渋谷区西原で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン2台です。
簡易清掃1年後の徹底洗浄
(訪問日:2019年11月7日)
本日は、渋谷区西原でエアコンクリーニングをしてきました。玄関が別れているお部屋には、1台ずつダイキンのスタンダードエアコンが設置されています。指示された駐車スペースは住宅前の私道のため、車のダッシュボードに「エアコンクリーニング中」「電話番号」を記載したプレートを置いてから、お客様宅に伺いしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|F22TTES-W|2016年製
本日のエアコンは、昨年の夏前に他業者にてエアコンクリーニングをしたことがあるとのことです。洗浄後1シーズ半位使用しているということですね。息子さんが使用しているお部屋のエアコンから洗浄していきましょう。
前面パネルを開けてみると、フィルターにはホコリがついていません。キレイに掃除されているのですね。ルーバーも拭き掃除がされていました。
▼ダイキンのエアコン
エアコンの外観をみる限りでは、それほど汚れていない気がします。前の業者がしっかりと洗浄しているのかも知れませんね。とりあえず、エアコンを分解してみましょう。
エアコン内部の汚れ具合は?
▼ドレンパンの洗浄
エアコンを分解してみると、色々と解ってしまいますね。外観とは別に、隠れていた内部は汚れているようです。ところどころ外していないパーツや洗浄していない箇所もありました。見えるところはキレイに系の簡易清掃業者の仕事でしょうか?
ドレンパン内の汚れが目立っていましたので、エアコンをカバーで養生する前に、カビ取り剤を噴霧・浸け置き洗浄しておきました。この泡の力が、ジクジクと汚れに浸透していきます。
徹底洗浄するには?
▼エアコンの養生
当店の養生作業は他業者とは別物でしょう。徹底洗浄はエアコンの背面部も洗浄範囲のため、エアコンの設置状況や機種などによっては、壁には洗浄水が漏れることもあります。壁の養生だけでは不完全なため、床が汚れないようにマスカーテープで壁と床の繋ぎ目もしっかりと養生。また、エアコン内部をしっかりと洗浄するためには、しっかりと分解して、丁寧にエアコン内部を養生することも大切。リモコン受光部基盤も分解してからエアコンクリーニングをしてます。しっかりと分解・養生ができているからこそ、エアコン上部の熱交換器背面やドレンパンにも、高圧洗浄機でバシャバシャと洗浄水(お湯)を噴射することが可能なのです。
▼吹き出し口|洗浄前
エアコン上部と比較すると、エアコン下部の洗浄は簡単です。ファンモーターに洗剤や洗浄水をかけない限り、エアコンが壊れることはありません。簡易な養生でも洗浄することができるのです。また、汚れが一番目立つ場所でもあり、黒い汚水が一番でる場所。エアコンクリーニングというパフォーマンスには一番の打って付けですよね。だからこそ、ここをメインに洗浄する「スキルの低い」業者が多くなってしまいます。「エコ洗剤」の弱い洗浄力で汚れが残っていても、黒いクロスフローファンなら気づくことはありません。結果、洗浄不足により、エアコンの臭い戻りが起きてしまうのです。
▼吹き出し口|洗浄後
当店の洗浄は他業者とは異なります。ワンパターンな洗浄をするのではなく、エアコンの汚れ具合によって、使用する洗剤や洗浄方法を替えています。吹き出し口周辺の洗浄には、カビ取り剤を使用しました。ファンの洗浄には、メイン洗剤の他に厨房用アルカリ洗剤も噴霧・浸け起きしています。当店なら、表面の見える部分のみを洗浄するのではなく、目視できない裏や奥までも徹底洗浄可能。これなら無意味な「抗菌コート」は不要ですね。抗菌剤などを無駄に塗らなくても、しっかりと殺菌・滅菌できています。
▼熱交換器天面のパーツ
画像は洗浄後のエアコン上部。なかなか見る機会のない場所だと思います。ご覧のように洗浄後はこんなにスッキリとキレイになりました。当店のエアコンクリーニングは、このように見えない箇所も徹底洗浄しています。天面についている白いものは、アルミフィンの繋ぎ目にあるパーツ。ついたままの状態では、水ハネが多く洗浄が大変になります。また、パーツ真下の汚れは洗浄することができませんよね。当店では、このパーツも分解してから洗浄するように努めています。
▼洗浄後の汚水
これが今回の汚水です。1シーズ半でこれだけ汚れるのですね? 否、前回エアコンクリーニングをした業者の洗浄不足が原因でしょう。2台目のエアコンは、設置状況が悪く洗浄するのが難しい状態でした。しっかりと養生もせずに、パパッと洗浄したのかも知れませんね。1台目には20ℓ、2台目には40ℓの洗浄水(お湯)を使用して、徹底したすすぎ作業をしました。
簡易清掃業者の後始末
今回のように「他の業者でエアコンクリーニングをしたことがあります」というエアコンに出会う機会が増えてきました。5年前と言われてしまうと確認できませんが、1〜2年後位なら業者による洗浄の形跡が残っています。汚れがある場所とない場所、汚れやすい箇所と汚れにくい箇所、配線の位置や結束バンドの有無などを確認すると、前の業者が掃除をした場所、していない場所がよく判断できます。高確率で、エアコンの背面パネルや熱交換器背面は洗浄されていませんね。ドレンパンも同様。熱交換器前面のアルミフィンすら手付かずの場合もあります。ファン裏やドレンパン裏なども洗浄できていないですね。
臭い戻りの原因
エアコンを運転させた時に感じる不快なカビ臭は、エアコン下部の吹き出し口が原因です。よって、ここを一生懸命に洗浄する業者が多いのも事実。しかし、悪臭の原因はそれだけではありません。エアコン上部が洗浄不足だと、カビの臭いとは違う悪臭がすることがあります。また、本当にスキルの低い業者の場合は、クロスフローファンの汚れを吹き飛ばし、熱交換器の裏側やドレンパン裏などに貼り付けてしまうことも・・・。洗浄不足が原因のゴミや洗剤成分は、数日後には腐敗して今まで以上に悪臭がすることもあります。これは、吹き出し口が汚れていればいるほど起こる現象。エアコンの汚れや臭いを徹底洗浄するためには、業者のスキルが一番大切。価格や日程で選ぶのではなく、しっかりと情報を精査し、しっかりとエアコンクリーニングができる業者を選択しましょうね。
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