渋谷区本町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、シャープルームエアコンと
東芝ルームエアコン各1台です。
シャープの古いエアコン
(訪問日:2020年1月27日)
本日は、渋谷区本町でエアコンクリーニングをしてきました。管理会社の担当者よりご連絡があり、引っ越しされたばかりの入居者よりエアコンのクレームがあったため、本日中にエアコンクリーニングができる業者を探しているとのこと。初めてのお客様ではありますが、夕方からは時間が空いていたので、当日の予約ですが受けることにしました。マンションには駐車スペースがないため、最寄りのコインパーキングに車を停めてから入居者宅に訪問です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|シャープルームエアコン|AY-HT22A-W|1997年製/東芝ルームエアコン|RAS-221S(W)|2007年製
担当者のお話によると、入居者に「エアコンがカビ臭くて使用できない」と言われたそうです。また、法人のお客様のため支払いは振込みが条件とのこと。各条件を確認し、作業終了後には報告書と請求書をmailで送信することになっています。
クリーム色のエアコン
本日のエアコンは2台。入り口のお部屋のエアコンから作業することにしました。引っ越したばかりなので荷物はなく、まるで空室のようです。これなら作業効率は抜群ですね。お部屋が汚れないように防水シートを敷いてから、道具をお部屋に持ち込みます。入居者さまは、エアコンクリーニング中は外出されるとのこと。作業終了前に電話でお呼び出しすることにしました。それではエアコンをチェックしてみましょう。
▼シャープの古いエアコン
このフォルム。この色合い。パッと見で古いエアコンだと判断できますね。年式を確認してみると1997年製。何と23年前の20世紀のエアコンです。まだまだ古いエアコンが頑張っているのですね。こんなに古いエアコンだと、しっかりと洗浄するのは難しいしょう。あっ、当店なら大丈夫ですよ。古いエアコンだって、徹底洗浄しちゃいますから・・・。
洗浄の際の注意点
▼エアコン全景(1台目)|洗浄前・後
カバーなどのパーツを分解したら、熱交換器のアルミフィンが剥き出しになってきます。これは汚れていますね。古いエアコンのためパーツの分解にも気を使います。プラスチックは劣化で脆くなっていますからね。
本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合。空室時や汚れがキツイときのMAX仕様です。古いエアコンなので、背面パネルや熱交換器背面・天面はありません。熱交換器の洗浄範囲は狭いため時間が短縮できそうですね。たっぷりのメイン洗剤を噴霧してしっかりと浸け置きしたら、大量の洗浄水ですすぎ作業です。このエアコンの洗浄水には、お湯(60度)ではなく、ぬるま湯(常温)を使用しました。このように古いエアコンには、注意することが多々あるのです。
▼吹き出し口(1台目)|洗浄前・後
吹き出し口のファン裏・ドレンパン裏にはカビ取り剤を噴霧。その後メイン洗剤をファン裏・ドレンパン裏に噴霧したら、クロスフローファンにもゆっくりと回しながら、メイン洗剤を噴霧・浸透させていきます。汚れ落ちが続くので、厨房用アルカリ洗剤も追加で噴霧することにしました。もうこのファンが臭いを吹き出すことはないでしょう。
▼洗浄後のドレンパン内部
当店では、作業効率や故障のリスクを考えてドレンパンを分解することがあります。このエアコンはリモコン受光部基盤が分解でき、端子台の位置関係にも問題がなかったのでドレンパンは分解せずに洗浄しました。上記の画像は、洗浄後のドレンパン内部です。左側はドレンホース側で右側は基盤側。左側には汚れが残っていませんが基盤側には少し残っていますね。目視できない熱交換器の真下・真裏あたりにも、この程度の汚れは残っているはずです。しかし、この汚れが原因でエアコンが臭うことはありませんので、ご安心ください。ドレンパンはエアコン内部で一番汚れやすい箇所です。新品のドレンパンに付け替えたとしても、半年もすればこの程度は汚れることでしょう。
昨今はブームのようにドレンパンの分解を勧めている業者も多くいますが、オプション料金を支払ってまでドレンパンを分解する必要があるのでしょうか? エアコンの構造を理解して洗浄していれば、洗浄中のゴミをドレンパンに溜めてしまうことはありません。ただ業者の洗浄方法によっては、洗浄中のゴミをドレンパンに溜めてしまうことがあります。そのゴミがドレンパン内部でスライムのような状態になると、その汚れが原因でエアコンが悪臭を放つことも・・・。ドレンパンを分解することが大切なのではなく、エアコンクリーニングの洗浄方法が一番大切なのです。
東芝の古いエアコン
▼エアコン全景(2台目)|洗浄前・後
こちらの東芝エアコンも実は古いエアコン。2007年製ですから、メーカーの保証期間は切れていますね。ただ、先程のエアコンを比べれば10年も新しいエアコンです。メイン基盤も湿気には強くなっていますので、洗浄水にはお湯を使用することにしました。これで洗浄力はアップですね。
▼吹き出し口(2台目)|洗浄前・後
いつものようにカビ取り剤を使用して洗浄をしています。メイン洗剤もたっぷりと噴霧。ただクロスフローファンには、厨房用アルカリ洗剤を噴霧しませんでした。何となく大丈夫な気がしたので・・・。よく見てください。現場では気づきませんでしたが、画像で見ると羽の裏が汚れているように見えます。ただ、フラッシュや影などの影響もあるので、気のせいかもしれません。何とも言えないところではありますが・・・。ただ一つ確実に言えることがあります。これが汚れだったとしても、この汚れが原因でエアコンが臭うことはないでしょう。全ての汚れが臭いを発する訳ではありません。変色などの厚みのない汚れは、臭わないことのほうが多いのです。
▼洗浄後の汚水
上記の画像が本日の汚水です。1台目の汚水が泡立っているのは界面活性剤。2台目の汚水にはありませんよね。少し後ろ髪を引かれる思いではありますが・・・。
エアコンを洗浄すると、室内の他に室外にも汚水が流れています。しっかりとエアコン内部を洗浄していると、確実に室外の汚水量の方が多くなります。ただ簡易清掃業者の場合はその限りではありません。「汚水は室内に残るバケツのみ」なんてこともあるので注意が必要。業者にエアコンクリーニングを依頼する時は、どれくらいの洗浄水を使用するのか確認しておくのも、良い業者を選択する方法の一つですね。
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