にあるフェルト部のカビだって、スッキリ殺菌洗浄されています。
▼洗浄後の汚水

前回の業者は、「このエアコン汚れていませんね」といいながら、簡易清掃をしていたそうです。汚れていなかったのではなく、エアコンの分解技術・洗浄技術ないこその発言だったのでしょう。汚れている部分をそのままにして、簡単な掃除をしているだけ。汚れが取れないのは汚れていないのではなく、汚れを取っていないだけ。これもエアコンクリーニングあるあるですね。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコンがキレイに洗浄できたら、パーツ類を組み立てて乾燥作業。エアコンカバー内でビショビショに濡れていたメイン基盤も、養生の中まで浸水することなく、無事にエアコンは作動しました。エアコン洗浄中の故障原因は、基盤やファンモーターへの浸水です。浸水を防ぐとができれば、エアコンをバシャバシャと丸洗い洗浄しても、全然大丈夫。エアコンを故障させないために、簡易清掃しかできないなんて論外です。
本日の作業時間は120分位なので、30分位の超過で済みました。次の現場への絵移動時間を60分に設定していましたが、比較的近い現場のため誰にもご迷惑をお掛けすることなく無事終了です。初めて徹底洗浄されたエアコンは、この夏は快適に使用できるでしょう。
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