
練馬区東大泉で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
パナソニックの古いお掃除エアコン
(訪問日:2020年2月9日)
本日は、練馬区東大泉でエアコンクリーニングをしてきました。1月22日に訪問しているリピーター様で、今回はご自宅のエアコンクリーニングです。マンションの来客用駐車スペースに誘導いただき、車を停めてからお客様宅にお伺いしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-40RKX2-W|2009年製
1月の訪問先は、お客様の働いている会社で管理していた管理物件のエアコンクリーニング。担当者であったお客様宅のリビングには、パナソニックのお掃除機能付きエアコンが設置されていました。2009年製なので、11年前の古いエアコンということですね。いつも通り注意しながら、エアコンを徹底洗浄していきましょう。
▼パナソニックの古いお掃除エアコン

お客様の話では、このエアコンは過去に故障したことがあるそうです。エアコンには当たり外れがありますからね。修理後も不具合が度々起こり、故障が改善するまでに時間がかかったとのことでした。
▼カバーなどのパーツ類を分解したエアコン

カバーを取り外して中を見ると、黒いプラスチックカスが所々に落ちていました。おそらくエアコン分解時の破損ですね。エアコンの修理は、メーカー経由ではなく「家電量販店」経由とのこと。「家電量販店」と契約している電気修理屋さんの仕事はこの程度。作業員の技量にもよりますが、配線コードなども乱雑にしまってありました。これではエアコンクリーニング業者の後始末と大差ないですね。
昨今では「家電量販店」もエアコンクリーニングをしていますが、契約業者が訪問して掃除をするだけの受付業務。お客様宅に訪問する業者・担当者によって、仕上がりは大分違ってきますのでご注意を。あまりいい話を聞いたことはありません。
▼エアコン全景|洗浄前・後

お掃除ユニット・リモコン受光部基盤などを分解したら、エアコン内部を徹底養生・外部も養生してから、エアコンの徹底洗浄が始まります。
熱交換器は蓄積汚れで黒ずんでおり、その上に白いホコリが薄っすらと付着しています。お掃除ユニットは故障のため交換しているとのこと・・・だからこの程度の汚れなのでしょうね。このエアコンはダストボックスのないタイプ。キッチン隣接のリビングで10年以上使用いていれば、この程度の汚れではありませんよね。
▼吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口周辺も、使用期間・設置条件を考慮したら汚れていないほうかもしれません。ただ臭いはキツイとのこと。他の部屋にもエアコンがありますが、予算の関係で使用頻度の高いこのエアコンを選択されたそうです。
いつものように、「背面パネル」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」には、カビ取り剤を噴霧して浸け置き洗浄。その後は「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、何度もメイン洗剤を重ね噴きし、洗剤成分を浸透させていきます。
洗剤成分がしっかりと作用して汚れが浮き出したら、大量のお湯を使用してエアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄。いつも通り、エアコン内部はキレイになりました。
▼フロントパネルも分解洗浄

このエアコンのフロントパネルは可動式タイプ。パネル内にも基盤がついています。軽度な汚れであればそのまま拭き取り作業で終えるのですが、キッチン隣接のため油汚れが付着していました。ご覧のように分解してから、他のパーツ同様にお風呂場で女性スタッフが洗浄しています。ちょっとした一手間だってエアコンクリーニングのポイント。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が今回の室内に残った汚水です。洗浄水(お湯)は20ℓ使用していますので、この2倍近くの汚水が室外にも排水されています。今回のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合。これなら永年の蓄積汚れ・油汚れも除去可能。徹底したすすぎ作業をしているので、洗浄後のエアコン内部に洗剤成分が残ることはありません。ご安心ください。
▼洗浄後の動作確認・乾燥作業

エアコンがしっかりと洗浄できたら、エアコンを一段階組み立てて動作確認。ご覧のように正常に動作していますよね。この後は、しっかりと乾燥作業をしてからカバーなどのパーツを組み立てます。この間はエアコンは運転したまま。動作確認を始めてから、10分位は経過しています。そして最後に、上下方向ルーバーを取り付けるとタイマーランプが点滅しはじめました。ん・・・ここでエラー?。電源を入れたり、ルーバーを外したり、取り付けたりを繰り返しましたが改善しません。
ルーバー動作不良(エラーコード:H56)
リモコンでエラーコードを確認すると、「H56」の表示。症状通りの「ルーバー動作不良」です。初期段階では問題なかったので、原因はルーバーの取り付け不良かモーター不良。しかし、ルーバーを何度取り付け直しても改善しませんでした。ルーバーは動いています、残る可能性はモーター不良ですね。このままではラチがあかないので、お客様に説明してから再分解することにしました。
まずは、コネクタの脱着で動作確認。電源を抜いて何度かチャレンジしてみましたが、タイマーランプの点滅はとまりません。モーターを直接確認してみるしか方法は残っていませんね。
▼洗浄後にドレンパンを分解

ということで、今さらドレンパンを分解することに・・・。ただ、モーター部を分解することはできませんでした。モーターは小ネジで止めてあり、当店では専用の工具を持ち合わせていません。もうメーカーに修理を依頼するしかありませんね。
ただ、一つだけ収穫はありました。分解したドレンパンをご覧ください。分解したままの状態で、一切拭き取り作業などはしていません。10年間も分解されたことのない、洗浄されたことのないドレンパン。今回はドレンパンを分解せずに、エアコン内部と一緒に洗浄しています。どうですかキレイでしょ。流石に両サイドの結束部には汚れが残っていますが、メインの受け皿部はこんなにキレイに洗浄できています。これも洗剤の洗浄力によるもの。カビ取り剤の使用やメイン洗剤に「次亜塩素酸ナトリウム」を追加配合しているからこそです。
一応モーター部にドライヤーをかけてから、再度エアコンを組み立てました。コンセントを入れてエアコンの運転、ゆっくりとルーバーが動きだします。しかし数分後、タイマーランプは点滅・・・やはり改善はしませんでしたね。ただルーバーは動いでいるので?という感じではありますが、メーカーに修理の依頼をしました。エアコンの運転には支障がないのが救いですね。
ルーバーモーターへの浸水防止策は?
今回のルーバーモーターへの水の浸水ですが、防止する完璧な方法は二つだけ。「エアコン上部の洗浄をしない」「ドレンパンを分解して、モーターも取り外してから洗浄する」前者では簡易清掃になってしまいますし、後者では作業への負担が多くなり、通常の価格帯ではサービスを提供することはできません。ただこのような故障が起きることほ本当に稀。モーターが弱っているときに起こる現象です。またエアコンの運転には支障ありませんし、モーターを交換すれば改善可能です。当店で徹底洗浄をするとこのような現象が起こることもありますので、予めご了承ください。故障の際は、責任を持ってメーカーに修理を依頼いたします。
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