練馬区春日町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン1台です。
お掃除ユニット分解の形跡とは?
(訪問日:2019年12月3日)
本日は、練馬区春日町でエアコンクリーニングをしてきました。今年の夏頃に他業者にてエアコンの洗浄をされているのですが、暖房使用の前にもう一度エアコンの徹底洗浄をしてもらいたいとのことです。一戸建ての一室には、日立のお掃除機能付きエアコンが設置されていました。お家前の私道に車を停められたので、荷物の移動が楽で助かります。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-S25C(W)|2013年製
お客様のお話では、当店のことは前から知っていたそうですが、夏の繁忙期はスケジュールが埋まっていたため断念。スケジュールが空いていた他の業者に、エアコンクリーニングを依頼したそうです。しかし、作業には若干の不安があったとのこと。当店のホームページに記載してある「エアコンクリーニングは、シーズンオフの冷房運転をしない時期がおすすめ」との情報を確認し、もう一度エアコンクリーニングをしようと考えたそうです。
お掃除機能付きエアコンの分解
実はこのエアコン、1年前の夏にも他の業者でエアコンクリーニングをしたことがあるそうです。アレルギー体質のお客様は、エアコンの汚れには気を使っているとのこと。了解いたしました。当店がエアコン内部を徹底洗浄していきます。業者によっては、お掃除ユニットを分解しないことがありますからね。
▼お掃除機能付きエアコンの分解
簡単ではありますが、上記の画像がエアコン分解の手順です。
①エアコン分解前
②前面パネル分解後
③本体カバー・端子台カバー・ルーバー分解後
④お掃除ユニット分解
③〜④の過程には、ある程度の経験やコツが必要なため時間がかかります。熱交換器前とドレンパン前には基盤が鎮座しており、エアコン内部を徹底洗浄するためには、ドレンパン前の基盤は全て取り外すことが必須。熱交換器前の基盤も一緒に分解するのが理想なのですが、取り外すのには端子台まで分解しないといけません。当店では、基盤をエアコンの右側面まで移動・固定し、しっかりと養生してから内部洗浄をしています。
このように少し手間がかかるタイプのため、お掃除ユニットの分解をしない、エアコン上部はノータッチの業者もいます。また、フィルターを外せば隙間が広いシンプルな形状のため、このままでも洗浄ができると思ってしまう業者もいるのでしょうね。隙間から洗浄してしまうチャレンジャーな業者もいます。そんな業者が洗浄したお掃除ユニットの裏側は、カビで真っ黒になっていることも。隙間から撒いた洗剤はキレイに洗浄することはできません。エアコンをキレイにするための洗剤が、ユニットの裏に付着したまま腐食していくのです。ただ、このエアコンは大丈夫でした。
▼お掃除ユニット分解の形跡
当店のお機能付きエアコンクリーニングは、常にお掃除ユニットの分解をしていますが、作業をしているとユニットを分解した形跡がチェックできます。業者にて洗浄したことがあるエアコンでも、お掃除ユニットが分解された形跡がないこともあますが、このエアコンは大丈夫。お掃除ユニットを分解した形跡が2箇所ありました。
左側の画像は、ドレンパン前の右側にある基盤カバーです。出荷時は白いテープで蓋が塞いでありますが、一度でも分解していればキレイに元通りということはありません。ご覧の通り、この基盤カバーのテープは剥がされていました。これは基盤カバーを外したことがあるという証拠。また右側の画像は、熱交換器前の基盤横上部です。本来通っている場所に、配線が通っていませんね。これは分解した業者が間違えたのでしょう。ただエアコンの運転には何の問題もありませんので、ご安心を。ただ、何故だか奥の方までホコリの付着がありますね。
▼吹き出し口|洗浄前・後
夏頃にエアコンクリーニングをしているので、使用期間は4ヶ月位ですよね。クロスフローファンにホコリの付着は見られますが、それほど汚れていないのでしょうか? それとも使用4ヶ月では汚れすぎなのでしょうか? 判断に悩みますね。
▼洗浄後の汚水
上記は今回の汚水です。上部からの撮影のため汚れが目立って見えますが、実際の汚水は2割引き位の色をしていました。しかし、使用期間を考えると汚れすぎですかね。エアコン上部をメインで洗浄していますので、バケツの汚水は5ℓ位。この3倍位の洗浄水が、エアコン上部の浮いた汚れや洗剤成分とともに、室外にも排水されています。
洗浄後にお客様に確認をすると、今までの業者はお風呂場を使用することはなく、カバーなどの洗浄は行っていなかったとのことでした。また、前回の業者は作業時間が早かったそうです。前述した通り、お掃除ユニットを分解した形跡はありましたが、ユニットにはホコリの付着も目立っていましたよね。恐らくですが、昨年の夏にエアコンクリーニングをした業者は、お掃除ユニットの分解は行ったのでしょう。そして、今年の夏の業者は、エアコン上部はノータッチの簡易清掃業者だったのだと思います。他業者が掃除した後のエアコンは、色々な想像ができるので楽しいですね。
▼洗浄後の動作確認中
しっかりと、エアコンの内部洗浄が終了したら、エアコンの動作確認。ご覧のように、お掃除ユニットの動作も確認しています。エアコン下部の水滴をしっかりと拭き取ったら、カバーなどのパーツを全て組み立てて、乾燥運転でエアコンクリーニングは終了。
ここで1点、本日のエアコンクリーニングには問題点がありました。エアコンの設置場所は和室で、エアコンの背面は土壁だったのです。(この土壁にも、ホコリ付着の原因があるのかも知れませんね。)当店ではエアコン内部の徹底洗浄のために、背面カバーや熱交換器背面にも洗剤を噴霧して洗浄しています。大量の洗浄水も使用していますので、設置状況や機種によっては壁側の水漏れを防ぐことはできません。エアコンの背面が土壁の場合は、洗浄水が染みとして残ってしまうこともあるのです。
お客様には作業前にご説明をして「このまま徹底洗浄を希望するか?」「背面の洗浄は行わない簡易清掃に変更するのか?」を事前に確認いたします。ただ、簡易清掃に変更して欲しいというお客様は皆無ですね。当店に依頼されるお客様は、エアコン内部の徹底洗浄がご希望ですから。
記事一覧