
江東区塩浜で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝ルームエアコン2台です。
高機能エアコンの作業時間
(訪問日:2020年1月23日)
本日は、江東区塩浜でエアコンクリーニングをしてきました。2年前からのリピーター様で、一昨年はお店に設置されている高機能エアコン、昨年はお店の高機能エアコンとご自宅のお掃除機能付きエアコン、本日はご自宅に設置されている残り2台の高機能エアコンです。マンションの来客用駐車スペースに車を停めてから、お客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-225JD/RAS-636JDR|2003年製
昨年の年末にお伺いした際に、エアコンはチェック済みです。といっても簡易分解して確認した訳ではありません。エアコンの設置状況や外観をみて、多機能エアコンで且つ古いエアコンであることを認識した程度。奥様のお部屋は、お店と同様に線香を焚いているため、エアコン内部は煤で汚れていることでしょう。念の為、本日の作業時間は90分多めに設定してあります。
奥様に作業の順番を確認すると、ご自分の部屋からエアコンクリーニングして欲しいとのことでした。より高機能なリビングのエアコンからと考えていましたが仕方ありませんね。ご希望通り奥様の部屋からエアコンクリーニングを始めましょう。
線香の煤がついたエアコン
床が汚れないようにエアコン下に防水シートを敷いてから、道具の持ち込み・作業の準備を始めます。エアコン横にあるベッドに養生シートを敷いてからエアコンをチェック。このマンションは天井が高めですね。エアコンも天井に近いところに設置されているので、4段脚立で作業をすることにしました。前面パネルを開けると、予想通りフィルターには煤がギッシリと詰まっています。
▼煤がついたエアコン

フィルターをはずすと煤が落ちてきます。高いところにエアコンがあるため、ご自分でフィルターを掃除するのは難しいのでしょう。ご高齢のお客様ですので、高いところに登るのは大変ですね。このような環境下では、お掃除機能付きエアコンの方が最適なのかも知れません。定期的なフィルター掃除は不要になりますからね。お客様から「お勧めのお掃除機能付きエアコン」を聞かれましたので、私的な独断と偏見で某メーカーのエアコンをお勧めしました。オススメ理由は「ダストボックス付きであること」「ダストボックスの容量は大きめであること」「フィルター・ダストボックスの取り外しが簡単であること」この3点ですね。ダストボックスは掃除しないといけませんが、フィルターと比較すれば、長期間の掃除が不要となります。
煤汚れの洗浄
▼カバーなどのパーツ分解後

カバーなどのパーツを分解すると、熱交換器にも煤がついていますね。全体的にアルミフィンも黒く見えます。ただ大した高機能エアコンではなく、集じんユニットがついているくらい。分解にはそれほど時間がかかりませんね。この後は、集じんユニットとリコモン受光部基盤を分解してから、エアコンの内部洗浄です。
▼エアコン全景|洗浄前・後

エアコンが壊れないように内部の養生・お部屋を汚さないように外側の養生をしたら、内部の徹底洗浄を始めます。背面パネル・ドレンパンにはカビ取り剤を噴霧・浸け置き。その後、メイン洗剤をたっぷりと「背面パネル」「熱交換器背面」「熱交換器天面」「熱交換器前面「ドレレンパン」の順に重ね噴きしていきます。
たっぷりのメイン洗剤を広範囲の隅々まで噴霧して時間をかけて洗浄しているので、煤汚れていた熱交換器のアルミフィンも、ご覧のようにキレイなアルミ色に生まれ変わりました。我ながら本当にスッキリ洗浄できています。
▼クロスフローファン洗浄中

クロスフローファンにも、煤汚れが付着していますね。メイン洗剤を重ね噴きしていると、汚れが延々と落ち続けてきます。この汚れにはもっと強い洗剤が必要ですね。厨房用アルカリ剤とカビ取り剤を2段階で噴霧し、浸け置きすることにしました。まだまだ汚れが浮き出てきますね。
▼吹き出し口|洗浄前・後

