
墨田区石原で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
引越し先のエアコンが汚れている
(訪問日:2020年4月11日)
本日は、墨田区石原でエアコンクリーニングをしてきました。引っ越したばかりのお部屋のエアコンが汚れているそうです。オーナーに相談するとエアコンクリーニング料金を負担してくれるとのこと。領収書の宛名は「建物名」で欲しいと、mailでのお申し込み時に依頼されています。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-282CF-W|2012年製
マンションに駐車スペースはないため、エアコンクリーニングの道具を降ろしてから最寄りのコインパーキングに車を停めてきました。このマンションにはエレベーターはないようです。頑張って3階まで昇り降りしましょう。
お客様宅にお伺いすると、エアコン下のスペースは確保されていました。引っ越したばかりなので、まだ荷物も少ないのかもしれませんね。作業効率が上がるので助かります。
エアコンカバーは清掃済み
「エアコンが汚い」とオーナーに連絡すると、表面など見えるところは掃除してくれたとのこと。その際に、エアコンクリーニングを依頼したほうがいいと勧められたそうです。マンションのオーナーも、ここまでエアコンが汚れているとは思わなかったのでしょうね。
▼パナソニックスタンダードエアコン|CS-282CF-W

こちらが本日のエアコン。エアコンカバーなどの外観は掃除されたそうですが、薄らとヤニ汚れが付着しているようですね。吹き出し口の奥の方もガッツリと汚れが残っていました。それでは、エアコンを分解して細部までチェックしてみましょう、
▼分解したパーツ類

エアコンカバーなどのパーツはこんな感じで、裏側はやっぱり汚れていますね。ただ強烈な汚れではありません。どこかのタイミングで1度位はエアコンクリーニングをしているのでしょうね。このエアコンはドレンパンが簡単に分解できるタイプ。引越しの餞に・・・ではありませんが、作業効率を考慮の上「ドレンパン」を分解してからエアコンの内部洗浄をしました。ご覧のようにドレンパンは、ガッツリと汚れていますね。
吹き出し口のハードな汚れ洗浄
吹き出し口を確認すると、かなり汚れが目立っていました。「クロスフローファン」も目詰まり気味です。お部屋の周囲を確認すると、壁は白く塗り替え済み。ただ塗装では隠せない箇所などにはヤニの付着が残っていました。前の居住者は喫煙者で、エアコン内部にはヤニ臭も染み込んでいるかもしれません。しっかりと汚れ・臭いを除去できる洗浄剤を使用した「徹底洗浄」が必要ですね。
以下に吹き出し口の洗浄例を記載しておきます。
①洗浄前、②吹き出し口(ファン裏)にカビ取り剤を噴霧・浸け置き中、③メイン洗剤を噴霧後(1回目)、④すすぎ(簡易)作業後(1回目)、⑤メイン洗剤を重ね噴き・浸け置きした後に、追加で厨房用アルカリ洗剤を噴霧・浸け置き中、⑥洗浄後のキレイな吹き出し口
※メイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合。
▼吹き出し口の洗浄例

今回の吹き出し口は、上記の手順で洗浄しました。④の段階でエアコンクリーニングを終える業者が殆どでしょうね。吹き出し口の汚れをタオルで拭き取ってしまえば、黒いクロスフローファンの汚れ残りに気づくお客様はいません。ただ、ここからが当店の真骨頂。キレイに見えているファンからも、⑤の画像のように汚れが浮き出てきました。この前段階であるメイン洗剤の重ね噴き中にも、薄らと茶色く汚れた汚水が流れ落ちています。ここまでの徹底洗浄なら、ファンに染みついていた「ヤニ臭」もスッキリ解消ですね。
▼汚水の経過

左側④の画像は、1回目のすすぎ後の汚水。クロスフローファンの表層・中層などの汚れがバケツに納まっています。これで1ℓ位ですかね。右側⑤の画像は、メイン洗剤噴霧後の汚水で2ℓ位。クロスフローファンが汚れていたので、エアコン下部の吹き出し口の洗浄だけでメイン洗剤を1ℓ以上使用しています。エアコンクリーニング後のトータルの汚水量がこれくらい・・・なんて業者もいることでしょうね。当店は、ここからエアコンの洗浄が始まります。
エアコン上部の洗浄

