江東区永代で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン4台です。
ダイキンの古いマルチエアコン
(訪問日:2020年4月13日)
本日は、江東区永代でエアコンクリーニングをしてきました。地方の建築会社であるお客様は、工事現場の出張所として古いマンションを借りることになったそうです。2階の事務所スペースには古いマルチエアコン3台、別階の休憩室にはダイキンのスタンダードエアコンが1台設置されていました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|C325TXV-W|1995年製/S25STES-W|2015年製
予約時にお支払い方法は、後日の振り込みと伺っております。古いエアコンの故障した時の注意点は説明済み。ご了承いただいてからの作業となっています。雨が降っていたため。エアコンクリーニングの道具を全て持ち込んでから、最寄りのコインパーキングに車を停めることにしました。
3階のエアコンから洗浄して欲しいとのご要望でしたが、お部屋には電気が届いていません。急遽電力会社に電気を通してもらうこととなったため、事務所のマルチエアコン3台からエアコンクリーニングをすることにしました。それではエアコンを確認してみましょう。
1995年製のマルチエアコン
事務所スペースには、明らかに古い雰囲気のマルチエアコンが3台設置されていました。古いビルのためブレーカーも1階にまとめて置いてあるそうです。お部屋の移動に手間がかかりそうですね。しかも古いブレーカーなので、マルチエアコン用のブレーカーを確認するのにも時間がかかってしまいました。
▼ダイキンの古いマルチエアコン|C325TXV-W
事務所スペースのため、お部屋内には事務機器の机などが置いてあります。同スペースに3台のエアコンが設置されているため、随時スペースを確保しながらエアコンクリーニングをすることに・・・。古いエアコンのため、いつも以上に慎重に作業をする必要もあります。度々1階に降りてブレーカーも上げ下げしないといけません。そしてスペース確保のために荷物の移動も・・・今日のエアコンクリーニングは作業時間がかかりそうですね。
▼エアコン全景|洗浄前・後
こちらが1台目のエアコンです。全体的にエアコンの汚れ具合は他のエアコンも同様でした。25年も前のエアコンの割には汚れてはいませんね。道路に面しているため煤汚れはありましたが、お部屋にキッチンはないので油汚れは少ないのかもしれません。ただかなり古いエアコンです。本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」と次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様にしました。
▼吹き出し口|洗浄前・後
吹き出し口もこんな感じです。クロスフローファンも目詰まりはしていません。いつものようにカビ取り剤を噴霧・浸け置き、たっぷりのメイン洗剤を重ね噴きして洗浄しました。
▼洗浄後の乾燥作業
洗剤成分が浸透・作用したら、大量の洗浄水(お湯)でエアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄しています。ご覧のように25年前の熱交換器も輝きを取り戻しましたね。と、ここで右側のメイン基盤に注目してください。
どうですか? この感じ。リモコン受光部基盤も・メイン基盤は剥き出しのまま。古いエアコンを徹底洗浄するのは本当に大変なのです。エアコンが故障しないように、水が浸水しないように、基盤部の分解や養生にも気を使いますよね。作業工程が増えてしまうので、エアコンクリーニングの作業時間もかかってしまうのです。
エアコンの内部洗浄が終わったら、浸水防止用の養生を剥がして内部をチェック。基盤部の水濡れがないかを確認してから、リモコン受光部基盤を組み立てます。1階のブレーカーを上げてからリモコン操作をしたら、無事にエアコンは動き出しました。この瞬間が一番ドキドキしますよね。完璧に作業を終えているという自負はありますが、古いエアコンには洗浄以外にも故障原因があることも・・・。しかも25年も前のエアコンですからね。
▼洗浄後のエアコン
この古いエアコンが、後何年使用できるのかは分かりません。ただこんなにキレイなエアコンに生まれ変わりました。荷物を元に戻したらこのエアコンのクリーニングは終了です。
