杉並区和泉で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
クロスフローファンの洗浄例
(訪問日:2019年11月21日)
本日は、杉並区和泉でエアコンクリーニングをしてきました。可愛い3匹の猫と暮らしている若い女性のお客様です。今月に引っ越しを済ませたばかりですが、エアコンは汚れたままとのこと。空室クリーニングでは、エアコンの内部洗浄までは行っていなかったのでしょうね。マンションには駐車スペースがないため、最寄りのコインパーキングに車を停めてからお客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-289TB-W|2010年製
エアコンを確認すると、前面パネルの付け根が欠損していました。2010年製なので、プラスチックが劣化のため硬化しているのでしょう。また外観もかなり汚れています。このマンションの空室清掃では、エアコン掃除はノータッチみたいですね。ある意味潔いです。それでは、当店が代わりに徹底洗浄していきましょう。
初めてのエアコンクリーニング
空室清掃でもエアコンクリーニングをしていないので、このエアコンは9年間ノータッチの筈です。吹き出し口の手前には拭いた形跡がありましたが、黒いクロスフローファンは、所々カビが腐食して白くなっています。作業効率を考えて、ドレンパンを分解することにしました。
▼クロスフローファン|洗浄前
これで、吹き出し口やクロスフローファンの洗浄が楽になりましたね。まずは、背面パネル・ファン裏から吹き出し口周辺にカビ取り剤を噴霧して浸け置き洗浄。その後、エアコン上部・下部の順にメイン洗剤を重ね噴きしていきます。クロスフローファンの洗浄は、手でゆっくりとファンを回しながらメイン洗剤を噴霧。洗剤成分を、ファンの羽一片一片の隅々までに行き届かせます。
▼厨房用アルカリ洗剤で浸け置き中
今回のメイン洗剤はMAX仕様です。「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合しました。しかし汚れが強固なため、メイン洗剤を何度重ね噴きしてもファンからはゴミが湧き出てきます。長年の蓄積汚れは、簡単には除去できませんね。厨房用アルカリ洗剤を噴霧して、繭玉状態にして浸け置き洗浄しておきました。この段階でも、まだ汚れが浮き出てきます。頑固な汚れですね。
▼カビ取り剤で浸け置き中
高圧洗浄機で1セット(エアコン上部・下部)のすすぎをしましたが、この段階でもクロスフローファンからは細かい汚れが落ちてきます。根深い汚れが奥にあるのでしょうね。もう一度カビ取り剤を噴霧し、繭玉状態で浸け置き洗浄することにしました。
▼クロスフローファン|洗浄後
その後は、高圧洗浄機で3セット(エアコン上部・下部)のすすぎ作業。当店のエアコンクリーニングは、エアコン内部の汚れが落ちてこなくなるまで、徹底したすすぎ作業をしているので、すすぎのセット回数や時間などはエアコンの汚れ次第。洗浄力の強い洗剤も使用していても、徹底したすすぎ作業のためエアコン内部に洗剤成分が残ることはありません。ご安心ください。ご覧のように、クロスフローファンはスッキリと殺菌洗浄されました。
▼熱交換器|洗浄前・後
熱交換器もご覧のように、キレイになりましたね。変色していたアルミフィンも、元のアルミ色に復元されています。当店の徹底洗浄で、熱交換器に染み込んでいた生活臭もシャットアウトされました。
▼エアコン|洗浄前・後
カバーやフィルターなどのパーツ類もキレイに洗浄できていますね。エアコン内部の洗浄と同時進行で、女性スタッフが丁寧にお風呂場でパーツ洗浄しています。軸が欠損していた前面パネルですが、付け根の欠けたパーツは見当たりません。修復ができないことをお客様に説明の上、養生テープで補正しておきました。
▼洗浄後の汚水
エアコン9年分の汚れが、このバケツ2杯(20ℓ)の中に収まっています。エアコンはしっかりと洗浄されていますので、元気な猫ちゃんたちも安心してお部屋で遊べますね。
エアコン背面の洗浄
ただ洗浄力の強い洗剤を使用し、ただ高圧の洗浄水を噴射するだけでは、エアコンの徹底洗浄は不可能。エアコン内部を広範囲に、隅々まで、丁寧に洗浄する必要があるのです。当店では、エアコン上部の背面・天面にもたっぷりの洗剤を噴霧し、洗剤や浮いた汚れを落とすために大量の洗浄水(お湯)も噴射。徹底したすすぎをしています。
▼壁面の養生
当店では、エアコンが故障しないように、エアコン内部を徹底養生することが可能です。だからこそ、エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄できるのです。ただここで問題があります。エアコンは電化製品のため、本来は結露などの水分には弱いですよね。それを補うために、エアコン内部には結露の逃げ口としての通気口が複数あります。ただ、その通気口を全て塞ぐことはできません。またエアコンの機種・設置不備などによっては、エアコン背面と壁との隙間が空きすぎていることもあります。当店で徹底洗浄を行う際は、エアコンの背面から洗浄水が漏れることがありますので、予めご了承ください。
今回はエアコン下に棚が設置されていたため、画像のように三重にマスカーテープで養生しました。
よくある業者のセールストークで「しっかりと養生するので、壁が汚れることはありません」こんなフレーズをよく耳にします。ちょっとビックリな告白ですよね。これは、エアコンの背面は洗浄しないという業者の宣言です。エアコンの臭いの原因が熱交換器背面にある場合、上記のような業者が何度洗浄をしても解決することはありません。「壁が汚れない作業」=「丁寧なエアコンクリーニング」ではありません。「壁を汚さないで洗浄ができる業者」=「簡易清掃業者」ということなのです。
記事一覧