ファン裏、ドレンパン裏にもカビ取り剤を噴霧・浸け置き洗浄しています。洗剤成分がしっかりと浸透・作用してきたら、大量のお湯ですすぎ作業。洗剤の持つ洗浄力でしっかりと汚れを浮かし・落としているので、ご覧のようにキレイなブルーのクロスフローファンが登場しました。しっかりと洗浄していますので、ファンには黒点すら残っていません。このクロスフローファンは、こんなキレイに色をしていたのです。
▼洗浄後の乾燥作業

しっかりと内部洗浄が完了したら、動作確認・乾燥作業。マスカーテープ・養生テープを剥がして、エアコンカバーだけの状態でエアコンを運転させます。強風で勢いよく風が吹くようになったら、エアコンを一旦とめて吹き出し口周辺の拭き取り作業。この作業を水滴が飛ばなくまで繰り返したら、エアコンを組み立てて最終の動作確認・乾燥運転です。
当店は、しっかりと洗浄作業を終えていますので、拭き取り作業でタオルが汚れることはありません。吹き出し口の細部奥までタオルをのばしても、決してタオルは汚れないのです。見えないところまで徹底洗浄できていますからね。
ここまでの作業時間は約2時間。強固な汚れだったので30分の超過です。それでは、リビングのエアコンに移動しましょう。
高機能エアコンの分解作業
▼リビングの高機能エアコン

ジャーンという感じでしょか? エアコンカバーなどのパーツを分解したら、こんな感じの内部構造でした。どうしたものか・・・覚悟はできていましたが、ここまでとは。ドレンパン前には、基盤が2箇所に分かれて鎮座しています。故障のリスクを考えれば、内部の養生でカバーできる代物ではありません。あと2時間で作業を終えることができるのだろうか? と一抹の不安は感じましたが・・・分解するしかありません。煤汚れがないのが救いですね。
熱交換器を洗浄するためには
▼基盤の分解

本日のエアコンは2台とも、他の業者でエアコンクリーニングをされたことがあるそうです。ただ一人の作業員が1台1時間位で作業を終えているとのこと。神業ですか? 魔法ですか? 呪文ですか? いいえ違います。ただの簡易清掃業者の仕業です。確実にエアコン上部はノータッチですね。
しかし、スタンダードエアコンだと思って訪問した業者に、このエアコンを分解しろというのは酷なことかもしれません。リアルな話をすると、お掃除機能付きエアコンよりも分解難易度は上です。このエアコンを分解して作業する業者はいるのでしょうか? エアコンクリーニングというよりは、エアコン修理に近い気がします。
▼高機能エアコン|洗浄前・後

しかし、分解しないとエアコン上部の徹底洗浄はできません。17年間誰も触ることのなかった「熱交換器」ですが、当店がスッキリとキレイに洗浄しておきました。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が本日の汚水です。2台ともエアコン上部をメインに洗浄していますので、バケツの汚水は少なめですね。この3倍以上の洗浄水が、エアコン上部の汚れ・洗剤成分とともに、室外にも排水されているのです。高圧洗浄機を使用して、大量のお湯を広範囲の隅々までにバシャバシャと噴射。ドレンパンからは大量の洗浄水も勢いよく溢れ漏れます。このような徹底洗浄は「徹底分解」と「徹底養生」ができていないと行えません。
本日の作業時間は4時間強。多めにとっていた想定時間より時間がかかってしまいましたね。本来のスタンダードエアコン作業時間は2時間30分。約2時間もオーバーしたということです。本日は若干マニアックな分解でしたが、単純にエアコンの汚れ具合により作業時間が超過することも・・・。当店では一切の妥協はせずに、エアコンを徹底洗浄するように努めております。前の作業状況によっては、訪問予定時刻が遅れることも想定されますので予めご了承ください。エアコンクリーニングを依頼される際は、時間に余裕をもたせた日程でお願いいたします。
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