渋谷区代々木で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームと
ダイキンルームエアコンの計2台です。
2シーズン後のエアコンクリーニング
(訪問日:2019年11月9日)
本日は、渋谷区代々木でエアコンクリーニングをしてきました。昨年の5月にお伺いしたリピーター様です。マンションの来客用駐車スペースに車を停めて、お客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-220CF-W|2011年製/ダイキンルームエアコン|F28LTES-W|2010年製
9月の中旬にmailにて「エアコンから硫黄の臭いがするようになりました。まだエアコンが必要な時期で、乳児がいるため今回は1台でお願いします。」とご予約をいただきました。土日の午後を希望されているので、スケジュールの調節で何度かmailでやりとりをしましたが「においが落ち着いてきたので、やはりエアコンが必要ない時期に2台まとめてお願いしたいです。」とのご連絡があったため、オフシーズンの11月に訪問です。
それでは2シーズン頑張ったエアコンをチェックしてみましょう。まずは、寝室設置のエアコンからです。
天井高めでエアコンとの隙間は狭い
▼寝室のエアコン
こちらのマンションですが天井は高め、そしてエアコンも天井近くに設置されています。この間まで奥様は妊婦さん、今は小さな赤ちゃんもいますので、フィルター掃除は大変なのかも知れませんね。エアコンのフィルターには、2シーズン分のホコリがたっぷり吸着していました。
このエアコンは設置条件もよくありません。前回訪問時とはお部屋のレイアウトが変わっていました。エアコンの下には動かせない大きなベッドが置かれ、微妙な位置にあるためにベッド上での作業は不可能です。空いた狭いスペースに4段脚立を立てるしかないのですが、脚立をしっかりと開くスペースすらありません。不安定な状態での作業となりますが、足元に気をつけながらエアコンクリーニングを続けるしかありませんね。
しっかりと足を踏ん張ることができないのに、エアコンと天井との隙間がないのでカバーは外しにくい・・・全く好条件ではありませんね。狭い隙間に工具を挟むことで、何とかエアコンカバーは分解できました。中々しんどいですね。それでは内部の徹底洗浄をしていきましょう。
▼吹き出し口洗浄中
ドレンパン内部を確認してみましたが、それほど汚れてはいません。ドレンパンの分解は必要ないと判断し、そのままの状態でエアコンクリーニングをすることにしました。背面パネル・ドレンパン・吹き出し口にはカビ取り剤を噴霧し、浸け置き洗浄しています。
▼吹き出し口|洗浄前・後(1台目)
ご覧のように、吹き出し口はスッキリと洗浄できましたね。カビ取り剤を使用していますので、見た目だけではなく殺菌洗浄もできています。
それでは、リビング設置のエアコンに移動しましょう。
▼リビングのエアコン
やはり、リビングのフィルターも手付かずですね。キッチン隣接のため油もギッシリと付着しています。そして天井との隙間はこちらもありません。このダイキンエアコンの方が、天井との隙間がないと分解するのは大変です。エアコンの上には手が入れられないため、内側からのアプローチでカバーを外すことに・・・。ただ、脚立をしっかりと開いて固定できているので足元は安定しています。先ほどの寝室設置のエアコンほどの苦労はありませんでした。
しっかりとエアコンを分解したら、丁寧にエアコン内部・外側を養生し、徹底洗浄していきます。このエアコンは油汚れが目立っていたため、「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合したメイン洗剤を、たっぷりとエアコン内部に噴霧・重ね噴きしました。
▼洗浄後のエアコン
若干の目詰まりをおこしていた熱交換器のアルミフィンも、メイン洗剤の洗浄力でスッキリとキレイなアルミ色になりましたね。大量の洗浄水(お湯)で徹底したすすぎ作業をしていますので、キレイになったエアコン上部に洗剤成分は残っていません。洗浄後にアルミフィンが腐食することはありませんので、ご安心ください。
▼吹き出し口|洗浄前・後(2台目)
クロスフローファンの洗浄には、追加で厨房用アルカリ洗剤を使用しました。ファンにたっぷりと噴霧して、繭玉のような状態にして浸け置き洗浄をしています。吹き出し口周辺は、すべてプラスチック製の場合が多く、苛性ソーダを含んだ強アルカリ洗剤を使用しても全く問題はありません。ただ、洗剤を熱交換器裏などのアルミに吹き飛ばさない技術は必要ですが・・・。
洗剤の洗浄力をフル活用していますので、ご覧のようにスッキリとキレイな吹き出し口に生まれ変わりました。当店のエアコンクリーニングなら、タオルで汚れの拭き取り作業をする必要もありません。洗剤を噴霧・浸け置きし、洗浄水(お湯)を高圧で噴射するだけで、この通りにキレイなエアコンになります。
2シーズン後のエアコンの汚れ
▼洗浄後の汚水
2シーズンの割には汚れたエアコンでした。リビング設置のダイキンエアコンの汚水は真っ黒です。1台目には20ℓ、2台目には40ℓ位の洗浄水を使用しました。
エアコンを清潔に保つためには、エアコンのメンテナンスが大切です。お部屋を掃除することで、ホコリを舞いにくくすることができ、換気をすることでお部屋の雑菌の増殖を防ぐことができ、フィルターを掃除することで、エアコン内部のホコリの侵入を防ぐことができます。料理をするときには、レンジフードを強で動かすことも大切。料理中のその油、隣接しているエアコンが全部吸い込んでいるかも知れませんよ。
赤ちゃんがいるから「エコ洗剤」
業者やマッチングサイトなどの啓蒙活動によって、しっかりと浸透してしまったエアコンクリーニングの「エコ洗剤」使用。本気で語っている無知な業者は別としても、大半の業者は「エコ洗剤」で、エアコン内部の汚れが落とせるとは考えてはいません。それでは何故推奨しているのか? 単純に「耳当たりがよい」「お客様から受けがよい」から。それに輪をかけて、間違った情報に洗脳されてしまった「エコ洗剤」希望する「エコ信者」の消費者も増えています。負の連鎖としか言えません。また「エコ洗剤」を使用することで、業者にとっては都合の良いことも沢山あります。
しかし、当店では「エコ洗剤」は推奨していません。答えは単純「汚れが落ちない」からです。赤ちゃんの健康のためにエアコンクリーニングを依頼したのに、人や環境に優しい「エコ洗剤」を使用(希望)したので、エアコン内部に汚れや臭いが残ってしまった。これじゃ泡沫転倒ですよね。お金を払って業者に依頼した意味すらありません。
毎日とはいいませんが、毎月エアコンクリーニングをするなら「エコ洗剤」でもいいのでしょう。しかしそんな人は絶対にいませんよね。早い人でも半年だと思います。1年・2年と蓄積してしまった汚れは「エコ洗剤」などの中性洗剤では、落としきることはできません。業者やマッチングサイト発信の啓蒙活動・マインドコントロールにはご注意を。エアコン内部の見えない汚れは落ちていませんよ。
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