エアコンクリーニング（徹底洗浄）｜三菱ルームエアコン｜MSZ-EM28E3-W｜2015年製

本日のエアコンは、お掃除機能付きタイプです。当店では事前にメーカーや機種などを確認することは少ないため、いつもドキドキしながらのエアコンとのご対面となります。今回のお相手は三菱のお掃除機能付きエアコンでした。三菱製のエアコンは分解が容易な機種が多いため、若干の安堵感があります。それでは分解を行いましょう。

▼お掃除機能付きエアコン｜分解前

年式を確認すると2015年製でした。まだまだ新しいタイプのエアコンで、正直初めてのご対面です。なんかいつもの三菱エアコンとは雰囲気が違っていました。

▼お掃除機能付きエアコン｜分解中

カバーなどを外してみると、基盤ケースが中央にどっしりと鎮座しています。これは本当に三菱製のエアコンなのでしょうか。当然ではありますが、このままではエアコンの内部洗浄は行えません。このエアコンは、三菱製なのに分解難易度が高めのタイプのようです。

▼お掃除機能付きエアコン｜分解後

上記画像は、お掃除ユニットや基盤などを取り外した後の、丸裸状態にしたお掃除機能付きエアコンです。まさか三菱のエアコンで基盤まで外すことになるとは思ってもいませんでした。これでは難易度の高いパナソニック製の中央基盤タイプと同じですよね。しかし、当店ではこの状態になるまで洗浄は行いません。業者によってはカバーすら外さないで、エアコンクリーニングを行う輩も存在しますが、当店はしっかりと分解してからエアコン内部の洗浄を行いますので、ご安心ください。

それではエアコンの汚れを確認しましょう。使用年数は3年位と聞いていましたので、それなりの汚れなのかも知れませんが、お部屋の湿度が高めのため、エアコン内部がカビやすい環境になっているようです。

▼吹き出し口｜洗浄前

いつものように、吹き出し口周辺の洗浄には、カビ取り剤を使用しています。以前はエアコン用アルカリ洗剤のみで洗浄を行なっていたこともありましたが、洗浄後の拭き取り作業を行うと、タオルが汚れることが多々ありました。目視できない部分（ファン奥やドレンパン裏）を拭き取ろうとすると、真っ黒なカビ汚れがタオルに付着してしまいます。これでは洗浄ができているとは言えないですよね。

※メイン洗剤にも、殺菌力強化のために「次亜塩素酸ナトリウム」を追加配合しています。

▼吹き出し口｜洗浄後

上記の画像は、洗浄後の吹き出し口です。カビ取り剤でしっかりと浸け置き洗浄を行なっていますので、目視できない部分もスッキリと殺菌洗浄できています。この後、乾燥作業のためにタオルを使用して拭き取り作業を行いますが、タオルに汚れが付着することは一切ありません。吹き出し口の洗浄には、やはりカビ取り剤が必須アイテムですね。

当店では、「背面パネル」「ドレンパン」の洗浄にもカビ取り剤を使用しています。しっかりと浸け置き洗浄後、「背面パネル」→「熱交換器・背面」→「熱交換器・前面」→「ドレンパン」→「吹き出し口周辺」→「クロスフローファン」の順に、メイン洗剤を何度も重ね噴きし、エアコン内部に洗剤成分を浸透させています。

▼洗浄後の汚水

数分の浸け置き後、高圧洗浄機でたっぷりのお湯を使用して、エアコン内部をバシャバシャと、洗剤噴霧の順で丸洗い洗浄していきます。当店では、汚れが落ちてこなくなるまで徹底したすすぎ作業を行なっております。洗浄後のキレイになったエアコンには、洗剤成分が残ることはありませんのでご安心ください。

上記のバケツは室内に残った汚水です。使用年数の割には汚れていましたね。やはりお部屋の設置状況が悪いのでしょう。湿度対策のためには、お部屋の換気も大切です。1日一度は、お部屋の空気の入れ替えをすることを心掛けましょう。