そして2台目のエアコンクリーニングが終わったのは午後12時頃。やはり少し時間がかかっていますよね。ここで1時間のお昼休憩を・・・。午後からは、もう一台のマルチエアコンと3階のダイキンスタンダードエアコンです。
ドレンの詰まり
3台目のこのエアコンですが、洗浄中の水捌けがありません。ドレンパンからドレンホースに水が流れている様子もなし。室外のドレンホースを吸引してみても、うんともすんとも。このエアコンは25年前の古いエアコン。他のエアコンの洗浄時も、ドレンパンの分解を考えたりもしました。しかしこのドレンパンは、ネジ固定ではなくプラスチックの差し込み式タイプ。25年も経ったプラスチックパーツの劣化を考慮すると、パーツが破損するリスクは高いですよね。結果分解することなく洗浄をしていました。ただこのままでは、このエアコンは冷房使用で確実に水漏れを起こします。思案のしどころではありますが、お客様に事情を説明してドレンパンを分解することにしました。
▼ドレンパン・ドレンホースの結束部
ドレンパン分解直後の画像を撮影していないので分かりにくいと思いますが、左側の写真の丸い部分はドレンホースとの繋ぎ目で、結露水が流れ出る穴です。この穴の中・入り口がこんもりとアスファルトのように固着・塞がっていました。溜まっていたゴミとカルシウム成分が時間をかけて石化したのでしょう。この部屋は長い間使用されていなかったのかもしれませんね。石の塊のように、穴が完全に詰まっているドレンパンは初めてみました。
この穴に強力に固着していた汚れは、マイナスドライバー・ケレンを使ってを削ぎ落とすことに・・・。上記画像は途中段階です。穴の周囲に固着しているゴミは、もう少し頑張って削り落としました。右側のドレンホースも確認してみましたが、こちらにはゴミは詰まっていないようです。
▼分解したドレンパン
ドレンパンの分解には躊躇しましたが一つ朗報が・・・。この画像のドレンパンですが、分解してから洗浄はしていません。エアコンの内部洗浄が終わったドレンパンを、エアコンから外して脚立の上に置いただけ。この状態でも十分キレイですよね。とても25年も使用しているとは思えません。
ドレンパン内部や裏などにはカビ取り剤を噴霧しています。たっぷりのメイン洗剤を、熱交換器の背面・天面・前面に重ね噴きしていますので、大量のメイン洗剤がドレンパン内部にも流れています。洗浄力のある洗剤でしっかりと浸け置き洗浄しているからこそ、こんなにキレイにドレンパンも洗浄されているのでしょう。
それでは3階の休憩室に移動しましょう。
▼ダイキンスタンダードエアコン|S25STES-W
このエアコンは2015年製。なんと先ほどのマルチエアコンよりも20年も新しいのです。というか、あのエアコンはこれよりも20年も古い・・・その方が驚きですね。よく徹底洗浄できたものです。
お部屋の移動・高圧洗浄機の再設置などに時間はかかりましたが、エアコンクリーニングの作業内容は簡単です。このエアコンの作業時間は1時間位。古いエアコンの重圧から開放されたので、気持ちもスゴイ楽ですね。
▼洗浄後の汚水
こちらが本日の汚水たちです。可もなく不可もなくといった感じ。強烈に汚れているという訳でもありませんでした。ただ作業時間はかかっています。お昼の休憩を取りましたが、終了時刻は午後4時。4台だと作業時間は約4時間30分なので、1時間30分位の超過です。古いマルチエアコンで、作業スペース確保のための荷物移動。ドレン詰まりのための、ドレンパン分解・穴の詰まり補修などもありました。致し方ありませんね。
当店ではこのように、汚れ具合や設置状況・エアコンの機種・タイプなどにより作業時間が超過することもあります。ご要望があれば設定時間通りに作業を終えることもできますが、それではエアコンはキレイになりません。今回のようなケースであれば、夏の冷房運転時にはエアコンは水漏れを起こしているでしょう。エアコンクリーニング3ヶ月後の水漏れに、適切に対応してくれる業者がどれほどいるのでしょうか? 当店にエアコンクリーニングを依頼する際は、作業時間が超過することも考えられます。ご予約の際は、お時間に余裕を持たせていただけるようお願いいたします。
記事一覧
※上記営業エリア外でも、サービス内容や出張料金などによってはお伺い可能な場合もあります。気軽にご相談くださいませ。
► 出張費の算出方法