台東区上野で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコンと
東芝ルームエアコンの計8台です。
レンタルルームでエアコンクリーニング
(訪問日:2019年11月14日)
本日は、台東区上野のレンタルルームでエアコンクリーニングをしてきました。今回で3度目の訪問となるリピーター様です。建物には駐車スペースがありませんので、エアコンクリーニングの道具を全て降ろしてから、最寄りのコインパーキングに車を駐車してきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-224CF-W|2014年製/東芝ルームエアコン|RAS-C225D(W)|2017年製
このレンタルルームのお部屋には窓がありません。また狭い各室には、シャワールームが設備されています。換気ができないためお部屋内の湿度は常に高め・・・。しかも、床材はカーペットでタオルやバスタオルなども多数置いてあります。これではホコリも舞いやすいですね。油汚れがつかないのは救いですが、エアコンの使用環境としては最悪のパターンに近いでしょう。多数の人が利用していますので、様々な悪臭の原因がエアコンには付着してしまいます。
それでは、4階のVIPルームからエアコンクリーニングを始めましょう。
タバコのヤニ臭
▼パナソニックスタンダードエアコン
毎回オーナー様から、エアコンクリーニングの順番を指示されていますが、今回は4階から下に降りながら作業をすることになりました。ご覧のようにエアコンのフィルターには、ホコリがギッシリ付着しています。
そして、エアコンを運転させると強烈な悪臭が・・・。タバコのヤニ臭です。窓のないお部屋でタバコを吸っているため、エアコンがヤニを吸い込んでいるのでしょうね。非喫煙者の私には、我慢できないくらいの悪臭です。これは徹底洗浄が必要ですね。
▼分解後のエアコン
狭いお部屋でエアコンがベッドの上にあるため、本日のエアコンクリーニングはマット上での作業です。マットがゴミや水で汚れないように、防水シートを敷いてからエアコンの分解を始めましょう。壁もマスカーテープでしっかりと養生、床やマットなどが汚れないような配慮もしています。
▼ドレンパンの洗浄
エアコンの内部・外側をしっかりと養生したら、ドレンパンの洗浄から作業を始めます。ご覧のようにドレンパンを簡易分解してから、内部にカビ取り剤をたっぷりと噴霧して浸け置き洗浄。その後、背面パネルにもカビ取り剤を噴霧して浸け置きし洗浄しています。
▼吹き出し口|洗浄前
昨年も当店にて徹底洗浄をしていますので、目視ではそれほど汚れてはいませんね。クロスフローファンにも、それほど汚れは付着していないようです。ただ臭いの原因は、見えないところにあります。吹き出し口にもたっぷりのカビ取り剤を噴霧し、浸け置き洗浄しておきました。
▼吹き出し口|洗浄後
吹き出し口周辺にメイン洗剤をたっぷりと噴霧し、洗剤成分が浸透・作用してきたら、たっぷりのお湯で浮いた汚れをすすぎます。次亜塩素酸ナトリウムの洗浄力で、吹き出し口周辺もしっかりと殺菌・漂白されましたね。
▼洗浄後のエアコン
エアコン上部の熱交換器のアルミフィンには、強烈なヤニ臭がこびりついていました。このエアコンは特に臭いがキツかったので、メイン洗剤を3ℓも使用しています。洗浄力の強いメイン洗剤をたっぷりと噴霧して、時間をかけてゆっくりと浸け置きしていますので、強烈なヤニ臭もスッキリと洗浄することができました。
▼カバーやフィルターもスッキリ
男性スタッフがエアコン内部を徹底洗浄している間に、女性スタッフが外したパーツ類を丁寧に洗浄しています。並行作業のため時間短縮できるメリットがありますが、メリットはそれだけではありません。当店では、その短縮した時間も内部の洗浄に割いているので、他業者とは全くクオリティーが違うのです。二人作業だから早く終わらせるのではなく、二人作業だからこそ「丁寧な洗浄」が基本スタンス。作業時間を有効に活用できるからこそ、あれほどのヤニ臭もスッキリと消臭できるのです。
