
北区東十条で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン2台です。
三菱霧ヶ峰お掃除機能付きエアコン
(訪問日:2019年11月17日)
本日は、北区東十条でエアコンクリーニングをしてきました。分譲賃貸マンションには、三菱のお掃除機能付きエアコンが2台備え付けられています。マンションの来客用駐車スペースが埋まっていたので、前のコインパーキングに車を停めてから、お客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-ZW565S-W|MSZ-AH225-W|2015年製
本日の三菱お掃除機能付きエアコンは2015年製。このメーカーの分解難易度もあがってしまいましたね。ご自分で設置されたエアコンでないので、汚れ具合は未知数とのこと。了解いたしました。とりあえずエアコンを分解してから、内部の汚れ具合を確認してみましょう。
中央に鎮座するメイン基盤
少し前の機種と比較すると、カバーを分解するのも若干面倒な構造になってしまいました。メイン基盤前の正面下部のカバーは、シャープのように爪がキツく噛んでいるため、爪のかかり具合や方向などを理解していないとビクともしません。プラスチックは劣化しますので、古くなったら爪が破損するため分解も厳しくなるでしょうね。
▼カバーなどを分解した後

エアコンのカバーを分解すると、ドレンパン前にはメイン基盤が鎮座していました。パナソニックやダイキンなどにも同様のタイプがありますが、このエアコンはメイン基盤の分解が必須のようです。メイン基盤を取り外さない限り、お掃除ユニットも分解はできません。しかし、実はメリットもあるのです。左右にメイン基盤がある場合は、エアコンと壁にある程度の隙間が必要ですが、このタイプであれば隙間がなくても大丈夫。時間はかかりますがユニットの分解は可能なのです。一長一短ですね。
▼メイン基盤

上記の画像がメイン基盤。全てのコネクタを抜いて本体から取り外します。基盤と一緒に端子台の分解も必須なので、時間がかかりますね。ドレンパン前の全てのパーツを取り外したら、やっとお掃除ユニットの分解に進めます。本当に複雑な構造になりましたね。
▼分解後のお掃除エアコン

全てのパーツの分解が終わりました。前のタイプと比較すると、お掃除ユニットの分解には、3倍位の時間がかかったでしょうか。しかし、お掃除ユニットをつけたままでは、エアコン上部の徹底洗浄をできません。当店は、しっかりと分解してから内部洗浄をしていますので、ご安心ください。
リビング設置のエアコンのため、熱交換器には油汚れも付着していますね。たっぷりの洗剤と大量の洗浄水(お湯)で、エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄していきましょう。汚れていたお掃除ユニットは、女性スタッフがお風呂場で丁寧に洗浄しています。
▼吹き出し口|洗浄前

クロスフローファンには、ホコリが詰まっていますね。この状態だと風力も弱まっているかもしれません。キッチン隣接なので、油汚れがホコリを巻き込んでいるのでしょう。いつものように、ファン裏・ドレンパン裏にはカビ取り剤を噴霧・浸け置き洗浄をしてから、クロスフローファンにたっぷりのメイン洗剤を噴霧していきます。汚れがキツかったのえ、追加で厨房用アルカリ洗剤を噴霧して、クロスフローファンを浸け置き洗浄しました。
▼吹き出し口|洗浄後

ご覧のように、こんなにスッキリ洗浄できました。洗剤の力でしっかりと洗浄していますので、手の届かない奥の奥までも、しっかりと殺菌洗浄できています。ファンの目詰まりも解消されていますので、風力もアップすることでしょう。
▼洗浄後の汚水|1台目

ドレンパンの水捌けが悪かったので、ドレンホースの吸引で詰まりを解消しようと試みましたが、原因は既に設置済みの逆流防止弁の詰まりでした。逆流防止弁を分解し、汚れを取り除いてから合体させれば解決です。ドレンパンから溢れる洗浄水が多かったため、室内に残るバケツの汚水は多めとなりました。2杯目の洗浄水の色が薄いのは、徹底洗浄をした証。当店は汚れが落ちてこなくなるまで、すすぎ作業を続けています。
次は寝室設置のお掃除機能付きエアコンです。ベッドの上にあったため、マットに防水シートを敷いてから作業をしました。リビング設置のエアコンと同年度のものですが、下位機種のためエアコンの分解は容易です。ただ、マット上での作業は不安定なため困難ですが・・・。
▼洗浄後の汚水|2台目

寝室設置のエアコンですので、1台目と比較すれば汚れは軽度ですね。汚水もご覧の通り。同じお掃除機能付きエアコンですが、作業時間は1時間近く短縮されています。
▼乾燥運転中

エアコン内部の徹底洗浄が終了したら、エアコンを元通りに組み立てます。動作確認をしながら乾燥運転をさせますが、ベッド上のエアコンのため乾燥にも時間がかかってしまいます。目視できる部分の水滴を全て拭き取ってからも、しばらくは養生を外すことはできません。ご覧のようにマスカーテープも使用して、ベッドが汚れない配慮もしています。
今回の作業時間は2台で約4時間30分位でした。想定時間より30分の短縮です。寝室のエアコンの分解が楽だったのと、汚れが軽度だったからでしょうね。ただ機種や汚れ具合によっては、想定時間を超えることも多々あります。
お掃除機能付きエアコンのクリーニング
今回のエアコンは、何度か分解したことがあるタイプで初めてではありません。ただ初めましてのエアコンと出会うことも当然あります。初めてでもすんなりと分解できるものや、急に構造が変わってしまったことで手間取って分解に時間がかかってしまうことも・・・。
また、メーカーやタイプによっては分解難易度も異なるため、作業時間も大きく異なります。エアコンクリーニングが1時間で終わることもあれば、分解難易度が高く且つ汚れているエアコンの場合は、5時間かかっても終わらないことも・・・。
当店では、お掃除機能付きエアコンは一律料金となっております。エアコンの分解難易度・汚れ具合などは考慮せずの一律料金。どんなに「汚れていても、汚れていなくても」、どんなに「複雑な構造でも、簡単な構造でも」、当店の徹底洗浄後のエアコンの仕上がりは「同一品質」ということを目指して頑張っています。作業時間はあくまでも目安となりますので、予めご了承ください。
どんなお掃除機能付きエアコンでも、どんなに汚れていても短時間で作業を終える業者も存在しています。それは、洗浄ができているのではなく、業者の作業が終わっているだけ。エアコンがキレイに洗浄できている訳ではありません。業者によっては、同一料金=同一時間ということもありますので、ご注意くださいね。
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