世田谷区赤堤で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン2台です。
空室でエアコンクリーニング
(訪問日:2019年11月18日)
本日は、世田谷区赤堤でエアコンクリーニングをしてきました。8月にお伺いしたお客様ですが、1年未満のためリピーター割は適用されません。今回は自宅のエアコンではなく、所有の別マンション(空室)に設置されているマルチエアコン2台とのことです。事前にマンションの来客用駐車スペースを予約いただいたため、駐車場に車を停めることができました。荷物の移動が楽で助かります。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-50SXAS-W|2009年製
事前にmailにて色々と連絡をいただいています。空室のためガスが止まっている状態なので、お湯はでないとのこと。確かにお湯の方が洗浄力アップするため有難いですが、それほど問題はありません。そもそもお湯を使用してエアコンクリーニングをしている業者も少ないでしょう。
前回は初めての訪問だったため、じっくりとエアコンクリーニングを観察されていました。今回は2回目ということもあり、所用のあるお客様は外出されるとのこと。了解いたしました。戻られるまでに、エアコンを徹底洗浄しておきます。
マルチタイプのエアコン
エアコンを確認するとコンセントがありません。いわゆる200Vの直結タイプですね。よくよく確認するとマルチタイプのエアコンのようです。お客様も外出されていますので、2台同時進行で作業することにしました。
各エアコンの動作確認が終わったら、運転を停止させてからブレーカーを落とします。それでは、エアコンを分解していきましょう。
▼三菱マルチエアコン
このエアコンは、カバー下にドレンや配管が伸びているため、エアコン洗浄をすると確実に洗浄水が漏れてしまいます。マスカーテープや防水シートで床が汚れるのは防ぐことはできますが、このままの状態では化粧カバー内は水溜りに・・・。エアコンクリーニング後の水漏れ防止のために、化粧カバーを取り外してから内部洗浄を行いました。
このエアコンは、ドレンパンの分解が簡単なタイプ。内部はそれほど汚れてはいませんが、分解してから内部洗浄をすることにしました。当店は分担して作業を行っていますので、ドレンパンの分解をしても、作業時間は殆ど変わりません。分解したドレンパンは、女性スタッフが他のパーツと一緒に丁寧に洗浄しています。分解作業に若干の手間はかかりますが、作業効率が上がるため全く問題ありません。
▼吹き出し口|洗浄後
吹き出し口は、ガッツリと汚れていますね。10年来の汚れという感じで、クロスフローファンも汚れています。やはりドレンパンを分解したのは大正解。この状態ならファンも回しやすいので、洗浄がとっても楽になります。
▼カビ取り剤で浸け置き洗浄
エアコン上部の「背面パネル」とエアコン下部の「ファン裏」には、カビ取り剤をたっぷりと噴霧して、浸け置き洗浄します。その後、「背面パネル」→「熱交換器・背面」→「熱交換器・前面」→吹き出し口の順に、メイン洗剤を重ね噴き。クロスフローファンをゆっくりと回しながら、隅々までに行き渡るようにメイン洗剤を噴霧していきます。その後、追加で厨房用アルカリ洗剤も噴霧しました。
▼洗浄後のキレイなエアコン
メイン洗剤をしっかりと浸透・作用させて汚れがしっかりと浮き上がったら、高圧洗浄機で洗剤成分と浮いた汚れをすすいでいきます。たっぷりのお湯で、バシャバシャと内部を丸洗いしていきますが、大切なのは洗剤で汚れを浮かせ落としておくこと。どんなに高圧で洗浄水を噴射したとしても、汚れが浮いていなければ何ら意味はありません。お湯を使用することはできませんでしたが、エアコン2台の同時進行でたっぷりの浸け置き時間を取ることができました。これなら洗浄効果には大差ないでしょう。
▼吹き出し口|洗浄後
吹き出し口周辺もご覧の通り、見違えるようにキレイになりましたね。クロスフローファンもスッキリです。
▼ドレンパン|洗浄後
ドレンパンもキレイに洗浄できていますよ。お風呂場をお借りして、しっかりとカビ取り剤で浸け置き洗浄をしています。
吹き出し口周辺とクロスフローファンの水を拭き取ったら、ドレンパン・リモコン受光部基盤を取り付け、ブレーカーをあげて動作確認。2台同時に乾燥運転をさせます。空室ですのでお部屋に荷物はありません。余計な臭いを発するものはありませんので、徹底洗浄されたエアコンからは、爽やかな風が吹いていますね。
エアコンの吹き出し口から、水が漏れないようになったらエアコンを組み立てて、本日の作業は終了です。丁度いいタイミングでお客様も戻られました。後の乾燥運転(1時間位)はお客様にお願いしてお会計となります。本日の料金はスタンダードタイプ2台ですので、19,500円(税込)。リピーター割は、来年の8月からですね。
空室のエアコンに使用する洗剤
▼洗浄後の汚水
上記の画像が、本日の汚水です。ドレンパンを分解していますので、ドレンホースに直接流した洗剤・洗浄水以外は、すべてこのバケツに収まっています。
空室のエアコンクリーニングでは、MAX仕様のメイン洗剤を使用しています。前の居住者が使用していたエアコンには、どのような汚れや臭いが付着しているか予想はできません。また、そのような汚れや臭いのついたエアコンなんて新しい居住者は絶対に嫌ですよね。今回のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合しています。
また前述していますが、カビ取り剤や厨房用のアルカリ洗剤もエアコン洗浄に使用しています。エアコンクリーニングに強い洗剤を使用することを否定している業者も多く存在していますが、それは全くの認識不足。洗剤噴霧後のすすぎ作業に自信がない業者が語る「屁理屈」です。熱交換器のアルミフィンに、苛性ソーダや次亜塩素酸ナトリウムを原液で直接噴霧するのはNGですが、腐食防止剤が配合していたり、適度に希釈されていれば全く問題ありません。
当店は、徹底したすすぎ作業をしていますので、エアコン用に製造された洗剤であれば、どんなに強い洗剤を使用していても大丈夫。洗浄後のキレイなエアコンには、洗剤成分は残っていませんので、熱交換器のアルミフィンが腐食することもありません。洗浄後のエアコンには、「汚れ」も「臭い」も「洗剤」も残しませんので、ご安心ください。
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