次は3階のエアコンに移動しましょう。このお部屋に設置されていたエアコンは水漏れがあったため、昨年から新しい東芝のエアコンが設置されています。このエアコンにも漏れなくタバコのヤニ臭が・・・。
▼東芝スタンダードエアコン
前面パネルを開けると、フィルターにはたっぷりのホコリが付着していました。
▼内部洗浄前のエアコン
エアコンをしっかり分解・養生してから、当店の徹底洗浄を施工すると・・・
▼徹底洗浄後のエアコン
ご覧の通り。見違えるようにキレイなエアコンに生まれ変わりましたね。見た目だけではなく、目視できない奥の奥までもしっかりと洗浄できていますよ。
この後は隣の部屋のエアコンです。1台ずつ丁寧に、各お部屋のエアコンを洗浄していきました。
▼洗浄後の汚水
本日のエアコンで、一番の悪臭を放っていたのは1台目のVIPルームのエアコン。しかし、1台目のエアコンの汚水が一番汚れている訳ではありません。これがエアコンクリーニングの一番難しいところ。臭いと汚水が比例しないことはよくあります。しかも、一番洗浄水を使用しているのも1台目のエアコン。当店で徹底洗浄をすると、洗浄水の量と室内に残るバケツの汚水量も比例しないのです。
熱交換器に染み込んだ悪臭
エアコンの臭いの原因は、吹き出し口周辺の汚れが原因のカビ臭である場合が多いのですが、今回はそれだけではありません。目視できる吹き出し口やクロスフローファンの汚れは、簡易清掃レベルでも除去可能です。当店の簡易清掃であれば、ファンの汚れをエアコン内部に吹き飛ばすことはありませんので、単純に吹き出し口が臭いの原因の場合であれば、臭いの除去は可能となります。ただ、このような汚れ方をしているエアコンには、簡易清掃では通用しません。吹き出し口のカビ臭が完全に取れてしまうと、熱交換器に染み込んだ臭いがダイレクトに吹くようになるため、よりヤニ臭が強烈に漂うようになってしまいます。当店の簡易清掃レベルでの洗浄すらできない、素人と同然の簡易清掃業者なら最悪な状態になることでしょう。
2年前の洗浄時は、エコ洗剤である「エコクリーナー」をメインで使用していました。カビ取り剤こそ併用していましたが、熱交換器の洗浄は「エコクリーナー」のみ。洗浄後にどうしても臭いが取れない場合は、「リンダ シルバーN プラス」を追加噴霧することで対応していました。昨年は、はじめから「リンダ シルバーN プラス」をメインで使用しています。今回は「ゴールドZ(強化版)」に、次亜塩素酸ナトリウムを追加配合しました。
どんなに広範囲の隅々まで洗浄しても、どんなにたっぷりの洗剤をエアコン内部に噴霧しても、どんなに浸け置き時間をとって洗浄したとしても、どんなに高圧でたっぷりの洗浄水を噴射したとしても、使用する洗剤の洗浄力が弱ければエアコンの臭いは取れません。この現場を通して嫌という程思い知らされました。理想と現実は違いますよね。「エコ洗剤」で汚れが落ちるなんていうのは「都市伝説」です。お陰様で、他業者とは一線を画すエアコンクリーニングができるようになりました。
エアコンクリーニング業者の中には、このエアコン上部の臭いを取れない業者も多く存在しています。古いエアコンや汚れ具合によっては、エアコンの臭いは完全に取ることができないなどと、小さな文字で注意事項に記載していますが、それは単純に技術・知識不足が原因。当店なら、しっかりと洗浄・消臭できますのでお任せください。
換気できないお部屋のエアコン
換気できないお部屋で多数の人が利用する場合は、エアコンクリーニングのタイミングは1年では長すぎるかも知れませんね。締め切ったお部屋でタバコを吸っていたら、エアコンはすぐに臭いを持ってしまうことでしょう。タバコのヤニ臭は不快に感じる人が多くいます。定期的なエアコンクリーニングが必要ですね。
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