
文京区弥生で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコンと
富士通ゼネラルルームエアコン各1台です。
壁掛形エアコン用ドレンポンプキット
(訪問日:2020年1月26日)
本日は、文京区弥生でエアコンクリーニングをしてきました。前日に予約の電話が入り、なるべく早くエアコンクリーニングをしたいとのこと。予定が空いていましたので、翌日の訪問となりました。マンションの駐車スペースに車を停めて、お客様宅に訪問です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|F40TTCXP-W|2016年製/富士通ゼネラルルームエアコン|AS-J40D-W|2014年製
予約時にベッドの上にエアコンがあると相談されたので、エアコンの設置状況・ベッドの位置関係などを確認し、その場で対処方法を考えると説明してあります。ただ、本日の課題はそれだけではありませんでした。キッチン隣接のリビングに設置してあるエアコンには、壁掛形エアコン用ドレンポンプキットが付いています。
※壁掛形エアコン用ドレンポンプキットとは、ドレン水を持ち上げて、ポンプの力で圧送して排水する機器。エアコンの設置面が外壁側ではなく、建物の構造によって排水するドレン水の自然勾配が取れない場合でも、梁や柱等の障害物をかわすことができます。
ダイキンお掃除機能付きエアコン
本日のエアコンは、お掃除機能付きエアコンとスタンダードエアコンの2台。小さな女の子が近くで朝食を食べていましたので、ゆっくりと準備をしましょう。お部屋が汚れないように、防水シートを敷いてから荷物を持ち運びます。リビング設置のお掃除機能付きエアコンから洗浄を始めることにしました。
▼ダイキンお掃除機能付きエアコン

エアコンを確認するとダイキンです。前面パネルを開けるとこんな感じ。このエアコンは、お掃除ユニットの分解が簡単。これなら早く作業終わりそうですね。ササっと終わらせて次のエアコンに移動しましょう。
▼カバーなどのパーツ分解後

まずは、フィルターやカバーなどを分解しました。天井との隙間はたっぷりありましたので、簡単にエアコンカバーは外せましたね。ただ、エアコンの右側にはドレンポンプキットが・・・。厄介なものがついていますね。どうしたものか洗浄方法を思案中です・・・。
エアコンとドレンポンプとの隙間がない
▼基盤からコネクタが抜けない

しかし、洗浄方法の前にも課題がありました。エアコンとドレンポンプとの隙間がないのです。このままではメイン基盤からコネクタを抜くことはできません。基盤を全て引っ張り出すのも手間がかかりそうですね。しかし、お掃除ユニットを分解しないと徹底洗浄はできません。試行錯誤の結果、お掃除ユニット側のコネクタを抜くことにしました。この選択が一番手間のかからない方法だと思います。
右側画像のエアコン右側面の下に見えているのが端子台。このエアコンは、こんな嫌な位置に端子台があります。ドレンパン横の基盤下、この位置はエアコン洗浄中に一番濡れやい場所。徹底洗浄をすると、ドレンパンからは大量の洗浄水が勢いよく溢れ出しますからね。
※端子台の左隣にある「リモコン受光部基盤」は、内部洗浄前に分解します。

無事にお掃除ユニットは分解できましたが、まだ本日最大の課題が残っています。エアコンクリーニングは、電源を抜いてから作業しますが、それではドレンポンプが汚水を持ち上げることはできません。ドレンパンに溜まった汚水は排水できないので、一定量を超えるとドレンパンからは大量の汚水が溢れることになります。
それでは電源を入れたまま作業をしよう・・・という訳にもいきません。電源が入ったままでは故障のリスクも高まります。端子台の位置を考えれば、電源を入れたままの作業は不可。当店のようにバシャバシャと丸洗い洗浄をすると、あの位置にある端子台の水濡れを100%防ぐ保証はありません。ただ作業後に濡れていることは殆どないのですが・・・。
徹底洗浄とリスク回避を考慮すると、電源を抜いて作業するしかありませんね。ドレンパンに溜まる汚水を、何度も何度も洗い流して洗浄することにしましょう。
※洗浄前には、食事中のお嬢様に移動いただきました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口やクロスフローファンを洗浄していても、その洗浄水と汚水はドレンパン内にも溜まります。エアコン下部に噴射している洗浄水は、吹き出し口から溢れ落ちるだけではないのですよ。下から上に向けて噴射した洗浄水は、エアコン上部のドレンパンにも汚れとともに吹き上がってしまうのです。
▼洗浄後の汚水

汚れがキツかったということもありますが、このように30ℓ位の汚水が残りました。熱交換器を洗浄する度、吹き出し口を洗浄する度に、ドレンパンからは汚水が溢れます。溢れ出したらドレンパン内を高圧で噴射して、ドレンパン内に溜まったゴミや汚水を吹き飛ばしていきます。本来なら、ドレンホースを通って室外に自然に排水されている汚水を、何度も何度もドレンパンから吹き飛ばす作業を繰り返しました。ゴミが落ちてこなくなるまで洗浄しているので、これだけの汚水が残るのですね。
汚水を持ち上げて排水
▼洗浄後のエアコンとドレンポンプ

エアコン内部はキレイになりました。ドレンパン内にも汚い汚水は残っていません。しかし、これで終わりではないのです。タオルで拭きながらエアコン内部の養生を剥がし、基盤部などの浸水を確認。あれほど、バシャバシャとドレンパンからも洗浄水が溢れ出ていましたが、端子台は濡れていませんでした。しっかりと内部を養生していますからね。ただこれは結果論でしかありません。リスク回避が一番大切ですからね。それでは、リモコン受光部基盤・お掃除ユニットを組み立てて、電源を入れてみましょう。
ドレンポンプへの注水
▼ドレンパンからドレンポンプへ注水

エアコンの電源を入れると勢いよくドレン水が流れだしました。電源がエアコンと別なら楽だったのになぁ・・・と思いながらも次の工程を考えなければ・・・。次の問題は季節です。今は冬ですので使用するのは暖房だけ。これでは結露水が堪らないので、ドレン水が流れることはありませんよね。ということは、このままではドレンポンプ内には洗剤成分や汚水が多少残ってしまうことも考えられます。
ドレンポンプに洗浄水を流し込んで、ドレン水の入れ替えをする必要がありますね。基盤部を簡易養生してから、軽量カップでドレンパン直接水を流してみました。しかし、これでは手間がかかりそうです。それではと高圧洗浄機で洗浄水を噴射してみましたが、これではリスクが高いですね。ということで、噴霧器で洗浄水を流し込むことにしました。エアコンを運転させながらトータルで5ℓ位噴霧しましたので、ドレンポンプ内のドレン水も入れ替わったことでしょう。
ベッドの上のエアコン
▼富士通ゼネラルルームエアコン

上記の画像は2台目のエアコンです。当初の課題だったベッドですが、マット下のスノコは頑丈ではなかったので、マット上で作業をすることにしました。養生シートの上に防水シートを重ねて敷いてから、脚立を立てての作業となります。富士通ゼネラルスタンダードエアコンでしたので、足場の不安定さはありましたが難なく作業を終えることはできました。
本日の作業時間は約4時間。ドレンポンプさえなければ、3時間位で作業を終えられたでしょう。
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