メイン洗剤をたっぷりと、何度も時間をかけて重ね噴きしています。洗剤成分がしっかりと汚れに浸透・作用してきたら、大量のお湯でエアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄。もうこの熱交換器にも、ヤニ臭は染み込んでいません。
▼エアコン全景|洗浄前・後

上記の画像は、エアコン全景の比較です。洗浄前と比較すれば一目瞭然。当店でエアコンクリーニングをすればこんなにキレイに洗浄可能。これはホームページ・ブログ用の宣材写真ではありません。特別なものではなく、ただの日常のエアコンクリーニング風景。エアコンの汚れ具合に関わらず、常にこの仕上がりを目指して日々エアコンを洗浄しています。
▼背面パネル|洗浄前・後

背面パネルもこんな感じ。こちらも特別な作業ではありません。背面パネルや熱交換器背面の汚れが原因で、エアコンが臭ってしまうこともよくあります。スキルの低い業者のエアコンクリーニングだと、熱交換器背面や天面などの裏側に汚れを吹き飛ばし、その溜まった・貼りついた汚れが悪臭を放つことも・・・。
エアコン背面の洗浄は、背面の汚れを落とすことだけが目的ではありません。高圧洗浄中に吹き飛んでしまった汚れを落とすためには、エアコン上部の背面はとっても重要な洗浄箇所。ただ一つだけネックがあります。エアコン上部の背面を洗浄すると、壁面への水漏れは防ぐことはできません。高確率でエアコンの背面からは水が漏れてしまいます。濡れた壁はしっかりと拭き取りますが、これは徹底洗浄をするためには逃れることができないデメリット。当店にエアコンクリーニングを依頼される時は、エアコン背面から水漏れがあることを予めご了承ください。
パーツ類の洗浄

ドレンパンもこの通りキレイになりました。他のパーツと同様に、お風呂場をお借りして女性スタッフが丁寧に洗浄しています。ドレンパンを分解した洗浄率が100%だとしたら、ドレンパンの簡易分解が95%、ドレンパンをつけたままの洗浄だと85〜90%位がドレンパンの洗浄率でしょう。しかしドレンパンに10〜15%位の汚れが残っていたとしても、その汚れが原因でエアコンが臭うことはありませんのでご安心を。
当店は殺菌力のある「次亜塩素酸ナトリウム」を使用しています。ドレンパン内部・周囲には直接カビ取り剤を噴霧、たっぷりのメイン洗剤をエアコン内部の隅々まで噴霧していますので、洗剤の行き届いた箇所は全て殺菌済み。汚れカスが残っていたとしても、直ちにカビを誘発するようなものではありません。「抗菌コート」などの溶剤より無害ではないでしょうか・・・。
ドレンパン内部は水の溜まり場で、その結露水は熱交換器から溢れ落ちてきます。熱交換器に汚れが残ったままでは、その汚れと結露水がドレンパンに溜まって腐食することに・・・。完璧にキレイなドレンパンになっとしても、エアコンの冷房運転で熱交換器が結露して水が溜まれば、ドレンパン内は汚れてしまうのです。ドレンパンの洗浄も大切ですが、ドレンパンの汚れを誘発する「熱交換器」の洗浄がエアコンクリーニングの肝。どこか1箇所を重点的に洗浄すればいい・・・そんなことではないのです。
洗浄後の汚水

こちらがエアコンクリーニング後の汚水。ドレンホースに直接流した洗浄水(お湯)以外の汚水が、全てこのバケツに納まっています。結構汚れていましたよね。
エアコンの徹底洗浄のために、当店では「洗浄力の強い」洗剤を使用しています。しかし、洗剤成分がエアコン内部に残ってしまうことは、エアコンにも人にもよくありません。洗浄不足を補うために「エコ洗剤」を使用する業者もいますよね。ただ安心してください。当店には徹底したすすぎをする技術力があります。どんなに強い洗剤を使用していたとしても、エアコン内部を大量のお湯でバシャバシャと丸洗い洗浄することが可能。エアコンクリーニング後のキレイなエアコン内部に、洗剤成分が残ることはありませんのでご安心ください。
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