目黒区碑文谷で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン2台です。
エアコン洗浄スプレーの弊害
(訪問日:2020年2月16日)
本日は、目黒区碑文谷でエアコンクリーニングをしてきました。お家にあがると、可愛いワンちゃんたちも一緒にお出迎え。一戸建て住宅の2階・3階には、ダイキンのお掃除機能付きエアコンが設置されていました。住宅横の駐車スペース(私道)に車を停めてから、道具の移動を始めましょう。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN71MRP-W|2011年製
まずは3階に設置されているエアコンからです。エアコンの周囲をチェックすると、エアコンの背面は壁紙ではなく塗壁。左側のドレンホース下には、一筋の水跡が残っていました。塗壁は水跡が残りやすく、塗装の奥まで染み込んだ水跡は落とすことはできません。これは軽い水漏れの形跡なのでしょうね。
ここでお客様に説明を・・・。当店は、エアコンを徹底洗浄するために、エアコン上部の背面パネル・熱交換器背面・天面にも洗剤を噴霧し、大量の洗浄水でバシャバシャとエアコンを丸洗い洗浄しています。エアコン上部を簡易に清掃する業者であれば、得意になって壁が汚れないなどと語っていますが、当店ではそのようなことは決して言いません。当店でエアコンを徹底洗浄すれば、背面の壁側から洗浄水が漏れることはよくあります。機種や設置状況により、洗浄水の漏れる量や位置は異なりますが、全く漏れないという保証はありません。ただ徹底養生をしていますので床面が汚れることは殆どありません。仮に濡れてしまったとしても洗剤の薄まった「ほぼ洗浄水」。濡れた箇所は直ぐに拭き取りますが、床材にダメージを与えることはありませんのでご安心ください。このように一通り説明をし、お客様に徹底洗浄のご了承をいただきました。当店に依頼されたのに、簡易清掃に変更するのはもったいないですよね。そんなエアコンクリーニングなら、どの業者でもやってますから・・・。
▼ダイキンお掃除機能付きエアコン
上記の画像は、エアコンカバ・フィルター・ダストボックスなどを分解した後のエアコンです。このエアコンはご覧の通り、ドレンパン前にメイン基盤が鎮座しているタイプ。当然ではありますが、このままの状態では徹底洗浄できません。時間はかかりますが基盤を分解するしかありませんね。ただここで疑問が・・・基盤カバーが腐食しているのです。これは初めてのエアコンクリーニングではないのかも知れませんね。
▼エアコン洗浄スプレーの弊害
本日のお客様ですが、とってもエアコンクリーニングに興味があるようです。ずっと近くでご観覧。だから色々と質問もできます。基盤カバーの腐食を説明し、他の業者でエアコンクリーニングをしたことがあるのかを尋ねてみると、どうやら初めてとのこと。う〜ん、おかしいな・・・。下手な業者が掃除した形跡にしか見えないのに・・・と思っていると、どうやらご自分でエアコン掃除をされたことがあるとのこと。しかもカバーなども分解して本格的に・・・流石にお掃除ユニットや基盤の分解まではしていないようでした。腐食の原因は業者の養生・洗浄不足ではなく、お客様が使用したエアコン洗浄スプレーだったのですね。
洗浄スプレーには洗剤成分が含まれていますので、洗い流さない状態であれば、このようにアルミは腐食してしまいます。また、ドレンパン裏側のパーツもご覧の通りカビだらけに・・・、洗浄スプレーが付着することで、スプレーの成分が他のゴミを吸着させならが腐食していき、このようにカビは増殖してしまうのです。市販の洗浄スプレーは、百害あって一利なしですね。
▼リビング設置のエアコン
今度は2階のリビングに移動。このエアコンの背面の壁は黒く塗られています。これでは傷が目立ってしまいますよね。一つ上の右側画像(カビ汚れしていたドレンパン裏側のパーツ)は換気用のパイプなのですが、パーツの根元がエアコン背面でガッチリと噛み込んでいます。壁側に張り付いているため、ギシギシと動かしながら抜くしか方法がありません。当然ですが擦れた跡は残ってしまいます。壁紙なら全く問題ありませんがこのお家は塗壁。白い壁なら、まだ目立ちにくいのですが・・・。エアコン周囲の壁を確認すると、傷がついて裏地が見えている箇所がありました。これでは確実に擦れ跡が残ってしまいますね。お客様に説明をして、このパーツは分解しないで洗浄することにしました。
取り外したパーツ類は、女性スタッフがお風呂場をお借りして洗浄しています。このお家のお風呂場は1階でした。お掃除機能付きエアコンは分解するパーツも多いので、一戸建て住宅だと移動も一仕事ですね。このように男性スタッフがエアコン内部を徹底洗浄している間に、同時作業でパーツ洗浄が行われています。二人作業でのエアコンクリーニングだからこそ、各洗浄に時間をかけることが可能。エアコン内部も外側のパーツ類もしっかりと汚れ・臭いを落とすことができるのです。
▼吹き出し口|洗浄前・後
リビング設置のエアコンでしたので、3階寝室のエアコンよりは汚れていたでしょうか。カビ取り剤・メイン洗剤噴霧後に、クロスフローファンには厨房用アルカリ洗剤を追加噴霧しました。
▼洗浄後のエアコン全景
たっぷりのメイン洗剤を噴霧していますので、熱交換器のアルミフィンもご覧の通りキレイになりました。このエアコンは油汚れがありましたので、メイン洗剤には「ゴールドZ(強化版)」を使用しています。
ドレンパン前の左側に見えるのが排気用のパーツ。たっぷりの洗剤を表側も裏側にも噴霧・浸け置きしていますので、3階のエアコン同様に洗浄できています。
▼洗浄後の汚水
上記の画像が本日の室内に残った汚水。この3倍くらいの洗浄水が、エアコン上部の汚れをのせて室外にも排水されています。リビングエアコンの方が汚れていましたね。3階のエアコンはドレンホースの関係上、少し水捌けが悪いようでした。これが水跡の原因だったのでしょう。室外のドレンホースの傾斜に問題があるようです。(お客様には改善案をアドバイス済み)
▼洗浄後の乾燥運転
しっかりと洗浄ができたら、エアコンの動作確認・乾燥作業、最終の乾燥運転で本日の作業は終了です。黒い塗壁ではありましたが、傷跡を残すことなく洗浄を終えました。また背面への水漏れも最小限に抑えることができましたので、2階・3階のエアコン共に水跡は残っていません。
当店では、お客様にエアコンクリーニング後の最悪のシナリオを想定してお話をしています。今回のように壁側の水漏れの話や、故障の際の注意点なども事前説明。ただ本当に壁に水跡が残ったり、エアコンが故障することは殆どありません。お掃除機能付きエアコンの場合は、エアコンがしっかりと設置されているため、背面から洗浄水が漏れるケースは少ないですね。ただ、作業中の水漏れが起きない保証はありません。当店の徹底洗浄では、エアコンクリーニング中の壁面への水漏れは起こりうる現象ですので、予めご了承ください。濡れてしまった壁はしっかりと拭き取りいたします。
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